ソフトバンク株式会社より、ホームルーター「Airターミナル5」が2021年10月より発売されています。
- Airターミナル5は他社と比較してどうなの?
- 三社の5gホームルーターはどれを選べばいいの?
- どれが一番早くて安いの?
- 光回線と比較してどっちがおすすめなの?
- どこで契約するのがお得なの?
ホームルーターが気になっている方は、このような疑問を持っていませんか?
同年6月4日(金)にau・UQ WiMAXから「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」、8月27日(金)にはNTTドコモの5Gホームルーター「home5G HR01」が発売され、これで三大キャリアの5gホームルーターが出揃います。この記事では三大キャリアから発売する5gホームルーターの、スペックや月額料金を比較し、どれがどのホームルーターを選ぶべきか徹底比較してみました。
ホームルーターがおすすめな人
- 光回線は引きたくない・やむをえず引けない人
- 色々な都合で引越しが多い人
- 単身赴任中などで手軽にWiFiが引きたい人
- 一人暮らししているなど大人数でWiFiを複数人利用しない人
- オンラインゲームよりネットやYouTube視聴がメインな人
コチラの記事で、疑問をすべて解決できるようにします。
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home5Gとドコモ光はどちらがおすすめ?実機レビューを基にプロが比較した正しい選び方とメリット・デメリット
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ソフトバンクエアーのスペックや料金など
まずはサクッと新型ソフトバンクエアーのスペックを解説していきます。
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Airターミナル5の基本料金や初期費用
各種料金 | |
基本料金 Air 4G/5G共通プラン | 5,368円 |
月月割(Airターミナル5) | -1,980円 |
Airターミナル割賦金(36回分割) | 1,980円 |
合計 | 5,368円 |
事務手数料 | 3,300円 |
解約金 | なし |
最低契約期間 | なし |
機種代金 | 71,280円 (36回分割・月月割で実質0円) |
スマホセット割 | 永年-1,100円 |
Airターミナル5の基本スペック
スペック | |
商品イメージ | |
名称 | Airターミナル5 |
サイズ (幅×高さ×厚さ) |
約103×225×103mm |
重量 | 約1,086g |
通信方式 | 【5G】 n77(3.4GHz・3.7GHz) 【4G】 AXGP(2.5GHz) TDD-LTE(3.5GHz) FDD-LTE(2.1GHz) |
通信速度 | 【5G】 下り最大2.1Gbps 【4G】 下り最大838Mbps |
Wi-Fi | 通信速度:最大2.1Gbps 規格:IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax 最大接続数:128 |
LANポート | 【インターフェース】 1000BASE-T/100BASE-T/10BASE-T 伝送速度:最大1Gbps ポート数:2ポート |
最大消費電力 | 36W |
5G対応エリアでの最大通信速度のため、5G非対応エリアでは4G通信速度になります。ソフトバンク初の5G対応ホームルーターとなっており、下り通信速度は最大2.1Gbpsです。
Airターミナル4/NEXTの基本料金や初期費用(26歳以上)
各種料金 | |
基本料金 Air 4G/5G共通プラン | 5,368円 |
月月割(Airターミナル5) | -1,650円 |
SoftBank Airスタート割プラス(24ヵ月) | -1,188円 |
Airターミナル割賦金(36回分割) | 1,650円 |
合計(24ヵ月間) | 4,180円 |
合計(25ヵ月目以降) | 5,368円 |
事務手数料 | 3,300円 |
解約金 | なし |
最低契約期間 | なし |
機種代金 | 59,400円 (36回分割・月月割で実質0円) |
スマホセット割 | 永年-1,100円 |
26歳以上の方がAirターミナル4/NEXTを契約した場合、「SoftBank Airスタート割プラス」が適用され、24ヵ月間の基本使用料から1,188円の割引が受けられます。さらに他社の光回線からSoftBank光もしくはSoftBank Airを申し込んだ場合、「ハッピーバリュー!キャンペーン」が適用されるため、24ヵ月間基本使用料から1,100円の割引を受けられます。
よって26歳以上のSoftBank Air最安値は24ヵ月間3,080円/月となります。
Airターミナル4/NEXTの基本料金や初期費用(25歳以下)
25歳以下の方がAirターミナル4/NEXTを契約した場合、「U25限定SoftBank Air割引」が適用され、24ヵ月間の基本使用料から2,200円の割引が受けられます。また契約事務手数料の3,300円も0円になるキャンペーンが適用されます。
各種料金 | |
基本料金 Air 4G/5G共通プラン | 5,368円 |
月月割(Airターミナル5) | -1,650円 |
SoftBank Airスタート割プラス(24ヵ月) | -2,200円 |
Airターミナル割賦金(36回分割) | 1,650円 |
合計(24ヵ月間) | 3,168円 |
合計(25ヵ月目以降) | 5,368円 |
事務手数料 | |
解約金 | なし |
最低契約期間 | なし |
機種代金 | 59,400円 (36回分割・月月割で実質0円) |
スマホセット割 | 永年-1,100円 |
Airターミナル4/NEXTの基本スペック
スペック | ||
商品イメージ | ||
名称 | Air ターミナル4 NEXT | Airターミナル4 |
サイズ (幅×高さ×厚さ) |
約225×103×103mm | 約225×103×103mm |
重量 | 約710g | 本体:約635g |
通信方式 | AXGP(2.5GHz) TDD-LTE(3.5GHz) FDD-LTE(2.1GHz) |
AXGP(2.5GHz) TDD-LTE(3.5GHz) FDD-LTE(2.1GHz) |
通信速度 | 下り最大612Mbps | 下り最大962Mbps |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax | IEEE 802.11a/b/g/n/ac IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax |
最大接続数 | 128 | 64 |
Airターミナル5の特徴5点
今作のターミナル5の特徴を5つまとめてみました。
ターミナル5の5つの特徴
- 5G対応下り最大2.1Gbpsでターミナル4と比較して2倍以上の速度
- 月月割で本体価格は3年利用で実質0円
- 独自技術のアンテナセレクションで通信が安定
- Wi-Fi同時接続可能台数は最大128台
- おなじみのコンセントに挿すだけでWi-Fi環境
特徴1:5G対応の下り最大2.1Gbpsでターミナル4と比較して2倍以上の速度
今作ターミナル5では5Gが対応しているため、5Gエリアであれば前作ターミナル4と比較して倍以上の通信速度になっています。しかし5G対応エリアでない場合の通信速度は、ターミナル4の方が最大通信速度が速いです。
Airターミナル5 | Airターミナル4 | |
5G通信速度 | 下り最大2.1Gbps | 非対応 |
4G通信速度 | 下り最大838Mbps | 下り最大962Mbps |
ターミナル4の通信速度は下り最大962Mbpsとなっていますが、対応エリアは一部地域のため、非対応エリアでは下り最大481Mbpsになっています。よって5G対応エリアであれば、間違いなくターミナル5にするべきと言えますし、5G非対応エリアであっても最大通信速度を調べてみましょう。
特徴2:月月割で本体価格は3年利用で実質0円
Airターミナルの本体価格は71,280円(税込)でかなりの高額で、分割払いだと36回で月々1,980円。月月割を適用することで月額基本料金から1,980円の割引を受けられるため、実質0円で購入できます。
しかし注意しないといけないのは、3年未満で途中解約をすると、端末代金の残債は残り、月月割の割引は終了するため1,980円×残月分の支払いが必要になります。
特徴3:独自技術のアンテナセレクションで通信が安定
Airターミナルに内蔵されているアンテナ8本から電波強度の強いアンテナ4本を自動的に選択し、通信を行う独自技術です。
これにより、今まで以上に安定した通信が可能になるということです。
特徴4:Wi-Fi同時接続可能台数は最大128台
Airターミナル5のWi-Fi接続可能台数は、ホームパーティでも開くのかと言わんばかりの驚異の128台になっており、これはドコモ「home5g」の2倍に相当します。しかしAirターミナルはモバイル回線のため、複数人が同時に利用すると、通信が混雑し不安定になります。
128人が同時利用することはまずあり得ませんし、同時接続可能台数はそこまで重要な性能ではないかもしれません。
特徴5:おなじみのコンセントに挿すだけでWi-Fi環境
ホームルーターを契約するメリットとしては、光回線のように工事の必要はなく、また最短で、契約したその日から利用することができます。しかも端末を自宅のコンセントに挿すだけという手軽さが売りの商品です。
光回線のように手間隙かけるからこそ安定感があるものの、ホームルーターの手軽さが魅力に感じる人も少なくありません。
【キャンペーン】Airターミナル4からの機種変更をサポート
Airターミナル5の提供は10月以降のため、予約開始の9月15日から「Airターミナル4」もしくは「Airターミナル4 NEXT」を新規契約/機種変更した方向けに、「Airターミナル5」の機種代金をサポートしてくれます。
■キャンペーン条件
・2021年9月15日から「Airターミナル4/4 NEXT」を新規契約もしくは機種変更する
・「Airターミナル5」へ機種変更
■キャンペーン内容
・「Airターミナル5」を購入後も「Airターミナル4/4 NEXT」の端末残債を月月割で相殺
・キャンペーン適用中にSoftBank Airを解約すると月月割は適用されなくなるが「Airターミナル4/4 NEXT」の残債分は普通為替で受け取れる
「10月に発売日まで待てない!」「予約殺到で発売日に手元に届かない」という方は、今からでも「Airターミナル4/4 NEXT」を契約しても損はないということになります。
結局Airターミナル5はどうなの?HR01とL11で比較してみた
通信会社で出揃ったホームルーターの中で、どれが一番おすすめか比較してみました。
比較した3つのポイント
- ポイント1:機種のスペック
- ポイント2:月額料金や解約金
- ポイント3:通信速度
- ポイント4:通信エリア
- 総合的におすすめホームルーターは?
ポイント1:機種のスペックを比較|Airターミナル5が勝利?
イメージ | 最大通信速度 | WiFi接続時の 最大速度 |
Wi-Fi規格 | サイズ/重量 | 同時接続台数 |
下り最大2.1Gbps 上り非公開 |
2.1Gbps | 11a/b/g/n/ac/ax ※Wi-Fi6対応 |
103×103×225mm 1086g |
最大128台 | |
下り最大4.2Gbps 上り最大218Mbps |
1.2Gbps | 11a/b/g/n/ac/ax ※Wi-Fi6対応 |
95×95×170mm 720g |
最大65台 | |
下り最大2.7Gbps 上り最大183Mbps |
1.2Gbps | 11a/b/g/n/ac/ax ※Wi-Fi6対応 |
70×124×182mm 599g |
最大32台 |
5G通信速度においてはドコモのHR01が一番最速になっていますが、あくまで理論上の数字であり、こんな通信速度は出ません。スペックだけで見るとドコモのHR01が一番通信速度が速いようにも見えますが、あまり当てにはなりませんし、Wi-Fi通信時には最大通信速度が1.2Gbpsになります。
その点、Airターミナル5はWi-Fi接続時の通信速度が下り最大2.1Gbpsとありますが、5Gエリアの一部地域での提供のため、あまり期待はできません。
またAirターミナル5の同時接続台数は驚異の128台ですが、そこまで気にする必要はありません。Airターミナル5のサイズは若干大きく重く、小さいお子さんがいらっしゃるなら、手の届かない場所に設置してあげるほうがよさそうです。
ポイント2:月額料金を比較|ドコモが勝利
イメージ | 3年実質料金 | 月額料金 | 事務手数料 | 解約金 | キャッシュバック |
SoftBank |
164,736円 | 1~24ヵ月目: 4,180円 25ヵ月目以降: 5,368円 |
3,300円 | なし | 未発表 |
178,200円 | 4,950円 | 3,300円 | なし | 【ドコモショップ】 10,000point還元 【オンラインショップ】15,000point還元 【代理店経由】 15,000円キャッシュバック |
|
172,920円 | 1~24ヵ月目: 4,620円 25ヵ月目以降: 5,170円 |
3,300円 | なし | なし | |
179,280円 | 4,980円 | なし | 1~12ヵ月目28050円 13~24ヵ月目21450円 25~36ヵ月目14300円 以降10450円 更新月:37ヵ月目 |
10,000円キャッシュバック |
3年間の実質料金はSoftBank Airが一番安くなっていますが、キャッシュバックを考慮するとドコモの「home5G」だと163,200円になるため一番安くなります。純粋な比較のためスマホとのセット割は考慮していませんが、現在使用中のキャリアに合わせることで、さらにセット割で最大1,100円の割引を受けることができます。
ポイント3:通信速度|ドコモのHR01が勝利
参考データ:みんなのネット回線速度(みんそく)
(2021年12月時点)
利用する地域によって通信速度は異なるため、あくまで参考値として捉えてください。
イメージ | 測定件数 | 平均Ping値 | 平均下り速度 | 平均上り速度 |
Airターミナル5 |
1,206件 | 37.92ms | 80.4Mbps | 7.4Mbps |
7,933件 | 54.87ms | 180.7Mbps | 20.7Mbps | |
433件 | 49.53ms | 50.9Mbps | 12.4Mbps |
エアーターミナル5は、発売して間もないのもありますが、測定件数は圧倒的にドコモが多いにかかわらず、平均通信速度も倍以上出ています。
ポイント4:通信エリアを比較|ドコモが勝利か
4Gエリアはどのキャリアもほぼ変わらず、人工カバー率99%と言われており、スマートフォンが繋がるエリアであれば間違いなく利用することができます。しかし5Gエリアでは、キャリア毎に発展途上段階になっており、現状は5Gエリアに入っていない方も、どのホームルーターを選ぶかによって、5Gエリアになるタイミングが異なります。
ここでドコモを推す理由は、ドコモは携帯キャリアの中で唯一、Sub-6の「n78:3.7GHz帯」「n79:4.5GHz帯」とミリ波として「28GHz帯」の3つの周波数帯を所持しております。下の図は、総務省が各携帯キャリアへ5G向け周波数を割り当てたものです。
一方で、KDDIとSoftBank、楽天モバイルは2つの周波数帯になっています。またドコモ以外の携帯キャリアは、「DSS(ダイナミック・スペクトラム・シェアリング)を利用し、ドコモより広い5Gエリアを展開しています。
DSSとは?
DSS(ダイナミック・スペクトラム・シェアリング)とは、既存の4G基地局から発せられる電波の中に5Gの信号を混ぜて4Gと5Gのどちらも使えるようにしたもので、利用者により早くエリアを広げられるように用いられた技術です。
しかし、ドコモの狙いはこの新しく割り当てられた周波数帯を利用することにより、より速い5G速度を展開していくこととしていますが、DSSはドコモも準備は進めており、どのタイミングでどう展開するかは検討中とのこと。
周波数帯とDSS技術を鑑みて、エリア勝者はドコモを選ばせてもらいました。
総合的なおすすめホームルーターはドコモのhome5G
スマートフォンとのセット割適用を除き、純粋にホームルーターの月額料金やスペックを比較したところ、おすすめはドコモの「home5G HR01」となりました。
ドコモhome5Gのおすすめポイント
- 最大通信速度は他社の2倍近く速い
- キャンペーン適用後の月額料金はドコモが安い
- キャッシュバックが一番高い
※SoftBank Airは未発表
現時点で言えることは、ドコモのホームルーターが最高のスペックになっており、SoftBankのAirターミナル5のキャッシュバックがどう出るかが勝負になると思います。
HR01とL11スペック
各キャリアのホームルーターのスペックをまとめてみました。
端末自体はドコモの「home5G HR01」が最高スペックに仕上がっています。
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スペック | |
通信会社 | NTTドコモ |
機種名 | HR01 |
端末価格 | 39,600円 ※36回分割で実質0円 |
サイズ | 95×95×170mm |
重量 | 720g |
通信速度 | 【5G】 受信時最大4.2Gbps 送信時最大218Mbps 【4G】 受信時最大1.7Gbps 送信時最大131.8Mbps |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11a/54Mbps IEEE802.11b/11Mbps IEEE802.11g/54Mbps IEEE802.11n(Wi-Fi 4)/300Mbps IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)/867Mbps IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)/1201Mbps |
同時接続台数 | 65台 (Wi-Fi:64台/有線LAN:1台) |
実測平均 |
スペック | |
機種名 | Speed Wi-Fi HOME 5G L11 |
端末価格 | 39,600円 ※36回分割で実質0円 |
サイズ | 70×124×182mm |
重量 | 599g |
通信速度 | 受信時最大2.7Gbps 送信時最大183Mbps |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) |
同時接続台数 | 32台 (Wi-Fi:30台/有線LAN:2台) |
実測平均 |
まとめ
SoftBank Air5Gは2021年10月に発売されましたが、それを待たずともドコモの「home5G」で十分事足ります。
最後にホームルーターについて取りまとめておきます。
ホームルーターについて知っておくこと
- 工事は必要ないが端末代金がかかる
- 端末代金は3年間利用しないと実質0円にならない
- ホームルーターは光回線ではなくモバイル回線
- 契約した住所以外では利用できない
- スマホとセットにすると月額料金から最大1,100円引き
ホームルーターと光回線の違いを知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。
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