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基礎知識を深めよう|dカードを安全に利用する方法と注意点を解説

dカード・GOLD

 

ドコモのクレジットカードサービス「dカード」は、ドコモユーザーなら必ず持っておくべきクレジットカードです。

しかしdカードに契約する際に、必ず注意しておくべきオプションがあります。

結論から申し上げると、もう気が付いている人がいるかもしれませんが、「キャッシング」と「リボ払い」です。

便利なサービスではありますが、使い方を誤ると損をしてしまうことがあります。

今回はこの2点に照準を絞って解説していきます。

 

dカードの基礎知識「キャッシング」とは?

これはdカードに限ったことではなく、クレジットカードを契約するときに必ず目にするオプションです。

一見、このサービス自体は良心的な書かれ方をされていますが、利用する場合は内容を理解しておきましょう。

キャッシング

キャッシングとは「現金を借りられるサービス」の全体のことを指します。

急に手元に現金が必要になったときに、審査によって決められた利用枠内まで借りることができます。

そして、キャッシングには「ショッピング利用枠」と「キャッシング利用枠」があります。

ショッピング利用枠

ショッピング利用枠とは、買い物時の代金をクレジット会社に立替えてもらうことです。

その立替えた代金の返済方法は、一括で返済できる他、複数回に分けて返済する方法もあります。

しかし分割で返済する場合の注意点は、手数料が発生することです。

支払回数 実質年率(%) 利用代金100円あたりの分割払手数料の額(円)
3回 12.00 2.01
5回 13.25 3.35
6回 13.75 4.02
10回 14.25 6.70
12回 14.50 8.04
15回 14.75 10.05
18回 14.75 12.06
20回 14.75 13.40
24回 14.75 16.08

20万円を10回分割にした場合

分割手数料の計算式は、200,000円÷100円×6.70円=13,400円

支払総額は、200,000円+13,400円=213,400円

月々の分割支払額は、213,400円÷10回=21,340円

このように利用額と分割回数によって、大きく手数料が発生するため、利用時には注意が必要です。

なお、一括払いにすれば手数料はかかってきません。

 

キャッシング利用枠

キャッシング利用枠とは、実際に現金を借入れできるサービスのことを指します。

キャッシング利用枠の範囲内で1万円単位で借りることができます。

dカードの場合は「キャッシングリボ」になり、借入れした金額を毎月一定額を複数回に分けて返済していきます。

キャッシングリボのメリットとしては、生活を圧迫することなく返済ができるという点がありますが、デメリットとしては利息分が付きまとうところです。

もちろん、返済金額分を一括で返済することも可能です。

 

dカードの基礎知識「リボ払い」とは?

リボルビング払いの略で「リボ払い」と呼ばれている、クレジットカードの支払方法のことです。

ブランド物の服や趣味での買い物をする際に、一括購入は正直しんどい…というとき、リボ払いを利用すれば毎月の支払額を一定にすることができるサービスです。

ドコモのリボ払いは「こえたらリボ」「あとからリボ」「店頭でリボ」という3つの方法があります。

 

こえたらリボ

リボ払い

図に記載があるように、あらかじめ決めておいた金額を超えると、超えた金額だけ翌月に繰り越されます。

資金に余裕があるときは毎月の支払額を増額し、繰り上げ返済することができ、逆に資金に余裕がないときは支払額を減額させることもできます。

ここで注意したいのは、翌月に繰り越されるたびに手数料が発生します。

手数料率 実質年率15.0%
お支払方法 あらかじめご指定のお支払いコースに基づき、お支払い期日の前々月締切日翌日から前月締切日までの期間におけるリボ払いの未決済残高に対して、弊社所定の手数料率により年365日(閏年は年366日)で日割計算した手数料(包括信用購入あっせんの手数料)と元金の合計額を弁済金として、毎月所定のお支払い日にお支払いいただきます。
お支払い日 ご利用代金は毎月15日締め切りで翌月10日(金融機関休業日の場合は翌営業日)のお支払いとなります。
リボ払いご利用枠 0~100万円

引用:dカード公式ホームページ

ちょっとお得になる場合がある?

前述したとおり、リボ払いにも手数料が発生し本来支払う金額より多く返済する必要があります。

しかしdカードの良心的なところは、リボ払い手数料が発生した月の利用代金に対し、ショッピングなどでたまる通常のポイント(100円につき1ポイント)とは別に、1,000円ごとに5ポイント進呈されます。

支払例

Ex.指定支払額3万円で5月16日から6月15日までに7万円をリボ払いで利用

■初回支払い(7月10日)

指定支払額:30,000円

手数料:無料

支払金額:30,000円

支払残高:40,000円

■2回目の支払い(8月10日)

支払金額:30,000円

手数料:82円(40,000円×0.15×5日(※)÷365日=82円)
※7月11日~7月15日分

支払金額:30,082円

支払残高:10,000円

ここで発生した手数料は82円ですが、1,000円につき5ポイントもらえるので40,000円×0.001×5ポイント=200ポイントもらえます。

少しだけお得になりますね。

 

あとからリボ

あとからリボ

こちらも図に記載があるように、1回払いや2回払いで支払った代金を「あとから」リボ払いに変更することができます。

手数料などはこえたらリボを同様です。

手数料率 実質年率15.0%
お支払方法 あらかじめご指定のお支払いコースに基づき、お支払い期日の前々月締切日翌日から前月締切日までの期間におけるリボ払いの未決済残高に対して、弊社所定の手数料率により年365日(閏年は年366日)で日割計算した手数料(包括信用購入あっせんの手数料)と元金の合計額を弁済金として、毎月所定のお支払い日にお支払いいただきます。
お支払い日 ご利用代金は毎月15日締め切りで翌月10日(金融機関休業日の場合は翌営業日)のお支払いとなります。
リボ払いご利用枠 0~100万円

 

店頭でリボ

リボ払いを取り扱っている店舗で「リボ払い」と申し出ます。

手数料や条件は「あとからリボ」「こえたらリボ」と同様です。

 

お買い物あんしん保険

リボ払いで買い物をしていた場合、良心的な保険があります。

この「お買い物あんしん保険」とは、購入日を含め90日以内に商品が盗難、破損などの偶然な事故によって損害を被った場合に補償してくれるサービスです。

補償対象者 dカード本会員・家族会員
補償内容 dカード(dカードまたはdカード GOLD)で購入した商品が、購入日を含め90日以内に盗難、破損などの偶然な事故によって損害を被った場合に補償
補償条件 dカード ・国内で購入していた場合 リボ払いor3回以上の分割払い
・海外で購入していた場合 すべての支払方法
dカードGOLD ・対象となる物品をdカード GOLDにて購入していること
・購入場所、支払い方法問わず
補償金額 dカード 年間100万円
dカードGOLD 年間300万円
自己負担額 1事故あたり3,000円

万が一のときに安心なサービスではありますが、すべての商品において対象ではありません

補償対象外となる商品

  1. 不動産、船舶(ホバークラフト、ヨット、モーターボート、水上バイク、ボートおよびカヌーを含みます。)、航空機(ヘリコプターおよび飛行船を含みます。)、自動車、自動二輪車、雪上オートバイ、ゴーカートおよびこれらの付属品
  2. 原動機付自転車、自転車、ハンググライダー、パラグライダー、サーフボード、ウィンドサーフィン、スキーおよびこれらの付属品
  3. 義歯、義肢、コンタクトレンズ、眼鏡およびこれらに類する物
  4. 移動電話・ポケットベルなどの携帯式通信機器、ポケットコンピューター・電子手帳・電卓などの携帯式電子機器およびこれらの付属品、ノート型パソコン、ワープロ専用機などの可動型電子機器(通常備え付けて使用することが想定されるものを除きます)
  5. デジタルソフトウェアのデータ
  6. 現金、小切手および手形その他の有価証券、印紙、切手、乗車券類(鉄道および船舶の乗車船券、航空機の航空券ならびにこれらの定期券)ならびに宿泊券、観光券、旅行券、旅行者用小切手、プリペイドカードその他あらゆる種類のチケット
  7. 食料品
  8. 稿本、設計書、図案、証書、帳簿その他これらに準ずる物
  9. ラジコン模型、ラジコンヘリ、無人ヘリおよびこれらの付属品
  10. 動物および植物

もちろん故意に紛失・盗難、破損させたなどの場合は、補償は効かないうえに、罰せられる可能性があるので変なことを考えるのはやめましょう。

 

クレジットカード会社の儲け方

クレジットカードを利用することで、ポイントがザクザク貯まるイメージがありますよね?

そんなにポイントを振りまいて会社経営は大丈夫?と思う人がいると思います。

ではクレジット会社がどのように経営しているかを紐解いていきます。

 

カード利用時の店舗側の手数料

いわゆる「決済手数料」というものです。

スーパーや服屋さん、居酒屋など店舗を構えるところや、オンラインでのショッピングサイトでは、クレジットカードが利用できるほうが利用者は決済しやすく利用も増えるため、クレジットカード加盟店になります。

加盟店になると利用者は増える分、カード決済手数料を支払う必要があります。

平均的な利率は3.24%

例えば10万円の決済があった場合、カード会社に支払う手数料は3,240円ということになります。

この3,240円がカード会社の売り上げになります。

カード会社の売り上げの一部がポイントとして還元される

前述したように、店舗側からもらう手数料の0.5%~をカードを利用した人にポイントとして還元されます。

つまりカード会社は身を切らずに売り上げの一部を利用者に還元しているのです。

消費者としては現金で払うより、ポイントとして返還される方が圧倒的にお得になります。

 

クレジットカードの年会費

最近では「年会費永年無料」というワードが増えてきたように思えますが、還元が良いカードほど年会費がかかります。

この年会費もカード会社の売り上げにつながっており、この利益はカードの特典をより充実させるために使われているみたいです。

 

まとめ:dカードを安全に利用する方法と注意点を解説

クレジットカードはこれだから怖い!と思っている人は、計画的に使えばまったく問題ありません。

しかしクレジットカードはカード1枚で気軽に買い物ができるうえに、今回解説した「キャッシング」や「リボ払い」は手数料がつきまとうため、本来支払う代金以上に搾取されます。

難しい計算が苦手な人は「キャッシング」や「リボ払い」は利用しないよう注意し、ただ現金で支払うよりカード払いの方がポイントが溜まるからお得!という気持ちで利用しましょう。

ご利用は計画的に。

 

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