ドコモ光・home5Gはともにドコモが提供しているサービスで、Wi-Fiが利用できるという点は同じもののまったく違うサービスです。手軽に利用できるという利点によりドコモ光からhome5Gに乗り換えている人がいるのも事実です。
この記事でわかること
home5Gとドコモ光のスペックの違い
home5Gとドコモ光は似ているようで「メロンとメロンパン」くらい違います。二つを比較してみましょう。
home5G | ドコモ光 | |
イメージ | ||
月額料金 | 4,950円 | 戸建て:5,720円 マンション:4,400円 |
本体代金 | 39,600円 ※月々サポートで実質0円 |
なし |
工事費用 | なし | 戸建て:19,800円 マンション:16,500円 ※キャンペーンで無料 |
契約期間 | なし | 2年 |
解約金 | なし | 戸建て:5,500円 マンション:4,180円 ※2022年7月1日以降に契約した場合 |
通信速度(最大値) | 【5G】 受信時最大4.2Gbps 送信時最大218Mbps 【4G】 下り最大1.7Gbps 上り最大131.3Mbps |
上り・下り最大1Gbps |
平均通信速度※1 | 下り平均:217.95Mbps 上り平均:20.23Mbps |
下り平均:270.75Mbps 上り平均:230.79Mbps |
平均Ping値※1 | 51.15ms | 19.46ms |
対応エリア | 全国 ※ドコモ携帯エリア同様 |
全国 ※NTTフレッツ光エリア同様 |
スマホセット割 | 最大-1,100円/月 | 最大-1,100円/月 |
光電話 | なし ※homeでんわ契約可 |
550円/月 |
テレビオプション | なし | 825円/月 |
※1 【参考データ】みんなのネット回線速度:2022年12月時点
home5G公式の通信速度だけで過度な期待は要注意
公式で発表されているhome5Gの通信速度は5Gエリアで5G:受信時最大4.2Gbps、4G:受信時最大1.7Gbps、Wi-Fi接続時:最大1.2Gbpsとなっていますが、あくまで理論上の数値のためこのような通信速度がでることはあり得ません。
とは言え、一般的に動画視聴する上では20Mbpsあれば十分ですし、通信速度が速いと言っている人が圧倒的に多いのは事実です。
で、みんな気になる home 5G の速度ですが... 早いですわわわ。
スクショ貼っておきます。まだポン付けですが、宅内環境を整えたらもっと出そうです。 pic.twitter.com/me5b3yTS9v
— ヽ(°▽、°) (@NIPPONPON) August 27, 2021
みんなのネット回線速度(みんそく)での平均速度情報を見てみると―——
時間帯 | Ping値 | 下り平均通信速度 | 上り平均通信速度 |
朝 | 48.86ms | 256.06Mbps | 22.09Mbps |
昼 | 52.58ms | 288.07Mbps | 22.97Mbps |
夕方 | 50.92ms | 243.3Mbps | 19.86Mbps |
夜 | 51.79ms | 202.17Mbps | 18.52Mbps |
深夜 | 49.72ms | 229.93Mbps | 22.6Mbps |
全国のhome5Gを利用しているユーザーから投稿されているレポートを、直近3ヵ月間の平均値を表しています。どの時間帯も200Mbpsを超えているため、かなり安定した速度で通信出来ていると言えます。
本体代金がかかるが実質0円で契約できる
home5Gの本体価格は39,600円(税込)です。一括で購入するほか分割での支払いも可能で、36回払いの場合1,100円/月の支払になります。
36ヵ月間1,100円/月の月々サポートによる割引が適用されるので、本体価格は実質0円になるように相殺されます。
注意ポイント
36ヵ月間以内に解約した場合、月々サポートは解約した月の前月で停止され、分割代金の残債は支払う義務があります。12ヵ月で解約した場合は、残り24ヵ月×1,100円=26,400円は支払わないといけないため、短期解約は注意。
新商品HR02はどうなの?待ったほうがいい?
ドコモにて新商品HR02が2023年3月7日より発売開始されました。HR01とスペックを比較してみます。
HR02 | HR01 | |
製品イメージ | ||
メーカー | シャープ | シャープ |
端末価格 | 71,280円 ※月々サポートで実質0円 |
39,600円 ※月々サポートで実質0円 |
月々サポート | 36ヵ月間-1,980円 | 36ヵ月間-1,100円 |
サイズ | 高さ約170×幅約95×奥行約95mm | 高さ約170×幅約95×奥行約95mm |
重量 | 約847g | 約720g |
通信速度 | 【5G】 受信時最大4.2Gbps 送信時最大218Mbps 【4G】 下り最大1.7Gbps 上り最大131.3Mbps |
【5G】 受信時最大4.2Gbps 送信時最大218Mbps 【4G】 下り最大1.7Gbps 上り最大131.3Mbps |
同時接続台数 | 66台 (Wi-Fi:64台/有線LAN:2台) |
65台 (Wi-Fi:64台/有線LAN:1台) |
主な特長 | ■ 最適なアンテナ選択による5G高速通信 ■ Wi-Fi EasyMeshに対応 ■ QRコードかんたん接続 ■ ビームフォーミング対応 |
■ QRコードかんたん接続 ■ ビームフォーミング対応 |
見た目はほぼ変わらず、スペックにも大きな違いはありません。よって、「品切れになるまではHR01でいいんじゃね?安いし。」というのが結論です。
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あわせて読みたいドコモホームルーター「home5G HR02」はHR01とどう違う?どっちを買うべき?
続きを見る
HR02の端末価格はどうなる?
2023年3月1日追記:HR02においても、月々サポート適用で実質0円になります。
本体価格:71,280円(36回分割/1,980円-月々サポート/₋1,980円)
あくまで予想ですが、新商品のHR02においても実質0円になるのではないかと思います。ホームルーター市場ではソフトバンクのSoftBank AirやWiMAXなどが競合他社として人気ですが、端末価格に足が出てしまうキャリアはありません。
つまり、本体価格を実質0円にしないと勝負にならない代わりに3年間の縛りを設けることができるため、HR01同様実質0円になる可能性が高いと考えられます。
点灯ランプが3つから5つに変更
端末についている点灯ランプのデザインが少し変わっています。
HR01では「5G/4G」「マーク」「STATUS」の3つのランプが、HR02では「STATUS」がなくなり、「SIM」「Wi-Fi」「UPDATE」の3つが加わりました。
現時点ではそれぞれのランプの違いは不明ですが、「STATUS」が分散されたことにより、ランプの点灯位置によって意味が分かりやすくなったものと考えます。
home5Gの口コミ・評判からわかるメリット・デメリット
home5Gの通信速度は賛否両論あり、モバイル回線のためやはり利用する場所や住居環境によっても左右します。良い口コミと悪い口コミで参考にしてもらえればと思います。
home5Gの良い口コミ・評判(メリット)
ドコモHome5G 4G固定
上り61Mbps過去最高。上りはいつも20Mを上回ることはないんだけど、なぜか今日は調子がいい pic.twitter.com/uhvl565KDO— 新聞配達暴威 (@shb_kabu) December 10, 2022
今日のうちのhome 5G 2022/12/12
4G 5G
下り 348.62 356.83
上り 41.47 41.73
Ping 41.90 27.90
有線LAN接続(Mbps、msec)
「みんなのネット回線速度」#home5G #ドコモ pic.twitter.com/yblSoBQhYH— 福冨 昭宏 (@AkihiroFukutomi) December 11, 2022
端末は違うけど、
povoとDocomo(mineo)とDocomo(HOME5G)と楽天モバイルでスピードテストしてみた。povo ↓11.0 ↑1.47
mineo↓52.5 ↑12.4
楽天 ↓40.1 ↑4.27
HOME5G ↓78.1 ↑12.4
※4G通信で測定この時間帯のpovo微妙?😂
やっぱりDocomoはmvnoでも安定して速い👏
pingはpovoが良いかな🤔 pic.twitter.com/gNrdmaIJuL— むぅ (@Rear_Wing) July 28, 2022
docomo HOME5Gとソフトバンクエアーだと通信速度倍以上違うなぁ。ソフトバンクエアーは通信速度にムラがあるけどdocomoは安定してるなぁ。調子がいい時のソフトバンクの2倍以上の通信速度
— mkPhD(一応) (@pootaroh89314) December 11, 2022
- 通信速度が速い
- 格安プランや格安スマホより安定して速い
- ソフトバンクエアーより2倍以上速く安定している
良い口コミからわかるのは、他社回線(光回線以外)と比較して通信速度が速いという点です。さすがドコモ回線と言ったところですが、エリアや環境によっては悪い口コミがあるのも事実です。
home5Gの悪い口コミ・評判(デメリット)
home5Gを契約してきました!
さっそく自宅でスピードテストしてみた結果・・・
光回線と比べたらすごく遅い😅
とくにアップロードは激遅ですね
ZOOMとかビデオ会議には向かないと思います
ネット見たり、YouTube見るくらいなら問題ないかと pic.twitter.com/ncyC5xmXGD— ジョニーチキン@リベ大×ポイ活×投資 (@johnnythundersz) February 6, 2022
ただ今のhome5G速度。5Gなのに遅すぎだろー。#ドコモhome5g pic.twitter.com/tIdL1NRz6B
— tarara (@tarara81566229) March 12, 2022
ドコモのホームルーター home 5G(HR01)が届いたのですが、10Mbps前後しか出ません…。
登りも遅すぎて重たい動画を挙げるのは厳しいと思います😓
やはり盆地だからこの速度しか出ないんでしょうか
詳しい方おりましたら教えてください💦🙏
設置場所は窓前に置いてます。#home5G #docomo #HR01 pic.twitter.com/1meKJoPtnM— もしたま!(もしもさいたま民が鹿児島に移住したら(仮)) (@saika_go) March 6, 2022
- 光回線より遅く特にアップロードが遅い
- 5Gでも遅いときがある
- エリアによっては窓際に置いても遅いときがある
「安定性を求めるなら光回線」なのは間違いなさそうです。利用者が多い昼間や夜間に通信速度が極端に遅くなる場合があります。home5Gと光回線は、手軽さを取るか安定性を取るかという勝負になります。
home5Gとドコモ光はこんな人がおすすめ
home5Gがおすすめな人
- 転勤や引っ越しが多いひと
- 光回線が引けない家に住んでいるひと
- 動画など重たいデータをアップロードしないひと
- 1~2名で使う予定のひと
ドコモ光がおすすめな人
- 3名以上の複数人で利用するひと
- 光エリア内でマンションに住んでいるひと
- オンラインゲームなど大容量通信を利用するひと
- テレビアンテナがないひと
- dカード GOLDを契約しているひと
転勤など引っ越しが多いひとはhome5G
home5Gは工事の必要がなく、コンセントに挿すだけで利用できます。引っ越しが多い人にとっては、光回線のようにいちいち移転先で工事の必要がなく、ドコモに設置住所を変更するだけで引っ越し先で利用できます。
一方ドコモ光の場合は、引っ越しする度に移転の手続きや工事の手配など手間がかかるうえに移転費用が発生するため、引っ越しが多い人はドコモ光はおすすめできません。
戸建て | マンション | |
エリア内の引越し (NTT東日本内・NTT西日本内) |
9,900円 | 8,250円 |
エリア外の引越し (NTT東日本⇔NTT西日本) |
19,800円 | 16,500円 |
派遣工事なし | 2,200円 | 2,200円 |
移転手数料 | +2,200円 | +2,200円 |
フレッツ光回線が引けない家に住んでいるひとはhome5G
home5Gはドコモの携帯が利用できるエリアなら問題なく利用できます。しかし、ドコモ光はフレッツ光提供エリアと同様のため、住んでいるエリアやマンションの管理会社によって導入できない場合があります。
フレッツ回線が引けない人は、NURO光やauひかりなどの独自回線を使用している光回線も検討の余地はありますが、手軽にWI-Fiを引きたい人はhome5Gをおすすめします。
動画など重たいデータをアップロードしないひとはhome5G
アップロード=上り通信速度で、YouTubeで動画配信をしている人や、動画や写真をSNSに投稿する人などは注意が必要です。速度の詳細を見てみましょう。
home5G | ドコモ光 | |
上り平均速度※1 | 20.23Mbps | 230.79Mbps |
※1 【参考データ】みんなのネット回線速度:2022年12月時点
以上のように、home5Gとドコモ光の上り速度に大きな乖離がありますが、基本的にYouTubeやSNSは「見る専門」の人はダウンロード(下り通信速度)が重要なため、あまり気にする必要はありません。
1~2名で使う予定のひと(3名以上は要注意)はhome5G
home5Gはモバイル回線を利用してWi-Fiを飛ばしており、基地局から離れれば離れるほど電波が弱くなります。
home5Gの公式ページでは、同時接続台数が65台(Wi-Fi:64台/有線LAN:1台)までと記載があるものの、利用環境によっては利用者が増えれば増えるほど不安定になります。例えば、2~3名が同時に高画質な動画を視聴すると、遅くなる(止まる)可能性が高くなります。
1名で利用するに越したことはありませんが、快適に利用できるのはせいぜい2名まででしょう。
その点、ドコモ光は光ファイバーを電柱から直接部屋まで引っ張っているため、言い換えれば基地局が隣にあるようなものです。
よって、3~5名程度の複数人での利用であれば、確実に安定した速度で利用できるので安心できます。
光エリア内でマンションに住んでいるひとはドコモ光
home5G | ドコモ光 | |
月額料金 | 4,950円 | 戸建て:5,720円 マンション:4,400円 |
home5Gとドコモ光をマンションで利用する場合、実はドコモ光のほうが安く利用できます。ドコモユーザーならセット割で最大1,100円の割引を受けられますが、これはともに同じです。
ドコモ光が利用できるマンションで少しでも安く利用したいなら、ドコモ光をおすすめします。
マンションがVDSLならhome5G
【VDSL方式とは?】
VDSL方式の受信時最大通信速度は100Mbps(実際には40Mbps~70Mbps程度)となり、マンションなどの集合住宅に住んでいる場合、電話回線を各部屋に分配しているため、光回線より速度が低下してしまいます。
この場合はhome5Gのほうが通信速度が速い可能性があるので、まずは自宅のエリアを調べることからおすすめします。
オンラインゲームなど大容量通信を利用するひとはドコモ光
オンラインゲームとひとえに言っても、スマホやPC、Nintendo Swichなど様々なデバイスがあり、ゲームの種類も様々です。オンラインゲームで必要な平均的な数値は以下を参考にしてください。
最低通信速度 | 快適通信速度 | |
下り通信速度 | 20Mbps | 30Mbps |
Ping値 | 50ms | 15ms |
下り通信速度では、20~30Mbpsがオンラインゲームを利用するにあたり必要な速度です。意外と「こんなもんか。」と思える数値ですが、ここで重要なのがPing値(応答速度)です。
Ping値とは?
ping値(ピング値)は、相手先にデータを送信してから返るまでの往復時間を表した数値です。数値が低ければ低いほど速いということになります。オンラインゲームに限らずインターネットを利用する場合、反応の速さによって表示速度はまったく違います。
オンラインゲームの場合、Ping値が高いとその分タイムラグが起こってしまうため、こちらのプレイが即座にゲームに反映しないことが起こり、カクカク動いたりとゲームを楽しめない要因になります。
ではここで両者の下り通信速度とPing値を思い出してみましょう。
home5G | ドコモ光 | |
平均通信速度※1 | 下り平均:217.95Mbps | 下り平均:270.75Mbps |
平均Ping値※1 | 51.15ms | 19.46ms |
※1 【参考データ】みんなのネット回線速度:2022年12月時点
home5Gの下り通信速度は心配する必要はなさそうですが、Ping値に関しては懸念してしまう数値です。オンラインゲームをする人はドコモ光を選びましょう。
テレビアンテナがないひとはドコモ光
これは戸建ての人に限りますが、普段当たり前のようにテレビが観れるのは「アンテナ」「ケーブルテレビ」「光回線」によって観ることができています。テレビアンテナがない人は「ケーブルテレビ」か「光回線」で観ることができています。
しかし後者の場合、home5Gはテレビの契約ができないため、光回線からhome5Gに乗り換えてしまうと地デジが観られなくなってしまいます。
home5Gでテレビを観る方法
大きく2つ方法があります。
- テレビアンテナを設置する
テレビアンテナを設置すれば光回線がなくてもテレビが視聴可能となります。アンテナ設置の相場は3万~6万と幅広く、地デジのみか衛星放送などによって様々です。 - ケーブルテレビを契約する
ケーブルテレビは基本的にネット契約が必要になりますが、J:comなどのサービスはプランによってテレビのみ契約することができます。
メリット | デメリット | |
アンテナ | ・ランニングコストがかからない | ・設置費用が高い ・天候によって品質が悪くなる ・アンテナが倒れる/故障すると費用がかかる |
ケーブルテレビ | ・導入費用が安い | ・ランニングコストがかかる ・回線によって品質が悪くなる |
上記のほかに。ワンセグ/フルセグでテレビを観る方法もありますが、最近はスマホに搭載しておりません。どうしてもワンセグ/フルセグで観たい場合はワンセグチューナーを利用する方法もあります。
しかし、最近ではYouTubeやVODなど動画コンテンツ需要が高くなってきていることもあり、テレビ離れをする人が多いのも事実です。テレビ契約は必要ないという人は、home5Gの導入も選択肢の一つです。
dカード GOLDを契約しているひとはドコモ光
これは通信速度や手軽さなど一切考えず、ランニングコストを重視している人向けです。
dカード GOLDを契約している場合、ドコモの利用料金に対して10%※1のポイント還元を受けられます。dカード GOLD契約者がドコモ光を契約していればドコモ光利用料金においても10%のポイント還元になり、「ドコモ光×dカード GOLD」のセットは人気の鉄板コースです。
※1 毎月のドコモのケータイ/「ドコモ光」ご利用料金1,000円(税抜)ごとに税抜金額の10%ポイント還元/ahamoをご契約の方は、「ドコモ光」ご利用料金のみ10%ポイント還元
例 | ポイント付与数 |
ドコモ利用料金:7,500円 | dポイント:700pt/月 |
ドコモ光料金:5,720円 | dポイント:500pt/月 |
合計 | 1,200pt/月 |
一方home5Gは、あくまでスマホ同様の回線契約扱いとなるため、dカード GOLDの10%ポイント還元の対象外となります。例えばdポイントを含めた実質負担金を計算してみると…
home5G | ドコモ光 | |
月額料金 | 4,950円 | 5,720円 |
dポイント還元 | 0pt | 500pt |
実質負担金 | 4,950円 | 5,220円 |
home5Gとドコモ光の料金差がたったの270円に縮まるため、dカード GOLDを契約している人はドコモ光をおすすめします。
home5Gの開封から接続まで
home5Gを購入したので開封していきましょう。
同梱品のご紹介
home5Gの中身はこんな感じです。
home5Gの同梱品
- home5G本体
- SIMカード
- 説明書
- ACアダプタ
- LANケーブル
中身はいたってシンプルで、必要最低限のものしか入っていません。基本的に本体・SIMカード・ACアダプタの3点で利用可能ですが、LANケーブルは通信を安定させたいときに使用できます。
今回は無線LANで使用します。
SIMの入れ方~電源立ち上げ
SIMカードを入れる方向は上の画像のとおり、SIMの角が欠けている部分が右上に来るようにします。SIMのトレイはありませんので、そのまま入れれば問題ありません。
次にACアダプタを装着します。
解説する必要もありませんが、丸形がACアダプタ、その上がLANケーブルの差し込み口です。ではACアダプタをコンセントに入れてみましょう。
画像のように3つのランプが点灯し始めます。
SSIDとパスワード底面
home5GのSSIDとパスワードは底面に記載されています。画像のようにSSIDには「2.4GHz」と「5GHz」の2種類があります。どちらを利用すれば良いかと言うと基本的に5GHzで問題ありません。
それぞれの特長は以下のとおりです。
2.4GHzと5GHzの特長
2.4GHz:離れた場所でも電波が届きやすいが、テレビや電子レンジなどの家電も同じ電波を使用しているため電波干渉(電波がぶつかり合い影響を及ぼすこと)が起こりやすい。
5GHz:電波が届く範囲はせまいが、電波自体が強いため電波干渉が起こりにくい。通信速度が速く安定している。
以上のことから5GHzから接続してみて、万が一つながらない場合は2.4GHzに変えてみましょう。
【実体験レビュー】home5Gで同時接続してみた
home5Gを実際に使ってみた実体験レビューです。利用場所や接続台数など利用者によって様々ですが、参考にしてもらえればと思います。
検証条件・環境は以下のとおりです。
条件・環境 | 詳細 |
検証場所 | 大阪府大阪市 |
同時接続台数 | 3台 (PC1台・スマホ2台) |
検証内容 | YouTube同時接続(高画質1080pで視聴) ネット接続(当サイト) |
検証時間 | 朝7:30前後 夜21:30前後 |
home5Gの設置場所 | 窓から3m程離れた場所 |
YouTube動画は3台までが限界
時間は夜9時半ごろ(BOSEのスピーカーの時計は狂ってます)にテスト開始。夜9時台はいわゆるゴールデンタイム(ユーザーが多い時間帯)と言われており、通信速度が遅くなる傾向があります。
YouTubeの画質を高画質の1080pに設定し、スマホ2台とPC1台で接続開始しました。
なお、YouTubeなど動画視聴に必要な通信速度は一般的に20Mbps程度と言われているため、このくらいの通信速度があれば快適に観ることができると思います。しかし、4台目からやはり映像がすぐ止まってしまったため、3台までが限界と判断します。
WEBサイト接続はさくさく使える
今度は朝7時台(相変わらずBOSEのスピーカーは時計が狂っている)にインターネット接続をテストしました。結論、どのデバイスも滞りなくWEBサイトへの接続ができたものの、4台目を接続した状態ではやはり速度は遅くなりましたがつながらないほどではありませんでした。
WEBサイトは開くページによって重さが様々ですが、動画と比較して軽いため基本的には問題なく利用できると思います。
3日間制限はあるの?
スマホやポケットWi-Fiによくあるのが3日間制限で、3日間で大容量(一般的に3日間で10GB~15GB)通信した場合に制限を設けているキャリアがあります。ドコモ公式HPにも以下の記載があります。
具体的にどのくらい通信すればよいのかまでは記載はないものの、3日間制限はあるようです。しかし、筆者が試したテストに関して言うと、主にYouTube動画を上記デバイス3台で3日間試してみましたが、特に通信速度に遅延は感じられませんでした。
結論1~2人暮らしなら問題なく使える
1~2人暮らしであれば、利用する端末は2台~3台くらいまででしょう。ひとり暮らしであればなお安定感は増しますが、二人程度なら問題なく利用できそうです。
利用する周波数は5GHzを選ぶのをおすすめしますが、1LDK程度の広すぎない家におすすめです。戸建てはもちろん、マンションでも3LDKくらいの広さがあると5GHzでは電波が届きにくい可能性があり、広い範囲でつながる2.4GHZでは電波強度が少々心許ないかと思います。
このように、必ずしも全員におすすめできるわけではなく、少人数で広すぎない家に住んでいる人なら断然おすすめできます。
home5Gを解約したら端末は再利用できる?
結論、再利用できます。
「home5Gを購入したけど光回線にした」「転勤期間が終了して利用しなくなった」など使い道がなくなった際に誰かに譲渡することも可能です。
ということは、端末を購入せずにhome5Gの契約ができることになります。ホームルーターの代表格であるSoftBank Airの場合では、解約したら再利用は不可となるため、そういう点ではhome5Gの方が利点があります。
home5Gを再利用できるメリット
home5Gを解約したあとに再度契約したい場合に、本体を買う必要がないという大きなメリットがあります。つまり、home5Gには元々契約の縛りがないため、手軽に契約でき手軽に解約することもできます。
本当に短期間だけ使用したい際に、使わなくなった人から譲り受けられるというメリットがあります。
home5Gを再利用するデメリット
デメリットで言えば、正規で契約する際に付けられる「ケータイ補償サービス」を含む「home5Gパック」の加入ができないという点です。万が一「本体が落下し壊れた」「水がかかって壊れた」など端末が故障した場合、修理代金が高額になってしまうことは忘れないでおきましょう。
home5G契約前に知っておきたい電波の仕組み
ホームルーターはモバイル回線のため、光回線ほどの安定性が懸念されます。建物の外壁や基地局との距離、天候によって、通信速度が一定に保つことはできません。
ここからはhome5Gを利用する前に「知っておきたい電波の仕組み」について解説していきます。
モバイル回線とは?
モバイル回線とは、スマートフォンと同様、基地局からの電波をキャッチして通信が行える仕組みを指します。基地局からの電波はあらゆる障害物を乗り越えて、スマートフォンに届きます。基地局からの電波は遠ければ遠いほど、障害物が多ければ多いほど微弱な電波になります。
電波は建物の外壁に影響する
電波の特性上、紙・木・ガラスは貫通するものの金属は跳ね返してしまいます。建物の外壁が鉄筋コンクリートであれば、中まで入り込める電波は弱まってしまいます。
ガラスは電波を貫通してくれますが、例えば窓ガラスに遮光カーテンや網ガラスなどを施している場合、電波の妨げになってしまいます(スマホが問題なく利用できているなら気にする必要なし)。
また電波は障害物(ビルなどの建物)にぶつかると、障害物の裏側に回り込む性質があります。障害物にぶつかった電波は分散→回り込むため弱くなってしまいます。
電波は基本的に下向きに出ている
基地局の電波は基本的に下方向に出ているため、高層マンションに住んでいる人は電波が届きにくい場合があります。また高層階は電波を遮断するものがないため、電波干渉が起こりやすく品質が落ちる場合もあります。
じゃあ基地局より低い家(一戸建てなど)に住んでいたら問題はないのかと言うと、100パーセント大丈夫とは言い切れません。例えば2階はつながりやすいけど1階はつながりにくいということもあります。理由は隣接している住居が障害物となり電波が回り込んでしまい、1階への電波の質が悪くなることが原因です。
光回線が安定している理由は?
光回線は基地局から電波を受信するのではなく、光ファイバーというインターネット回線を電柱から部屋の中まで引きこみ、直接ONU(回線終端装置)⇒Wi-Fiルーターに繋げるため、安定したインターネット環境を作ることができます。
しかし、いくら光回線であっても、混み合う時間帯や利用者数によって不安定になることもありますが、モバイル回線より安定しやすいのは間違いないでしょう。
インターネットをより安定して利用したい場合、設置するWi-Fiルーターによって左右されるため、利用人数・利用環境を把握してルーターを用意しましょう。
お得にhome5Gを申し込むならどこがおすすめ?
home5Gは申し込む窓口によってキャンペーンが異なります。これから解説する窓口は、インターネット専用窓口として同商品を取り扱っており、キャッシュバック金額も高額な代理店です。本記事では代理店3社とドコモ公式を比較していきます。
申込窓口 | キャッシュバック | 受取時期 | 3年間実質月額料金 |
GMOとくとくBB | AMAZONギフト 20,000円分 |
4ヵ月後 | 4,450円 |
NNコミュニケーションズ | 現金10,000円 | 1ヵ月後 | 4,672円 |
ITX(アイティーエックス) | 現金10,000円 | 2ヵ月後 | 4,672円 |
ドコモオンラインショップ | dポイント15,000pt ※期間・用途限定 |
4ヵ月後 | 4,672円 |
ドコモショップ店頭 | dポイント10,000pt ※期間・用途限定 |
4ヵ月後 | 4,672円 |
このように、代理店経由で申し込むほうがお得になることが分かります。また申し込む窓口を選ぶポイントとして必要なことは―—
- キャッシュバック金額がお得か
- 受け取り条件はあるか
- 受け取り時期は早いか
- 申込方法は簡単か
- 信頼できる窓口か
以上の5つのポイントで比較した申込窓口の特長を、以下にて解説していきます。
総合第1位:GMOとくとくBB
評価 | 理由 | |
お得感 | home5Gを取り扱う窓口の中ではトップの高額キャッシュバックなので、AMAZONを利用している人なら迷わずGMOとくとくBBがおすすめ | |
受取条件 | 申込時に登録したアドレス宛にメールが届くだけ | |
受取時期 | 4ヵ月後と少し遅め | |
申込方法 | 申込書の記入が少し面倒くさい | |
信頼性 | ドコモ光で人気のプロバイダで26年もインターネット業界でサービスを提供し続けているため信頼性は抜群 |
GMOとくとくBBでは、AMAZONギフト券が20,000円分もらえるため、ご紹介する窓口の中ではキャッシュバック金額が一番高い代理店です。AMAZONをよく利用する人なら大きなメリットとなります。
またGMOとくとくBBは、ドコモ光のプロバイダやGMOとくとくBB光というコラボ光事業者を手掛けており、2年連続でお客様満足度No.1を受賞しています。26年もサービスを提供し続けているインターネットグループのため、安心できる代理店です。
振り込み時期が開通月の4ヵ月後のため少々遅い点はありますが、AMAZONをよく利用する・安心して申込みたいという人にはおすすめです。
\最大キャッシュバックを受け取るなら/
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あわせて読みたいGMOとくとくBB光の評判はどう?他社比較して分かったメリット・デメリットを徹底解説!
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総合第2位:NNコミュニケーションズ
評価 | 理由 | |
お得感 | 現金として受け取りたいならNNコミュニケーションズ | |
受取条件 | 申込時に電話で指定の振込口座を伝えるだけ | |
受取時期 | 最短1ヵ月で一番早い | |
申込方法 | 申込書の記入が少し面倒くさい | |
信頼性 | auひかり公式代理店としてKDDIから14期連続で表彰 |
NNコミュニケーションズ経由から申し込むと、10,000円が現金で振り込まれます。しかも申込窓口としては一番早い最短1ヵ月で進呈されるため、現金で早くキャッシュバックがほしいという人におすすめです。
またNNコミュニケーションズは、auひかりの公式代理店としても有名で、顧客満足度・受注品質においてKDDIから14期連続で表彰されている代理店です。home5Gの取り扱いは2022年8月からで開始して間もない会社ですが、信頼度としてはまったく問題ないでしょう。
\現金1万円を最短で受け取るなら!/
総合第3位:公式ドコモオンラインショップ
評価 | 理由 | |
お得感 | dポイント15,000ptもらえるが、期間・用途限定ポイントのため有効期限は6ヵ月間と短い | |
受取条件 | 受取条件なし | |
受取時期 | 4ヵ月後と少し遅め | |
申込方法 | 書類の記入は必要なし!すべてWEB上で完結 オンラインが苦手な人にはデメリットかも |
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信頼性 | ドコモ公式の信頼性 |
ドコモオンラインショップでは、15,000円分がdポイントとして付与されます。dポイントは期間・用途限定ポイントのため、有効期限は進呈月を含む6ヵ月間と短め。
しかし、ドコモオンラインショップの魅力は手続きがすべてWEB上で完結できるという点です。WEB上で完結できるメリットは、申込書が届くまでの期間や記入がいらないため、home5G本体が届くスピードが一番早いというところです。
逆にデメリットはWEBでの受付が苦手な人は、上記代理店からの申し込みか、ドコモショップ店頭での申し込みをおすすめします。
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筆者はランキング外のITXで申し込んでいたという…
筆者はITXで申し込みました。理由はhome5Gのサービス開始時期にITXしかなかったから(GMOもあったかもしれないが覚えていない)。参考として手順を解説していきます。
ITX(アイティーエックス)の申込手順
ここからはITXでの申し込み手順を解説していきますが、GMOとくとくBB経由やNNコミュニケーションズ経由も差ほど手順は変わりません。
step
1WEB申し込みフォームに入る
右上の青い「Web申し込み」ボタンを押します。上の図はPCサイトで載せています。
▼ ちなみにスマホはこんな感じ ▼
PCサイトもスマホサイトも差ほど変わりません。
step
2【3分で完了】必要事項を入力
入力内容は簡単で、名前・メールアドレス・連絡先番号・設置場所住所を聞かれるくらいです。しばらくすると連絡先番号に電話がかかってきます。
step
3必要事項を記入する
WEB申し込み・電話の数日後にレターパックに入った数枚の申込用紙が届きます。
「発送前の最終確認シート」「ドコモからのご案内(重要説明事項)」「home5G申込書」「概算料金シート」「返送用封筒」などが封入されています。
「概算料金シート」に記載の料金を確認していきます。「必要書類チェック兼支払方法申込書」では、本人確認書類の種類や、毎月の支払方法など必要な項目にチェックを入れていきます。
home5Gの申し込みは新規契約になるため、運転免許証などのコピーや支払方法を決める必要があります。クレジットカード支払いにすれば追加の書類は必要ないのでおすすめです。口座振替の場合、すでにドコモを利用しており、支払いの代表者と同一名義であれば必要ありません。
step
4書類の発送
必要書類をすべて返送用封筒に入れ発送します。とくに不備がなければ2週間程度で届きます。
まとめ
今回は、ドコモのホームルーターhome5Gか、ドコモ光のどちらを選ぶべきか解説しました。メリット・デメリットは人それぞれの環境下で分かれると思いますが、手軽にWi-Fiを導入したい人におすすめです。
本記事でも解説した内容を以下にまとめました。
home5Gにすべき人
- 転勤など1~2年で引っ越すことがあるひと
- 一人暮らし、あるいは二人暮らしのひと
- スマホはネット検索、SNS、YouTubeが中心なひと
- 工事なしで手軽にWi-Fiを引きたいひと
ドコモ光にすべき人
- 家族3人以上でのWi-Fiを利用するひと
- オンラインゲームなどの大容量通信をするひと
- すぐに引っ越す予定がないひと
- dカード GOLDを契約しているひと
正直、現在ドコモ光などの光回線を引いているならhome5Gにするメリットはありません。入学や転勤など一人暮らしをする場合や、現在光回線を引いていない人におすすめできます。
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