NTTドコモより、2022年1月19日(水)より持込端末でも「ケータイ補償サービス(以下ケータイ補償)」の提供を開始します。
従来は、新規契約や他社から乗り換える際に、ドコモ端末を同時に購入する人のみにサービスを提供しており、持込端末にはケータイ補償は契約できませんでした。
本サービス開始により、対象端末であれば持込端末であっても契約ができるようになります。
今回は、持込端末向けケータイ補償と、従来のドコモ端末購入者向けケータイ補償との違いや注意点を解説します。
またケータイ補償サービスのほかに、サードパーティー保険として最大10万円の補償をしてくれる保険会社があります。
詳しくは下記をご参照ください。
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まずはおさらい!ケータイ補償とは?
ドコモが提供するケータイ補償とは、補償されている端末が水濡れや画面割れ、紛失などのトラブル時に、1年間に2回まで交換品が準備される補償です。
原則、同一機種・同一カラーになり、同機種の在庫がドコモにない場合のみ類似品になります。
また交換される端末は、新品同様のリフレッシュ品になり、申し込んだ日から翌日~翌々日以内に到着します。
持込端末ケータイ補償内容と注意点を解説
では早速ですが、持込端末ケータイ補償のサービス内容と注意点を見ていきましょう。
サービス概要 | |
提供開始日 | 2022年1月19日~ |
サービス加入対象者 | 新規契約・他社からの乗り換え |
月額料金 | 550円~1,100円(税込) ※機種によって異なる |
補償負担金 | 8,250円~12,100円(税込) ※月額料金によって異なる |
対象端末 | Android:2019年夏モデル(Lシリーズ)以降 |
iOS:2019年秋モデル(iPhone 11)以降 | |
他社端末:2019年夏モデル以降 ※ドコモが指定したモデルのみ |
|
補償範囲 | 故障・全損・水濡れ ※紛失・盗難は対象外 |
交換電話機 | 同一機種・カラー ※他社端末の場合は類似品の提供 |
月額料金と補償利用時の負担金は、ドコモ端末購入者向けのケータイ補償と同額で、機種によって異なります。
月額料金と負担金の違いは下記参照
月額料金 | 補償負担金 |
550円 | 8,250円 |
825円 | 12,100円 |
1,100円 | 12,100円 |
月額料金は機種によって異なり、その月額料金によって補償負担金も異なります。
持込ケータイ補償注意点
- サービス加入は新規契約から14日以内まで
- 補償内容に紛失・盗難は含まれない
- 他社端末の交換時は類似品になる
サービス加入は新規契約から14日以内まで
ケータイ補償が加入できるタイミングは、新規契約(PI含む)から14日以内までとなり、この期間を過ぎると加入することができなくなります。
また端末が正常に動作する(故障していない)ことの確認が取れた場合のみ、加入が可能になります。
新規契約(PI含む)をする当日に、ケータイ補償に加入したい端末を店舗に持ち込む必要があります。
補償内容に紛失・盗難は含まれない
持込端末でのケータイ補償は、紛失・盗難は補償対象外です。
ドコモ端末を購入した場合に加入できるケータイ補償は、紛失・盗難は補償の対象になっていますが、持込端末で加入できるケータイ補償範囲は故障・全損・水濡れまでとなります。
他社端末は修理ができない
端末にトラブルが起こった場合、ドコモで購入した端末であればケータイ補償で交換する以外に、修理に出すことが可能です。
しかし他社端末を持ち込んでケータイ補償に加入していたとしても、修理に出すことは出来ません。
つまり他社端末でトラブルが起こった場合は、ケータイ補償で交換するか、購入したキャリアに相談してみましょう。
持込端末とドコモ端末のケータイ補償比較
今回提供された持込端末版ケータイ補償と、ドコモ端末購入者向けケータイ補償のサービス内容を比較していきます。
「持込ケータイ補償」と「通常ケータイ補償」は、サービス内容は似ているようでまったくの別物と考えた方がいいでしょう。
持込端末 | ドコモ端末 | |
加入対象者 | 新規契約・他社からの乗り換え | 新規契約・他社からの乗り換え・ 機種変更・契約変更 |
月額料金 | 550円~1,100円(税込) ※機種によって異なる |
363円~1,100円(税込) ※機種によって異なる ※363円はドコモ(二つ折り)ケータイ |
補償負担金 | 8,250円~12,100円(税込) ※月額料金によって異なる |
5,500円~12,100円(税込) ※月額料金によって異なる ※5,500円は363円コース |
補償範囲 | 故障・全損・水濡れ ※紛失・盗難は対象外 |
故障・全損・水濡れ・紛失(盗難) |
あんしんパックモバイルとして加入はできるか?
あんしんパックモバイルとは、ドコモが提供する3つのサービスが1つになったお得なパックです。
あんしんパックモバイル
- ケータイ補償サービス
- あんしん遠隔サポート
- あんしんセキュリティ
あんしんパックモバイルの契約可否は、購入キャリアによって異なります。
Android | iOS | |
ドコモ端末 | 〇 | 〇 |
他社端末 | × | 〇 |
あんしんパックモバイルの仕組み
あんしんパックモバイルとは、ケータイ補償とは別に、スマホのセキュリティを付けられる「あんしんセキュリティ」、操作案内が分からないときに電話でサポートを受けられる「あんしん遠隔サポート」の3つのサービスです。
3つの中から2つをトッピングして加入するより、パックとして加入する方がおトクになるサービスです。
ケータイ補償が加入できる他社対象端末一覧
では2022年1月現在の他社端末で加入できる一覧を載せておきます。
中古品や友人から譲り受けたときに、機種名と照らし合わせてもらえたらと思います。
今後ラインナップは増えていくかと思いますが、気が向いたら更新していきます。
各キャリア別Android対象端末
au・SoftBank・UQ mobile・Y!mobileは下記をクリックすると切り替えられます。
機種名 | 月額料金 | 補償負担金 |
AQUOS R5G SHG01 | 825円 | 12,100円 |
AQUOS sense 3 plus サウンド SHV46 | 550円 | 8,250円 |
AQUOS sense 3 SHV45 | 550円 | 8,250円 |
AQUOS sense5G SHG03 | 550円 | 8,250円 |
AQUOS sense6 SHG05 | 550円 | 8,250円 |
AQUOS zero 2 SHV47 | 550円 | 8,250円 |
AQUOS zero5G basic DX SHG02 | 825円 | 12,100円 |
AQUOS zero6 SHG04 | 825円 | 12,100円 |
arrows We FCG01 | 550円 | 8,250円 |
Galaxy A30 SCV43 | 550円 | 8,250円 |
Galaxy A32 5G SCG08 | 550円 | 8,250円 |
Galaxy A41 SCV48 | 550円 | 8,250円 |
Galaxy A51 5G SCG07 | 825円 | 12,100円 |
Galaxy Note10+ SCV45 | 550円 | 8,250円 |
Galaxy Note20 Ultra 5G SCG06 | 825円 | 12,100円 |
Galaxy S10 SCV41 | 550円 | 8,250円 |
Galaxy S20 5G SCG01 | 825円 | 12,100円 |
Galaxy S20 Ultra 5G SCG03 | 825円 | 12,100円 |
Galaxy S20+ 5G SCG02 | 825円 | 12,100円 |
Galaxy S21 5G SCG09 | 825円 | 12,100円 |
Galaxy S21+ 5G SCG10 | 825円 | 12,100円 |
Google Pixel 5 | 550円 | 8,250円 |
OPPO Find X2 Pro OPG01 | 825円 | 12,100円 |
OPPO Find X3 Pro OPG03 | 825円 | 12,100円 |
SONY Xperia 1 SOV40 | 550円 | 8,250円 |
SONY Xperia 5 SOV41 | 550円 | 8,250円 |
SONY Xperia 8 SOV42 | 550円 | 8,250円 |
Xperia 1 II SOG01 | 825円 | 12,100円 |
Xperia 1 III SOG03 | 825円 | 12,100円 |
Xperia 10 II SOV43 | 550円 | 8,250円 |
Xperia 10 III SOG04 | 825円 | 12,100円 |
Xperia 5 II SOG02 | 825円 | 12,100円 |
Xperia 5 Ⅲ SOG05 | 825円 | 12,100円 |
機種名 | 月額料金 | 補償負担金 |
AQUOS R5G | 825円 | 12,100円 |
AQUOS R6 | 825円 | 12,100円 |
AQUOS sense3 plus | 550円 | 8,250円 |
AQUOS sense5G | 550円 | 8,250円 |
AQUOS zero5G basic | 825円 | 12,100円 |
AQUOS zero6 | 825円 | 12,100円 |
arrows We FCG01 | 550円 | 8,250円 |
Google Pixel 4a | 550円 | 8,250円 |
Google Pixel 4a (5G) | 825円 | 12,100円 |
Google Pixel 5 | 550円 | 8,250円 |
Google Pixel 5a (5G) | 825円 | 12,100円 |
Google Pixel 6 Pro | 825円 | 12,100円 |
Google Pixel 6 | 825円 | 12,100円 |
LEITZ PHONE 1 | 550円 | 8,250円 |
OPPO Reno3 5G | 825円 | 12,100円 |
OPPO A55s 5G | 550円 | 8,250円 |
Xperia 1 III | 825円 | 12,100円 |
Xperia 5 II | 825円 | 12,100円 |
Xperia 5 Ⅲ | 825円 | 12,100円 |
シンプルスマホ5 | 550円 | 8,250円 |
機種名 | 月額料金 | 補償負担金 |
OPPO A54 5G | 550円 | 8,250円 |
AQUOS sense3 | 550円 | 8,250円 |
AQUOS sense5G | 550円 | 8,250円 |
Galaxy A41 | 550円 | 8,250円 |
Oppo Reno3 A | 550円 | 8,250円 |
Xperia 8 | 550円 | 8,250円 |
Xperia 8 Lite | 550円 | 8,250円 |
Y!mobile
機種名 | 月額料金 | 補償負担金 |
Android One S7 | 550円 | 8,250円 |
Libero 5G Ⅱ | 550円 | 8,250円 |
Oppo Reno3 A | 550円 | 8,250円 |
Xperia 10 Ⅱ | 550円 | 8,250円 |
Xperia 10 III | 825円 | 12,100円 |
Xperia 8 | 550円 | 8,250円 |
Rakuten
機種名 | 月額料金 | 補償負担金 |
AQUOS R5G | 825円 | 12,100円 |
AQUOS sense4 Plus | 550円 | 8,250円 |
AQUOS sense5G | 550円 | 8,250円 |
AQUOS sense6 | 550円 | 8,250円 |
AQUOS zero6 | 825円 | 12,100円 |
Galaxy S10 | 550円 | 8,250円 |
Xperia 10 Ⅲ lite | 550円 | 8,250円 |
iOSは各キャリア共通
対象のiOSはキャリア問わず共通で申し込めます。
機種名 | 月額料金 | 補償負担金 |
iPhone 11 | 825円 | 12,100円 |
iPhone 11 Pro | 1,100円 | 12,100円 |
iPhone 11 Pro Max | 1,100円 | 12,100円 |
iPad(第7世代) | 550円 | 8,250円 |
12.9インチiPad Pro(第4世代) | 825円 | 12,100円 |
11インチiPad Pro(第2世代) | 825円 | 12,100円 |
iPhone SE(第2世代) | 550円 | 8,250円 |
iPhone 12 | 825円 | 12,100円 |
iPhone 12 Pro | 1,100円 | 12,100円 |
iPhone 12 mini | 825円 | 12,100円 |
iPhone 12 Pro Max | 1,100円 | 12,100円 |
iPad Air | 825円 | 12,100円 |
11インチiPad Pro(第3世代) | 825円 | 12,100円 |
12.9インチiPad Pro(第5世代) | 825円 | 12,100円 |
iPhone 13 | 825円 | 12,100円 |
iPhone 13 mini | 825円 | 12,100円 |
iPhone 13 Pro | 1,100円 | 12,100円 |
iPhone 13 Pro Max | 1,100円 | 12,100円 |
iPad(第9世代) | 550円 | 8,250円 |
iPad mini(第6世代) | 550円 | 8,250円 |
iPad(第8世代) | 550円 | 8,250円 |
ケータイ補償は必須ではない
本記事で取り上げているドコモのケータイ補償サービスを含めて、auやSoftBankでも補償サービスがあります。
このようなキャリアが提供している補償サービスのほかに、キャリア以外でもスマホの保険サービスがあります。
キャリアで掛かった修理費用や、街の修理屋さんで掛かった修理費用のうち、最大10万円を補償してくれるサービスです。
条件さえ合えば、キャリアの補償サービス未加入でも契約することができるので、毎月の費用を抑えながら安心してスマホを利用できます。
詳しくは下記をご参照ください。
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まとめ
今回の記事のまとめです。
持込端末ケータイ補償まとめ
- 加入は新規(PI)契約時のみで14日以内なら申し込める
- 持込端末は紛失・盗難は補償対象外
- 盗難・紛失以外の補償内容はほぼ同じ
- 交換品は原則同一機種(カラー)だが他社Android端末は類似品の提供
- 他社端末は修理不可
携帯会社で新規契約する場合、その携帯会社の端末を購入して利用しないといけない時代は終わりました。
SIMロックというしがらみも無料で容易に解除することができますし、スマホ端末はネットショッピングや中古店でも簡単に安く手に入ります。
今までは正規で購入しないと、このような補償サービスは受けることができず、逆にそれが正規店で購入する理由の一つになっていました。
時代とともにキャリアごとの壁が薄くなりつつあるなか、ショップが生き残る術となるのは、やはりスタッフの商品知識量やお客様に合わせたコンサル能力、お客様に寄り添う姿勢となるのでしょう。
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