近年、高速なインターネット接続は日常生活において不可欠な要素です。中にはドコモ光の利用者から「通信速度が遅い」という声があるのも事実。
この記事では、ドコモ光の通信速度の遅さの原因や、解決策をいくつか紹介していきます。
疑うべきドコモ光が遅い原因は?
まず大前提として、ドコモ光自体は通信速度が遅いということはありません。
と言うのも、ドコモ光は最大1Gbpsの通信速度の高速インターネットですが、利用環境や使用デバイスによって通信速度に影響を及ぼします。以下の原因を見ていきましょう。
速度が遅い原因
- PCやスマホなどの使用機器に問題がある
- Wi-Fiルーターに問題がある
- 利用者が多い時間帯である
- プロバイダに問題がある
- ドコモ光で通信障害が起きている
PCやスマホなどの使用機器に問題がある
通信速度が遅い原因として回線側に目が行きがちですが、使用デバイス側の問題であることが考えられます。
パソコンやスマートフォンは、内蔵されているCPUや保存しているデータ量によって処理速度に影響しますが、長年使用すると経年劣化により「処理速度が追い付かない」=「速度が遅い」となることがあります。
Wi-Fiルーターに問題がある
Wi-Fiルーター側の性能による原因も考えられます。
Wi-FiルーターはPC・スマホ同様に精密機械で、かつ毎日フル稼働しており、主が留守のあいだでも稼働し続けています。ハムスターに例えるとエンドレス回し車に乗っている状態。
Wi-Fiルーターを一度休ませる必要があるかもしれません。
利用者が多い時間帯である
一般的に18時~23時は利用者が多くなるゴールデンタイムです。この時間帯は混雑するため、通信速度が落ちる時間帯とされています。
インターネットの接続方式が「IPv4接続」であれば、影響はもろに感じるでしょう。次世代の接続方式「IPv6接続」であれば、利用者数に影響されにくく安定した速度で利用できます。
IPv6接続には、「PPPoE方式」と「IPoE方式」を用いた3つの通信方式があります。
IPv6が対応しているかは、契約しているプロバイダによって異なります。次を見てみましょう。
プロバイダに問題がある
同じドコモ光でもプロバイダによって速度が変わります。先述したように「IPoE IPv4 over IPv6通信(v6プラス)」に対応しているかどうかは大きな問題です。
またIPv6に対応していても、IPv6対応のWi-Fiルーターがないと意味がありません。プロバイダによっては無料レンタルしているところもあります。
もしIPv6に対応していない、あるいはWi-Fiルーターの無料レンタルがない場合は、プロバイダを変更してみるのもひとつです。
ドコモ光で通信障害が起きている
滅多にない原因ですが可能性がないわけではありません。
筆者も勤務中に「○○地域でドコモ光通信障害」という緊急通知をたまに目にすることがあります。
ドコモ光の通信障害の情報は以下のリンクから確認できます。
ドコモ光の通信速度が遅いときの解決方法
ドコモ光はNTTフレッツ光と同じ回線を使用しており、全国エリアに対応した高速光回線です。通信速度は上り下り最大1Gbpsでフレッツ光やソフトバンク光などと同じ通信速度を誇ります。
しかしあくまで理論上の通信速度のため、通常は1Gbpsなんて速度はまず出ません。それでも平均速度は下り279Mbps※の通信速度で、動画視聴やオンラインゲームなどサクサク利用できます。
※ 参考:みんなのネット回線速度(みんそく)より
「それなのに何でこんなに速度が遅いの!?」とスマホをぶん投げたくなる気持ちも分かりますが、以下にいくつか解決方法を解説しましたのでまずはそれを読んでから。それでも解決しない場合は窓からぶん投げましょう(あかんで)。
速度が遅いときの解決策
- ルーター(デバイス)の電源をオフにする
- Wi-Fiのチャンネルを変更する
- ファームウェアの更新
- 有線接続を試す
- 不要なデバイスやアプリの切断
- セキュリティソフトウェアの設定変更
- ドコモ光のカスタマーサポートへの連絡
- 契約プランの見直し
①ルーター(デバイス)の電源をオフにする
ドコモ光の通信速度が遅い場合、まず考えられる点は「Wi-Fiルーターの状態」です。
通常Wi-Fiルーターは4つ程度のランプが点灯(あるいは細かく点滅)していますが、まれに電波を拾っていない可能性があります。その場合、一度Wi-Fiルーターのコンセントを抜き、2~3分程度時間をおいてから電源を入れてみてください。
解決しない場合は、使用していたスマホやパソコン側の問題も考えられるため、こちらも一度電源を落としてみましょう。基本的に動作が不安定なときは電源を再起動することで復旧することが多いため覚えておきましょう。
それでも解決しない場合は、Wi-Fiルーターの配置を変えてみるのもひとつ。
ルーターが壁や家具の後ろに隠れている場合、無線信号が妨げられ、通信速度が低下する可能性があります。ルーターをできるだけ中央に配置し、障害物から離れた場所に設置することで、通信速度を向上させることができます。
②Wi-Fiのチャンネルを変更する
Wi-Fiルーターは一般的に、2.4GHz帯と5GHz帯の2種類があります。
周波数の違い
◆ 2.4GHz帯
壁などの障害物に強く電波が届きやすい性質がありますが、電子レンジやBluetoothなどの電化製品と干渉しやすい
◆ 5GHz帯
障害物に弱く電波も届きにくい性質がありますが、電化製品との干渉は起こりにくく2.4GHz帯と比較して通信速度は速い
2.4GHz帯 | 5GHz帯 | |
電化製品との干渉 | 弱い | 強い |
壁などの障害物 | 強い | 弱い |
距離 | 遠い | 近い |
2.4GHz帯と5GHz帯のSSIDは、Wi-Fiルーターの裏面や底面に記載があります。
どちらの周波数で繋いでいるかは、Wi-Fiルーター裏面記載のSSIDと使用デバイス(スマホやパソコン)側で照らし合わせましょう。
③ファームウェアの更新
ルーターはソフトウェアであるファームウェアを搭載しています。
古いファームウェアでは、パフォーマンスの問題が発生する可能性があります。ルーターのメーカーウェブサイトに行き、最新のファームウェアが利用可能かどうかを確認しましょう。
最新版に更新することで、通信速度の向上が期待できます。
④有線接続を試す
Wi-Fi接続は、信号の遮断や干渉のリスクがあり、ドコモ光の通信速度が遅い場合は、有線接続にすることで通信速度の改善につながる可能性があります。
なお、有線接続にはLANケーブルが必要ですが、そのLANケーブルにおいても古すぎるケーブルではあまり意味がないかもしれません。LANケーブルには「CAT(カテゴリー)」という規格があり、「CAT6」なら1Gbps、「CAT7」は10Gbpsになります。
通信速度の改善を目的とするならば、「CAT6」以上のケーブルを使用しましょう。
⑤不要なデバイスやアプリの切断
ネットワーク上に接続されたデバイスや実行中のアプリが多い場合、通信速度が低下する可能性があります。
ネットワークに接続していないデバイスや、必要のないアプリを一時的に切断することで、通信速度を改善できます。
特に、大容量のデータをダウンロードしているデバイスやアプリを確認し、それらを一時停止または終了させてみてください。
⑥セキュリティソフトの設定変更
一部のセキュリティソフトウェアは、インターネット接続を監視し、トラフィックをスキャンすることでセキュリティを強化します。
しかし、これによって通信速度が低下する場合もあります。セキュリティソフトウェアの設定を調整し、トラフィックのスキャン方法や頻度を変更してみることで、通信速度の向上が期待できます。
また二重にセキュリティソフトが入っていると、より通信速度の低下につながります。
Q:「セキュリティ対策ツール」をパソコンにインストールすると、パソコンの通信速度は遅くなりますか。
A:はい、通信速度が低下することがあります。
セキュリティ対策ツールは、パソコンに電源が入っている時には常に動いて(常駐)おり、定期的にチェックも行いますので、セキュリティ対策ツールをインストールしていない状態よりは若干速度は低下します。
また、パソコンの性能により、さらに通信速度が遅くなる可能性があります。
⑦ドコモ光のカスタマーサポートへの連絡
それでも問題が解決しない場合は、ドコモ光のカスタマーサポートに連絡してみましょう。
ドコモ光のサービスに関連する特定の問題や、まれにその地域の通信状況が悪いなどの可能性も考えられます。
またインターネットが遅い場合は、通信はできているため滞納の可能性はありませんが、インターネットがまったくつながらない場合は、料金の滞納も考えられます。
■ 総合インフォメーションセンター
・ドコモの携帯から→TEL:151
・それ以外から→TEL:0120-800-000
※受付時間:9時~20時
■ ドコモ光サービスセンター
・ドコモの携帯から→TEL:15715
・それ以外から→TEL:0120-766-156
※受付時間:10時~20時
⑧契約プランの見直し
通信速度の遅さが持続する場合は、現在の契約プランを見直してみることもひとつです。
ドコモ光側で提案できることとすれば、「プロバイダの変更」「10ギガプランへの変更」があります。もしかすると、より高速なプランに切り替えることで問題が解決するかもしれません。
それでも解決しない場合
もしドコモ光の通信速度の問題が解決しない場合、他の光回線を検討することも選択肢の一つです。以下にいくつかの代替光回線プロバイダーを紹介します。
ドコモ光10ギガ
ドコモ光10ギガおすすめの窓口
GMOとくとくBBの特設ページからドコモ光10ギガを申し込むと
「60,000円(1ギガは40,000円)キャッシュバック」に加え、「6ヵ月基本料金500円」「dポイント3,300pt」「他社から乗り換えで15,000円増額」「新規工事費無料」の特典が適用できます。
ドコモ光10ギガとは、最大通信速度10Gbpsの超高速インターネットです。今利用しているのはドコモ光1ギガなので、理論上は10倍の速度が出ます。
料金プラン | 月額料金 |
10ギガ タイプA | 2年定期契約:6,380円 定期契約なし:8,030円 |
10ギガ タイプB | 2年定期契約:6,600円 定期契約なし:8,250円 |
10ギガ 単独タイプ | 2年定期契約:5,940円 定期契約なし:7,590円 |
ドコモ光セット割 | -1,100円 |
ドコモ光10ギガのプロバイダは全10社の中から選べます。
料金プラン | プロバイダ |
10ギガ タイプA | ・OCNインターネット ・GMOとくとくBB ・@nifty ・andline ・@TCOM ・ic-net ・hi-ho |
10ギガ タイプB | ・BB.excite ・エディオンネット ・AsahiNet |
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あわせて読みたいドコモ光10ギガ500円特典の4つの注意点!1ギガと10ギガの違いやおすすめ申込窓口を解説
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10ギガプランの対応エリアは1ギガと比べて狭くなります。対応エリアかどうかは以下で確認ください。
ドコモ光10ギガの申込窓口は、公式サイトよりGMOとくとくBB経由で申し込むほうがキャッシュバックが高額です。以下を見ていきましょう。
GMOとくとくBB経由 | ドコモ光10ギガ公式 | |
サイトトップ | ||
通常キャッシュバック | 1ギガ:40,000円 10ギガ:60,000円 |
1ギガ:dポイント20,000pt 10ギガ:dポイント2,000pt |
追加キャッシュバック | dポイント2,000pt 他社乗り換え:+15,000円増額 |
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合計 | 1ギガ:最大55,000円+2,000pt 10ギガ:最大75,000円 |
1ギガ:dポイント20,000pt 10ギガ:dポイント2,000pt |
プロバイダ | GMOとくとくBB | 自由に選べる |
サイトリンク | 詳しくはコチラ | 詳しくはコチラ |
ドコモ光10ギガをGMOとくとくBB経由で申し込むと、プロバイダはGMOとくとくBBしか選択できませんが、現金60,000円もらえます。
それに比べてドコモ公式経由では、プロバイダは自由に選べるもののdポイント2,000ptとなるため、実質58,000円も損してしまいます。
よくキャッシュバックをもらう条件としてオプションに加入するなどありますが、GMOとくとくBB経由(当サイトに限る)の場合はわずらわしい条件はありません。
とくとくBB光
基本情報 | |
月額料金 ※特設サイト経由 |
【戸建て】4,818円 【マンション】3,773円 |
事務手数料 | 3,300円 |
工事費用 | ※事業者変更は0円 |
通信速度 | 最大1Gbps |
スマホセット割 | なし |
解約違約金 | なし |
最低契約期間 | なし |
支払方法 | クレジットカードのみ |
特設サイト キャンペーン |
【当サイト限定特典】 ・全員対象で20,000円キャッシュバック ・他社から乗り換え時に掛かった費用を最大60,000円まで補填 ・指定オプション加入で最大27,000円増額 ・10ギガプランなら6ヵ月間月額390円+20,000円増額 ・工事費実質無料 ・高性能Wi-Fiルーター無料レンタル |
ドコモ光と同じフレッツ光を用いた1ギガ光回線ですがドコモ光と比較して通信速度が速いと評判が多いのも事実。
またドコモ光からの乗り換えなら、工事の必要もありません。
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まとめ
ドコモ光の通信速度が遅い場合、ルーターの位置や設定の見直し、Wi-Fiチャンネルの変更、ファームウェアの更新、有線接続の利用など、いくつかの解決方法があります。またネットワークの負荷やセキュリティ上の問題も考慮する必要があります。
上記で問題が解決しない場合は、ドコモのカスタマーサポートに連絡して専門家の助けを求めることもおすすめです。高速なインターネット接続は、円滑なオンライン体験に欠かせない要素ですので、問題が解決されることを期待しましょう。
それでも解決しない場合、10ギガプランへの変更、あるいは光回線の乗り換えも視野に入れてみるといいかもしれません。