Xperiaのもう一つのハイエンド「Xperia 5 V(エクスペリア ファイブマークファイブ)」が2023年9月20日より予約開始になりました。発売は10月13日(金)から。ドコモオンラインショップでは10月10日(火)から事前購入受付が開始されます。
日本キャリアではドコモ・au・楽天モバイルから発売され、ソニーストアではSIMフリー版が発売されます。ちなみにauはショップでの販売は行わず、auオンラインショップ限定販売となります(ソフトバンクからは未発売)。
Xperiaでは高スペック順に1シリーズ、5シリーズ、10シリーズ、Aceシリーズがありますが、5シリーズってハイエンドの中でも比較的安価で人気が高く注目されやすいんですよね。個人的にも5シリーズが一番バランスが取れてて好み。
ただ、先代のXperia 5 IVよりスペックがダウンしているなんて噂もあって、どういうことなのか調べに調べました。本記事ではXperia 5 Vと先代の5 IVのスペックを比較して良くなった点や、ドコモや他キャリアの販売価格など解説していきます。
▼動画でも解説中
✅ドコモオンラインショップ価格:151,690円
公式サイト:https://onlineshop.smt.docomo.ne.jp/
Xperia 5 Vと5 IVのスペック比較
項目 | Xperia 5 V | Xperia 5 IV |
イメージ | ||
サイズ 高さ×幅×厚さmm |
約154×68×8.6mm | 約156×67×8.2mm |
重量 | 約182g | 約172g |
OS | AndroidTM 13 | AndroidTM 12 |
CPU | Snapdragon 8 Gen 2 3.18GHz+2.8GHz+2.0GHz(オクタコア) |
Snapdragon 8 Gen 1 2.9GHz+1.7GHz(オクタコア) |
内蔵メモリ (RAM/ROM) |
8GB/128GB | 8GB/128GB |
ディスプレイ | 約6.1インチ 有機EL 21:9ワイドディスプレイ |
約6.1インチ 有機EL シネマワイドディスプレイ |
ディスプレイ解像度 | Full HD+(1080×2520) | Full HD+(1080×2520) |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大120Hz |
カメラ | 超広角:約1200万 広角:約4800万 フロント:約1200万 |
超広角:約1220万 広角:約1220万 望遠:約1220万 フロント:約1220万 |
シーンの自動認識 ハイブリッド手振れ補正 最高30コマ/秒のAF/AE追随高速連写 4K120fpsハイフレームレート撮影 S-Cinetone for mobile クリエイティブルック |
シーンの自動認識 ハイブリッド手振れ補正 最高30コマ/秒のAF/AE追随高速連写 4K120fpsハイフレームレート撮影 |
|
バッテリー | 5000mAh(内蔵電池) いたわり充電 ワイヤレス充電 |
5000mAh(内蔵電池) いたわり充電 ワイヤレス充電 |
通信速度 (受信時/送信時) |
5G:4.2Gbps/218Mbps LTE:1.7Gbps/131.3Mbps |
5G:4.2Gbps/218Mbps LTE:1.7Gbps/131.3Mbps |
防水/防塵 | ○/○ | ○/○ |
ワンセグ/フルセグ | -/- | -/- |
生体認証 | 指紋 | 指紋 |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
接続端子 | USB Type-C | USB Type-C |
スペックダウンしている印象はありませんが、あまり変わり映えしていないというのが正直な感想。スペックを順に見ていきましょう。
従来より重量が10gアップしサイズはほぼ同じ
本体サイズは先代Xperia5 IVとほぼ同じですが、重量が10gアップしています。
ご覧の通りカメラレンズは3つから2つに減り、見た目は軽量化していそうなのにも関わらず、10gも「太った」原因として廉価OLEDパネルを使用していることと言われています。
1gでも落とそうとメーカーの技術が測られる中、今回いさぎよく重くなっていることに対してメリットがあればいいのですが。。これは正直残念としか。
カメラは広角4800万画素で性能アップも望遠なしのデュアルカメラに
ボディは重くなり、望遠カメラも廃止されたことにより、先代のXperia 5 IVより「ダウングレードした」と囁かれていますが、一応広角カメラ画素は1220万画素から4800万画素へアップしています。
またXperia 5 IVでは光学3倍ズームだったところ、光学2倍ズームに下がっているうえに、広角カメラでは通常時の撮影は1200万画素、2倍ズーム時にのみ4800万画素での撮影になり、画質の劣化を防いでいます。
新世代センサーでスマホ画質に革新を
……とまぁ劣化していると言われても仕方ないスペックですが、実はフラッグシップモデルのXperia 1 Vと同じ「Exmor T™ for mobile」が搭載されています。
先代のXperia 5 IVと比較して約1.7倍に大判化した2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサーにより多くの光を取り込むことができ、高感度・低ノイズな撮影ができます。
つまり、夕焼けや夜景などグラデーションが難しいシーンでも、色鮮やかに再現してくれます。
とは言え、フラッグシップモデルのXperia 1 Vと同等かと言われると少し疑問がありますが、満足のいく仕上がりになっているのではないでしょうか。
他にも、先代Xperia 5 IVには無く、Xperia 1 Vと同じ機能が搭載しているものとして、撮影段階から被写体を好きな色・雰囲気に設定できる「クリエイティブ ルック」や、動画撮影時に人物の肌や唇のコントラストにこだわった撮影方法「S-Cinetone for mobile」が搭載されています。
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難しい操作なしでVlogが作れる「Video Creator」
インスタやYoutubeなど、SNSをこよなく愛する人に必見の機能「Video Creator」。画像のように撮りためた写真や動画を選択するだけで簡単にVlogが完成します。
「おまかせ編集」をタップし、動画全体の長さを決めたり音楽を決めるだけでショート動画が作成できる優れもの。プレミアプロなど動画編集ソフトも必要なく、手軽に、しかも片手で動画が作れるなんて。。
もちろん高度な編集もでき、テキストを挿入したり動画の露出やコントラストを調整できます。
バッテリー5000mAhで同等もスナドラ8 Gen 2搭載で消費電力20%削減
Xperia 5 IVと同じ5000mAhのバッテリー容量ですが、今回搭載されたSoC「Snapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform」で電力効率が良くなり、消費電力を約20%削減に成功しています。
公式でも「朝から晩まで、1日使ってもバッテリー容量が約50%残る」と謳っており、電池持ちを重視するユーザーにとっては期待できるスペックじゃないでしょうか。
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ゲームを最大限サポートしてくれる「ゲームエンハンサー」搭載
Xperiaの醍醐味って「ゲーム」と言っても過言ではなく、ソニー技術が盛り込まれた性能で、他のメーカーにはない楽しみ方があるんですよね。中でも21:9のワイドディスプレイも活かされたゲーム画面は圧巻です。
▼従来よりプレインストールされているスマホゲームを最大限サポートしてくれる「ゲームエンハンサー」ももちろん搭載されています。
Xperiaならではのサウンド技術
そしてXperiaのもう一つの醍醐味は「サウンド」の技術でしょうね。スピーカー、ワイヤレス、有線イヤホンなんでもござれって感じで、どれを選んでも最高品質のサウンドを耳に届けてくれる。
スピーカーでは本体左右の2つのスピーカーから均等に、かつ立体感のあるサウンドが出せます。
ワイヤレスではハイレゾの音質を楽しめる「LDAC(エルダック)」に対応していて、高品質のままワイヤレスでサウンドが楽しめます。
また3.5mmオーディオジャックが搭載されているので、有線派の人でも高音質なサウンドが楽しめ、音飛びなんかの心配はいりませんね。
他にも「DSEE Ultimate」や「360 Reality Audio」にも対応しているので、好みやシーンに合わせた音選びが楽しめます。
21:9のワイドディスプレイの高い利便性
Xperiaはもう何年も前から21:9のワイドディスプレイにこだわってスマホを販売していますが、その利便性はゲームや動画に限ったものではありません。この縦長ボディならではの使い方があります。
通称「ながら使い」で、上下に別々の画面を分けることができます。ってそんなことは昔からできてたんですが、21:9ってところがミソ。通常のスマホで二画面にしたときは一つの画面が小さくあまり利用しない機能ですが、縦長だからこそ独立した画面は見やすく操作がしやすい。
マルチウィンドウ+ポップアップウィンドウの3画面を同時に並べることだってできます。←これはさすがに使わないでしょう。めちゃくちゃ忙しい人でも。
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Xperia 5 Vの端末価格
さて、では気になる値段はなんと、151,690円。。これはちょっと残念極まりない。先代Xperia 5 IVでは137,280円だったのに、重量アップ+望遠レンズ廃止して、そのうえ約1.5万円の値上げ。どうなってんだこりゃ。
ただこれはドコモに限った話ではなく、SIMフリー版も値上げしてます。
Xperia 5 V 本体総額 |
実質価格 ※機種変更の場合 |
キャンペーン | |
ドコモ | 151,690円 | 12ヵ月返却:66,187円※1 23ヵ月返却:81,730円 |
dポイント最大32,000pt |
au | 143,000円 | 25ヵ月返却:74,310円 | Pontaポイント最大18,000pt |
楽天モバイル | 152,400円 | 25ヵ月返却:76,200円 | 楽天ポイント10,000pt |
ソニーストア | 139,700円 | - | 最大20,000円キャッシュバック |
※1 smartあんしん補償の月額料金×13ヵ月分と早期利用料含む(詳細は後述)
ドコモは安定の高さですが、意外にも楽天モバイルが一番高い。iPhone15で値下げしすぎたのか。
実質価格ではキャリアごとのルールが設けられていますが、基本的には一定期間で端末を返却することで残りの分割代金が免除になる仕組みです。特徴的なのがドコモの「いつでもカエドキプログラム+」ですが、12ヵ月目で返却すると13ヵ月目以降の分割代金が免除になるため当然一番安くなります。詳しく見ていきましょう。
いつでもカエドキプログラム+で66,187円
2023年9月1日からスタートした「いつでもカエドキプログラム+」は、12ヵ月目で対象端末を返却することで、13ヵ月目以降の分割代金と24ヵ月目の残価額を免除してくれる、スマホを1年で買い替えたい人向けのサポートです。
ただこれには2つ条件があり、
- 早期利用料が最大12,100円かかる
- smartあんしん補償の加入が必要
といった、ただ単純に返却すればよいというものではありません。
図で見ていきましょう。
12ヵ月目に返却した場合、1ヵ月目~12ヵ月目までの分割代金のほか、早期利用料とsmartあんしん補償分を支払う形となり、すべて足し合わせると実質66,187円になります。注意したいのは、6ヵ月目など早めに返却しても早期利用料は支払うことになるため、よっぽどじゃない限りおすすめしません。
早期利用料はsmartあんしん補償の月額料金によって金額が異なり、詳しくは以下をご覧ください。
smartあんしん補償の月額料金 | 早期利用料 |
330円 | 5,500円 |
605円 | 8,250円 |
880円 | 12,100円 |
1,100円 |
Xperia 5 Vの場合、smartあんしん補償の月額料金は880円なので、早期利用料は12,100円になります。
いつでもカエドキプログラム+についての詳細記事はこちら
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Xperia 5 Vのキャンペーンではdポイント最大32,000ptだが…
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※2 利用者が22歳以下、またはeximoで契約の場合
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Xperia 5 IV|SO-54C
オンラインショップ通常価格→137,280円
割引適用後価格→104,280円
いつでもカエドキプログラム適用なら23ヵ月目に返却で40,920円(1,779円×23回※1回目のみ1,782円)
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まとめ
ここまでの解説を振り返ってみましょう。
Xperia 5 Vまとめ
- 発売は10/13~
- Xperia 5 IVとサイズはほぼ同等で10g重くなった
- 望遠カメラが廃止され二眼レンズ構造に
- 4800万画素は光学2倍ズーム撮影時のみ動作する
- Xperia 1 V同等のExmor T™ for mobileを搭載
- 最新SoCにより電力効率アップ、Xperia 5 IVと比較して消費電力20%削減
- ドコモ価格は12ヵ月返却なら少しお得、2年返却はおすすめしない
- Xperia 5 IVがドコモオンラインショップで大幅割引中
スペックを叩くにはお門違いですが、価格においては期待外れ感が否めない。実機が手に入ればもう少し印象が変わるのかも。それでもカメラ性能とバッテリー持ちは期待してますよ。
✅ドコモオンラインショップ価格:151,690円
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Xperia 5 IVの詳細記事はこちら
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