2022年9月8日、SAMSUNGはGalaxy Z Fold4とGalaxy Z Flip4の予約を開始しました。発売は両機種ともに同年9月29日からとなります。本機種は前作Galaxy Z Fold3の次シリーズですが、後継機種が登場するということは売れている証拠でもあります。
前回、Galaxy Z Flip4について解説しておりますが、今回はGalaxy Z Fold4のスペックやオンライン(リモート)会議でかなり使える機能、Galaxy Z Fold3からどう変わったかにフォーカスして解説していきます。
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Galaxy Z Fold4 SC-55Cのスペック
Galaxy Z Fold4の同梱物は左から取扱説明書、SIMピン、C to C USB接続ケーブル、本体です。カラーはグレイグリーンの1色のみとなります。
Galaxy Z Fold4を閉じると少し分厚い通常のスマホ操作になります。
開いた状態では7.6インチの大画面ディスプレイに変わります。ヒンジ部分も前作Galaxy Z Fold3より気にならない形状に改善されています。
前作Galaxy Z Fold3とGalaxy Z Fold4の比較はこちら。
項目 | Galaxy Z Fold4 | Galaxy Z Fold3 5G |
イメージ | ||
サイズ 高さ×幅×厚さmm |
Open時:約155×130×6.3mm Close時:約155×67×14.2mm |
Open時:約158×128×6.4mm Close時:約158×67×14.4mm |
重量 | 約263g | 約272g |
OS | AndroidTM 12 | AndroidTM 11 |
CPU | Snapdragon8+Gen1 3.1GHz+2.0GHz オクタコア |
Snapdragon 888 2.8GHz+1.8GHz オクタコア |
内蔵メモリ (RAM/ROM) |
12GB/256GB | 12GB/256GB |
ディスプレイ | メイン:約7.6インチ サブ:約6.2インチ |
メイン:約7.6インチ サブ:約6.2インチ |
カメラ | アウト:5000万+1200万+1000万画素 イン:1000万+400万画素 |
アウト1200万+1200万+1200万画素 イン:1000万+400万画素 |
バッテリー | 4,400mAh(内蔵電池) | 4,400mAh(内蔵電池) |
通信速度 (受信時/送信時) |
5G:4.9Gbps/1Gbps LTE:1.7Gbps/75Mbps |
5G:4.2Gbps/480Mbps LTE:1.7Gbps/75Mbps |
防水/防塵 | ○/- | ○/- |
ワンセグ/フルセグ | -/- | -/- |
生体認証 | 指紋/顔 | 指紋/顔 |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM |
接続端子 | USB Type-C | USB Type-C |
ワイヤレス充電(Qi) | ○ | ○ |
Galaxy Z Fold3からGalaxy Z Fold4の良くなった点は
- マルチタスクが新登場
- Snapdragon 888からSnapdragon8+Gen1へ向上
- 通信速度が若干向上
- eSIMに対応
マルチタスクが新登場
まるでPCのように、タスクバーによく使うアプリを鎮座させておくことで劇的に使いやすくなりました。この機能が登場したことで、瞬時に別のアプリを起動させることが可能になったほか、画面中心の縦に並ぶ3つの●をタップ→☆マークのお気に入りをタップすると、よく使うアプリをフォルダへ収納させておくことが可能です。そして起動も早い。
またアプリをドラッグ&ドロップでウィンドウを最大3画面まで広げることができるため、同時にマルチタスクをこなすことができます。
Snapdragon 888からSnapdragon8+Gen1へ向上
Galaxy Z Flip4と同様、Galaxy Z Fold4のCPUで搭載されているSnapdragon8 +Gen1は、Galaxy Z Fold3で搭載されていたSnapdragon 888より処理効率が20%高速になり、電力効率が30%高くなっています。それにより熱対策が施されていたり、電力消費を抑止してくれるよう強化されています。
大画面が故にマルチタスクで様々なアプリを立ち上げることが想定されるため、処理速度と電力消費抑止、熱対策が施されているのはかなりありがたい改善です。
通信速度が若干向上
こちらもGalaxy Z Flip4と同様、Galaxy Z Fold4でも通信速度(主に5Gの上り速度)が向上しています。LTEエリアでの利用時は変化なし。ドコモ「5G SA」への対応は未発表。
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eSIMに対応
eSIMと物理SIMのデュアルSIM対応になりました。つまりドコモ回線のほかに他社SIMや格安SIM回線を導入させることができます。
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Galaxy Z Fold4はビジネスシーンで使える理由
Galaxy Z Fold4は開くと7.6インチの、まるでタブレットを持ち歩いているほどの大画面になります。じゃあタブレットでいいかな。と思う方がいるかもしれませんが、タブレットは大画面が故に持ち運びにくく、画面が大きいだけでスペックが低いことが往々として考えられます。
つまり、スマートフォンのようにスペックが高く、タブレットのように大画面で利用することができます。折り畳めることが正義であり、そのフレキシブルさにあらゆるビジネスシーンにおいて、最高の相棒になると思います。
Sペンの書き心地最高
Galaxy Z Fold4を購入するなら必ず持っておきたいのが「Sペン」です。残念ながら別売りとなり、最悪なくても楽しむことはできますが、せっかくGalaxy Z Fold4を使うならSペン分をケチるのはナンセンス。その書き心地を一回試してほしいです。
Galaxy Z Fold4で文字や絵を描くことがあるなら、絶対持っておくべき。
Sペンは端末に内蔵させることができず、専用ケースを装着すれば収納することができます。
急なオンライン会議でもこれ1台で
端末を折り曲げた状態で、上部はオンライン会議機能、下部はNotesのアプリを起動することで、二つのアプリを同時起動することができます。オンライン会議においてメモを取ることは必須かと思いますが、急に会議の招集をかけられも焦る必要はありません。端末1台とSペンだけで、会議に参加し、しっかりメモを取ることができます。
場所を選ばずどこでも資料作成
出先の空き時間に会議の資料作成がしたいときはありませんか?しかし、パソコンを広げるスペースがない、あるいは持ち運んでいない。かと言って普通のストレートなスマホではやりづらい…。など、パソコンでなければスマホで資料作成は不向きです。
しかしGalaxy Z Fold4であれば大画面なのはもちろん、さすがにパソコンには負けますがGalaxy Z Fold4の機能により資料作成がしやすいのです。
例えばOfficeのPowerPointなどの資料作成ソフトを画面の片方に置き、もう片方ではWEBページを開きながら文章をコピペしてスライドに追加したり、保存した写真をドラッグ&ドロップでスライドに追加することもできます。
大画面ならではの直感的に操作ができるので、空き時間を無駄にしません。
カメラ機能
ビジネスシーンにおいてカメラ撮影することがある方は多いと思います。普通の写真を撮影するだけなら従来のスマホでも十分ですが、Galaxy Z Fold4のカメラは便利な機能がたくさんあります。
大画面が故に、写真も迫力あるものになります。シャッタースピードがかなり速く、シャッターボタンを押した瞬間に撮影できるため、シャッターチャンスを逃しません。
撮影した写真はすぐに確認することができます(左下に表示される)。ピンチインとピンチアウトで写真を拡大/縮小させることができます。
集合写真を撮影する際に重宝されるのが、手のひらを向けると自動的にシャッターがきれるアレです。この機能は結構むかしからGalaxyにはついています。ですが、Galaxy Z Fold4ならではの90度に折り曲げ独立して立たせた状態から、インカメラで撮影する際に、安定した綺麗な写真を撮ることができます。
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Galaxy Z Fold4のキャンペーン
Galaxy Z Fold4の予約購入特典が熱いのを知っていますか?検討している方は、「買う・買わない」は別として、発売日前日までに予約しておくことをおすすめします。
Galaxy Z Fold4予約購入特典
- Galaxy Watch4(40mm Armor Aluminun)プレゼント
- Galaxy Watch5購入で25,000円キャッシュバック
Galaxy Watch4/Galaxy Watch5特典
Galaxy Z Fold4を予約し購入するとGalaxy Watch4もらえるか、Galaxy Watch5を購入して2.5万円キャッシュバックを受けるかどちらかを選べます。
Galaxy Watchではレム睡眠・ノンレム睡眠を分析してくれたり、いびき検出など、睡眠をサポート・分析してくれる強い味方となり、日中は歩数計管理や体脂肪率・骨格筋を分析してくれます。
フォルダブルスマホ市場が急成長中
「フォルダブル」=「折りたたみ」という意味で、Galaxy Z FoldやGalaxy Z Flipはフォルダブルスマートフォンと呼ばれています。フォルダブルスマホはSAMSUNGのほかに、LG電子、Huaweiなど、中国・韓国勢やMOTOROLAでも勢力を上げています。
フォルダブルスマホのシェアはSAMSUNGが1位
様々な会社がフォルダブルスマホを発売していますが、圧倒的にシェアを取っているのがSAMSUNGのGalaxy Z FoldシリーズやGalaxy Z Flipシリーズです。
2021年では、フォルダブルスマホ販売数の74%がGalaxyで、その内訳はGalaxy Z Foldシリーズが33%、Galaxy Z Flipシリーズが67%です。
2021年の出荷台数は1100万台で2023年には3210万台と予測
2021年に比べ2023年には約3倍にまで急成長するとSAMSUNGは予測しており、フォルダブルスマホが新しい「普通(スタンダード)」になりつつあります。
ガラケーを利用していた世代なら伝わりやすいと思いますが、ガラケーも当時ストレートから始まり折りたたみがスタンダードになりました。つまり、”折りたたむ”というのは「大画面」と「コンパクト」の物理的な矛盾を覆す、古典的であり革命的な技術なのです。
まとめ
今回はGalaxy Z Fold4について解説しましたが、「従来通りのストレートスマホに飽き飽きしてきてて、機能も真新しいものがなく頭打ちじゃない?」と毒舌をかましてくる方には打ってつけのスマホではないでしょうか。個人的には現在一番欲しい機種であり、理由は電車の中など本サイトの記事が書きやすいから。
「大きいスマホ」を持っている感覚ではなく、「超ミニノートパソコン」を持っている感覚で、ビジネスシーンにおいて役立つでしょう。
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