サムスン電子株式会社製「Galaxy S23」が2023年」4月20日に発売され、ドコモでも「Galaxy S23|SC-51D」という型番で同日に発売開始しました。また日本ではドコモの他に、au、楽天モバイルで同時発売しています。
Galaxy S23は前作Galaxy S22の後継モデルで、片手サイズで高性能スマホを利用できるため、S22でも未だ人気があります。本記事ではGalaxy S23のスペックはもちろん、前作S22とどっちを買おうか迷っている人向けに、両者の違いを解説していきます。
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✅Galaxy S23発売日:2023/4/20
公式サイト:https://onlineshop.smt.docomo.ne.jp/
Galaxy S22とGalaxy S22のスペック比較
Galaxy S23とS22の比較表です。こちらは海外モデルではなく日本モデルのスペックを表記しております。
カテゴリ | Galaxy S23 SC-51D |
Galaxy S22 SC-51C |
イメージ | ||
カラー | クリーム ファントムブラック ラベンダー |
ファントムホワイト ファントムブラック ピンクゴールド |
サイズ【高さ×幅×厚さ】 | 約146×71×7.6mm | 約146×71×7.6mm |
重量 | 約168g | 約168g |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM |
OS | Android™13 | Android™13 |
CPU | Snapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy 3.36GHz + 2.8GHz + 2GHz オクタコア |
Snapdragon® 8 Gen 1 2.9GHz+1.7GHz オクタコア |
内蔵メモリ【RAM/ROM】 | 8GB/256GB | 8GB/256GB |
ディスプレイ | 約6.1インチ Dynamic AMOLED(有機EL) |
約6.1インチ Dynamic AMOLED(有機EL) |
ディスプレイ解像度 | Full HD+ | Full HD+ |
アウトカメラ画素数 | 約1200万+約5000万+約1000万 | 約1200万+約5000万+約1000万 |
インカメラ画素数 | 約1200万 | 約1000万 |
バッテリー容量 | 3900mAh | 3700mAh |
5G最大通信速度 | 受信4.9Gbps 送信1Gbps |
受信4.9Gbps 送信1Gbps |
LTE最大通信速度 | 受信1.7Gbps 送信75Mbps |
受信1.7Gbps 送信75Mbps |
接続端子 | USB Type-C | USB Type-C |
ワイヤレス充電(Qi) | ○ | ○ |
防水/防塵 | ○/○ | ○/○ |
ワンセグ/フルセグ | -/- | -/- |
FMラジオ | ○ | ○ |
生体認証 | ○ (指紋・顔) |
○ (指紋・顔) |
おサイフケータイ (Felica) |
○ | ○ |
ざっとこのようなスペックですが、パッと見てそんなに違いがないのでは?と思った人も少なくないかと。
では、Galaxy S23では何が良くなったのか順に見ていきましょう。
Galaxy特別製のCPUが搭載
Qualcomm製の最新プロセッサ「Snapdragon 8 Gen 2」に、Galaxyスマホのために特別に製造された「Snapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy」が搭載されています。
これにより、Snapdragon 8 Gen 1と比較してCPU性能は最大34%、GPU性能は最大41%、NPU性能は最大49%向上しています。
CPU性能が高いとどう良い?
CPUとは「Central Processing Unit(セントラル プロセッシング ユニット)」の略称。スマホで言うところの頭脳になります。
CPU性能は高ければ高いほどデータ処理のスピードが上がり、かつ、たくさんのデータを並行に処理することができるため、同時にアプリを使用しても落ちにくく快適に利用できます。
GPU性能が高いとどう良い?
GPUとは「Graphics Processing Unit(グラフィックス プロセッシング ユニット)」の略称。一般的な動作は先述したCPUが担うことになりますが、GPUは3D描写などの画面表示に関わる処理を担っています。
例えば3D描写の多いゲームアプリを使用する際など、GPU性能が高ければ高いほど画面表示が滑らかになります。対戦ゲームなどをよくプレイする人なら勝率を上げやすくなります。
NPU性能が高いとどう良い?
NPUとは「Neural network Processing Unit(ニューラル ネットワーク プロセッシング ユニット)」の略称。いわゆるAI(人工知能)専用のプロセッサです。蓄積されたデータをもとに自ら学習し、ユーザーにとっての最適な処理を導き出します。
例えばカメラ撮影時、人物であれば人物、食べ物であれば食べ物であると自動で被写体を認識し、それに合わせたモードを自動で処理してくれます。
カメラ性能の向上
Galaxy S23のアウトカメラは「超広角」「広角」「望遠」の3つで構成されています。
今作のカメラ性能を公式HPで見ると、「夜間撮影に最適」というイメージがありますが、向上したポイントを見てみましょう。
- セルフィーカメラ(インカメラ)が約1000万画素から約1200万画素に向上
- Expert RAWで撮影した画像をLightroomで編集できる
セルフィーカメラ
Galaxy S22では約1000万画素だったセルフィーカメラが約1200万画素に向上し、より暗い場所でもより速く・正確にピントを合わせられるようになりました。これにより、リアルな発色の静止画・動画の自撮りが撮影できます。
Expert RAW
プロ向けのカメラアプリ「Expert RAW※1」では、画像を圧縮しない高解像度の写真を撮影することができます。ちなみにExpert RAW自体は割と以前の端末から搭載されています。
露出が違う複数の写真を1枚に重ねて生成できる「多重露出モード」や、星空撮影に最適な露出時間に設定した撮影ができる「天体撮影モード」があり、プロのクオリティで写真撮影が楽しめます。
Expert RAWで撮影した写真データは、「Adobe Lightroom」へ自動転送される仕組みになっており、Lightroomで画像を編集することも可能。誰でもプロレベルの画像補正ができるのも魅力です。
※1 Expert RAWアプリはGalaxy Storeから無料でダウンロードが可能
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ディスプレイの向上
Galaxy S23 | Galaxy S22 | |
ディスプレイサイズ | 約6.1インチ | 約6.1インチ |
解像度 | Full HD+ | Full HD+ |
リフレッシュレート | 48Hz~120Hz | 48Hz~120Hz |
最大輝度 | 1750nit | 1300nit |
どちらもサイズ・解像度ともにまったく同じ仕様ですが、ディスプレイの向上ポイントは以下の通りです。
- 「Gorilla glass Victus 2」で耐久性が向上
- 目に優しいビジョンブースター
「Gorilla glass Victus 2」で耐久性が向上
Galaxy S23のフロントガラス(背面も同様)では、アメリカを拠点とするコーニング社の「Gorilla glass Victus 2」が採用されており、落下時の耐久性が強化されています。それは例えばコンクリートやアスファルトのような粗い表面であっても落下に耐えられる程の耐久性で、コンクリートなら最大1m、アスファルトなら最大2mの高さからの落下試験に合格しています。
また、こすった傷の耐性:耐擦傷性(たいさっしょうせい)にも優れています。
目に優しいビジョンブースター
Galaxy S23では、太陽の下などの明るい屋外でも最適な色と明るさを維持できるビジョンブースターが搭載されています。これは使用する周辺環境に応じて自動で明るさを調整してくれます。
なお、ビジョンブースターは前作Galaxy S22シリーズから搭載されていましたが、Galaxy S22 Ultraと同等の輝度である1,750nit(ニト)をGalaxy S23にも引き上げられています。ちなみにGalaxy S22の輝度は1300nitなので、より屋外での使用でも見やすくなっています。
バッテリー容量の向上
前作Galaxy S22は3700mAhのところ、Galaxy S23では3900mAhに増量されています。
Galaxy S23って3,900mAhと少なくない?
今のスマホって5000mAhくらいあるから少なく感じたのかな?— ころくん (@koro_56kn) April 7, 2023
このような意見は当然あると思いますが、実は「Snapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy」搭載により、電力効率が最大40%向上しています。前作と比較してみましょう。
Galaxy S23 | Galaxy S22 | Galaxy S22 Ultra | |
バッテリー容量 | 3900mAh | 3700mAh | 5000mAh |
連続待受時間 | 約290時間 | 約220時間 | 約290時間 |
なんと、前作Galaxy S22 Ultraでは5000mAhあるにもかかわらず連続待受時間は今作Galaxy S23と同等レベルです。またGalaxy S22との差は200mAhの差でも70時間もの大差があります。
つまり大容量バッテリーを積まずコンパクトな筐体でも、電力効率の向上によりバッテリー消費を抑えてくれるということです。
発熱問題はどう?
かねてより発熱の問題があったCPU「Snapdragon® 8 Gen 1」ですが、前作Galaxy S22に搭載されていました。その発熱を解決すべく、今作「Snapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy」を乗せたGalaxy S23では、新たに「ベイパーチャンバー冷却システム」が搭載されており、従来よりも高い冷却性能があります。実際に改善しているかは気になるポイントですが。。
そもそも小型スマホなので、負荷がかかるような大容量ゲームなどをすると、それなりに熱を持ってしまうのは仕方ないところ。しかし、最新CPUを搭載したことでS22以上に安定していることは間違いないでしょう。
デュアルSIMに対応
今作Galaxy S23より2つのSIMカード(nanoSIM/eSIM)に対応しました。海外版はS22でもデュアルSIMに対応していましたが、日本版ではS23より初対応となります。
これにより、2つのSIMカードを導入することができ、例えば1つはドコモ、もう一つは他キャリアなど自由に組み合わせることができます。
ココに注意
ドコモではデュアルSIM機能については動作確認を実施していません。
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Galaxy S23の端末価格
スペックは一通りご覧いただいたと思いますが、誰でも気になるのが端末価格。ちなみにGalaxy S23は日本版と海外版がありますので、どちらも見ていきましょう。
日本の通信キャリアで比較
日本ではドコモ・au・楽天モバイルから発売され、ソフトバンクからは未発売となります。
ドコモ | au | 楽天モバイル | |
端末価格※1 | 136,620円 | 136,330円 | 147,700円 |
※1 すべてオンラインショップ価格を表記
ドコモのGalaxy S23価格の詳細
Galaxy S23|SC-51Dを通常購入する場合 | Galaxy S22|SC-51Cを通常購入する場合 | |
一括払い | 136,620円 | 115,412円 ※オンラインショップ限定割引後価格 |
12回払い | 11,385円×12回 | 9,617円×12回(初回のみ9,625円) |
24回払い | 5,692円×24回(初回のみ5,704円) | 4,808円×24回(初回のみ4,828円) |
36回払い | 3,795円×36回 | 3,205円×36回(初回のみ3,237円) |
いつでもカエドキプログラムで23ヵ月目に返却する場合 |
||
1~23回 | 3,013円×23回(初回のみ3,014円) | 2,664円×23回(初回のみ2,684円) |
負担額 | 69,300円 | 61,292円 |
いつでもカエドキプログラムで24~26ヵ月目に返却する場合 |
||
1~23回 | 3,013円×23回(初回のみ3,014円) | 2,664円×23回(初回のみ2,684円) |
24~47回 | 2,805円×24回 | 2,255円×24回 |
負担額 | 69,300円+返却月までの分割代金 | 61,292円+返却月までの分割代金 |
いつでもカエドキプログラムで12ヵ月目に返却する場合 |
||
1~12回 | 3,013円×12回(初回のみ3,014円) | 2,664円×12回(初回のみ2,684円) |
13~23回 | 2,413円×11回 | 2,064円×11回 |
負担額 | 62,700円 | 54,692円 |
いつでもカエドキプログラムでは、端末を返却することでその後の分割支払金が不要になる無料システムです。加入したからといって必ずしも返却しないといけないことはありません。
返却する予定のない人は通常購入価格で、返却するかもしれない人はいつでもカエドキプログラムに加入しましょう。
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Galaxy S23を安く購入する方法
Galaxy S23では海外モデルがあり、実は日本モデルより安く買うことができます(いつでもカエドキプログラムなどの返却システムを除き)。
また海外モデルでは日本版とスペックが少し異なり、例えばストレージが256GBの他にも128GBが選べます。SIMフリーなので、日本のSIMカードを入れて使用することも可能です。
128GB | 256GB | |
【参考】ドコモ | 取扱いなし | 136,620円 |
【参考】au | 取扱いなし | 136,330円 |
【参考】楽天モバイル | 取扱いなし | 147,700円 |
イオシス | 104,800円 | 112,800円 |
ETOREN | 108,600円 | 115,200円 |
Expansys | 105,004円 | 114,057円 |
ご覧の通り、端末を返却しない人にとっては海外モデルの方が安く手に入ります。公式サイトを見てもらえれば分かりますが、日本語にも対応しています。
上記価格に無料~高くても2,000円程度の送料が掛かりますが、日本で普通に購入するより数万円安いため、コスパは高いと言えるでしょう。
Galaxy S23とS22はどっちを買うべきか?
Galaxy S22から向上したポイントをまとめてみましょう。
Galaxy S23の向上点
- CPUにSnapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxyを搭載
- プロ級の写真撮影と編集が可能
- Gorilla glass Victus 2で耐久性がアップ
- ディスプレイ輝度がアップ
- 最新CPUで電力効率がアップしバッテリー長持ち
Galaxy S23では、発熱が気になるところですが、基本的に申し分のないスペックで仕上がっています。しかし、場合によってはGalaxy S22でも十分に使用できるのも事実です。
よって以下の項目当てはまる人は、そのモデルを購入することをおすすめします。
S23がおすすめな人
- どうせ買うなら最新がほしい
- 夜での撮影や自撮りをきれいに撮影したい
- 荒野行動などの3Dゲームをよくプレイする
- 動画もゲームも一日中使いたい
- よく落としてしまう
- 2つの通信会社を1つの端末で使用したい
S22がおすすめな人
- 少しでも安いハイエンドモデルがほしい
- あまりゲームはせずSNSやYouTubeが中心
- ゲームは多少するけど勝敗にそこまでこだわっていない
- 写真は撮れれば問題なし
すでにGalaxy S22を使用している人にとっては大きな違いがないため、次回作を購入するのをおすすめします。しかし、Galaxy S21より前のモデルを使用している人にとっては、バッテリー持ちやカメラ性能に大きな差を感じられるかと。
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