ドコモのエコノミーMVNOから、TOKAIコミュニケーションズ「LIBMO」との連携を、2022年12月21日(水)より開始しました。エコノミーMVNOは2021年10月よりNTTレゾナント「OCNモバイルONE」、12月よりフリービット「トーンモバイル for docomo」と連携し、今回LIBMOとの連携で3社目になります。
MVNOは、一般的に店舗を持たないため月額料金を安く提供することができますが、ドコモのエコノミーMVNOとして参画することでドコモショップでの受付が可能になります。しかしドコモショップで申し込む場合とオンラインで申し込むのとではプランが異なります。
今回は「LIBMO」とはどのようなプランなのか、またプランの違いについて解説していきます。
※すべて税込表記です
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LIBMOをオンラインで申し込み、対象スマホを購入すると、最大10,000TCLポイント(10,000円相当)がもらえます。概要を見ていきましょう。
LIBMOキャンペーンの概要
他社からオンラインで対象プランを契約、かつ対象スマホを購入すると、最大10,000TCLポイントがもらえます。対象プランは詳細は以下の通りです。
キャンペーン名称:最大1万円相当還元プログラム
キャンペーン期間:2023年2月15日~終了日未定
キャンペーン内容:
なっとくプラン(3GB、8GB、20GB、30GB)のいずれかに申し込むと、対象者に3,000~10,000TCLポイントがもらえる
ポイント付与のタイミング:
利用開始月から7ヵ月目の月末までに付与
音声通話機能付きSIMを契約
対象スマホを購入する | 対象スマホを購入しない | ||
料金プラン | 他社からの乗り換え | 他社からの乗り換え以外 | |
なっとくプラン (3GB) |
10,000ポイント | 5,000ポイント | 3,000ポイント |
なっとくプラン (8GB) |
|||
なっとくプラン (20GB) |
5,000ポイント | ||
なっとくプラン (30GB) |
※ゴーゴープラン、なっとくプラン(ライト)は対象外
データ通信専用SIMを契約
なっとくプラン(ライト)を除く、全プラン一律で3,000TCLポイントがもらえます。
TCLポイントとは?
TCLポイントとは、LIBMOを提供しているTOKAIグループを利用する人だけが入会できるポイントサービスです。TCLポイントは、1ポイント1円としてLIBMOの月額料金に充当することができるほか、dポイント、TCLチケット、WAON、LuLuCaポイント、ドットマネーなどに交換することができます。
TCLポイントは、TOKAIグループサービス(LIBMO含む)の利用金額200円につき1ポイント貯めることができるため、還元率は0.5%という計算になります。よって、キャンペーンでもらえる最大10,000TCLポイントは、実質200万円分利用しないともらえないポイントと言えます。
なっとくプラン20GBが実質5ヵ月無料の詳細
なっとくプラン20GBが実質5ヵ月無料の詳細は以下の通りです。
「なっとくプラン20GB」もしくは「なっとくプラン30GB」は、オンライン窓口でのみ申し込めます。
エコノミーMVNO「LIBMO」の概要
TOKAIコミュニケーションズが手掛ける「LIBMO」は、2017年2月より格安SIMサービスとして提供を開始しました。ドコモのエコノミーMVNOへの参画は、2022年12月21日からスタートとなります。
LIBMOの特長として電話をよく掛ける人向けのプランなど幅広いプランを提供しており、OCNモバイルONEやトーンモバイルとはまた違った魅力があります。
ドコモショップで取り扱うLIBMOの料金プラン
ドコモショップで取り扱うLIBMOの料金プランは、本来のLIBMOのプランとは少し異なり、データ容量に応じた3つから構成されています。それにかけ放題オプションを掛け合わせた月額料金となっています。詳細は以下のとおりです。
かけ放題オプション | ゴーゴープラン 500MB |
なっとくプラン 3GB |
なっとくプラン 8GB |
かけ放題なし | - | 980円 | 1,518円 |
5分かけ放題 月額550円 |
1,100円 ※最大12ヵ月110円割引で990円 |
1,530円 ※最大12ヵ月110円割引で1,420円 |
2,068円 ※最大12ヵ月110円割引で1,958円 |
10分かけ放題 月額770円 |
1,320円 ※最大12ヵ月220円割引で1,100円 |
1,750円 ※最大12ヵ月220円割引で1,530円 |
2,288円 ※最大12ヵ月220円割引で2,068円 |
かけ放題マックス 月額1,430円 |
1,980円 | 2,410円 | 2,948円 |
データ容量の3つのプランと、希望のかけ放題オプションに応じたプラン設計をすることができます。データ通信をメインとする場合は、かけ放題を付ける必要はありません。
赤字で表記している12ヵ月間割引は、ドコモショップ店頭で申し込むと「かけほ割」が適用されます。また電話を掛ける際の専用アプリも必要ありません。
その他の手数料については以下をご覧ください。
その他の手数料 | 費用 |
契約事務手数料 | 3,300円 |
SIM発行手数料 | 433円 |
データリチャージ(1GB追加) | 330円/1GB |
1年以内の解約違約金 | 月額料金の1ヵ月分 ※プランにより異なる |
無料通話超過時の通話料はプランごとに異なる
先述した3つのプランにかけ放題オプションを掛け合わせますが、プランによって無料通話超過時の通話料が異なるため注意が必要です。
ゴーゴープラン 500MB |
なっとくプラン 3GB |
なっとくプラン 8GB |
|
無料通話超過時 | 11円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 |
ここで言う無料通話とは、「かけ放題なし」「5分・10分」を指しており、例えば5分かけ放題オプションの場合は5分超過時に各プランに応じた通話料が発生します。
光セット割で毎月さらに220円引き
LIBMO契約者本人、あるいは三親等内の家族が、TOKAIコミュニケーションズが提供する「@T COMヒカリ」「TNCヒカリ」、さらに「ドコモ光」を契約していると、毎月のスマホ代からさらに220円の割引が適用されます。
また自宅のインターネット回線1契約に対し、LIBMOを最大5回線までセットにでき、毎月最大1,100円(220円×5回線)の割引を受けられます。
※ドコモ光とセット割を適用するには?
ドコモ光のプロバイダを@T COM(アットティーコム)/TNCのどちらかにする必要があります。しかし両プロバイダはタイプBに位置付けられており、タイプAのプロバイダと比較して220円高いため、あまりメリットとは言えません。
すでにドコモ光を契約しておりプロバイダを変更する際は、3,300円の手数料が発生します。
エリアはドコモのLTE回線が対応
LIBMOはドコモのLTE回線エリアで利用可能ですが、ドコモ回線と言えど通信をレンタルしているため本ドコモ回線には勝てません。通話品質やデータ通信速度など、ドコモ回線より劣ってしまう可能性は覚悟しておきましょう。
データ通信の速度を比較してみます。
LIBMO | ドコモ | |||
時間帯 | 下り平均 | 上り平均 | 下り平均 | 上り平均 |
朝 | 21.03Mbps | 11.77Mbps | 246.0Mbps | 21.52Mbps |
昼 | 2.03Mbps | 15.4Mbps | 216.94Mbps | 25.62Mbps |
夕方 | 3.23Mbps | 12.15Mbps | 155.46Mbps | 16.66Mbps |
夜 | 14.96Mbps | 9.66Mbps | 145.2Mbps | 15.29Mbps |
深夜 | 22.15Mbps | 7.12Mbps | 165.43Mbps | 15.46Mbps |
※【参考】みんなのネット回線速度(みんそく):2022年12月5日時点
以上のように、本家ドコモと比較すると明らかな通信速度の差があります。速度を取るか価格を取るかという選択肢になります。
ドコモショップで申し込めるLIBMO取り扱い端末
LIBMO取り扱い端末がドコモショップでもセット購入できます。しかしスマホ端末は店頭在庫を用いるのではなく、あくまでLIBMOの在庫から購入することになり、取り扱い開始時点ではSIMカードやスマホは後日郵送になります。準備ができ次第、ドコモショップでSIMカードの開通が予定されています。
AQUOS sense7 | AQUOS sense6 | AQUOS sense4 plus |
AQUOS wish | |
イメージ | ||||
ディスプレイ | 6.1インチ | 6.1インチ | 6.7インチ | 5.7インチ |
バッテリー | 4,570mAh | 4,570mAh | 4,120mAh | 3,730mAh |
ドコモショップ申し込み可能なオプション
ドコモショップでLIBMO契約時に同時に申し込めるオプションは3点あります。
サービス名 | 月額料金 |
セキュリティ対策ソフト「TOKAI SAFE」 | 440円 |
LIBMO端末補償 | 418円 |
つながる端末保証by LIBMO | 550円 |
TOKAI SAFEとは?
サービス名 | 月額料金 |
TOKAI SAFE | 440円 |
キャンペーン | 最大3ヵ月無料 |
セキュリティ対策ソフト「TOKAI SAFE」は、スマホやタブレットなど最大6台まで登録することができるオプションです。本人はもちろん、家族のスマホや自宅のパソコンなどにインストールすることができます。パソコンはWindows/Mac、スマートフォンはAndroid/iOSに対応しています。
子どもの利用範囲や履歴などが管理ができる保護者機能ペアレンタルコントロールや、WEBフィルタリングで脅威から守ることが出来たり、ウイルス侵入を防ぐリアルタイムスキャンやランサムウェア保護機能など幅広い機能が搭載されています。
またTOKAI SAFEは、キャンペーンにつき3ヵ月無料です。
LIBMO端末補償とは?
サービス名 | 月額料金 |
LIBMO端末補償 | 418円 |
LIBMO端末補償とはLIBMO取扱い端末利用時に限り、上記のようなスマホのトラブル時に5,500円~利用できるオプションです。利用料金の詳細は以下のとおりです。
交換回数 | 交換代金 |
1回目 | 5,500円 |
2回目 | 8,800円 |
3回目以降 | 端末代金相当額 |
故障発生時は、LIBMO端末補償受付センター(電話番号:0120-355-411 / 受付時間:9時~18時(年中無休))に連絡し、案内に従って修理に出します。
つながる端末保証by LIBMOとは?
サービス名 | 月額料金 |
つながる端末保証by LIBMO | 550円 |
つながる端末保証by LIBMOは、自分で用意したスマホ端末でも月額550円で加入できる端末保証サービスです。本サービスを利用するには、あらかじめ利用端末を登録しておく必要があり、保証範囲は「LIBMO端末補償」同様、破損や水濡れ、自然故障です(紛失・盗難は対象外)。
トラブル時の利用料金は以下のとおりです。
利用代金 | |
修理代金 | 0円 |
1回目の交換 | 4,400円 |
2回目の交換 | 8,800円 |
故障発生時は、修理受付センター(電話番号:0120-301-974 / 受付時間:10時~18時(年末年始除く))に連絡し、案内に従って修理に出します。
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オンライン版LIBMOの概要
2017年2月より、格安SIMブランドとして提供していた「LIBMO」ですが、ドコモショップで取り扱うプランとは異なります。
オンライン版LIBMOの料金プラン
本来LIBMOはオンライン専用で申し込むやり方が本家であり、ドコモのエコノミーMVNOで提供するLIBMOと多少異なります。オンライン版LIBMOの提供プランは以下のなっとくプランか、あるいは通話メインのゴーゴープランから選ぶことができます。
なっとくプラン:データ通信がメインでかけ放題あり・なしが選べる
料金プラン | 月間データ量 | 音声通話機能付きSIM | データ通信専用SIM |
なっとくプラン(ライト) | 無制限 (最大速度200Kbps) |
- | 528円 |
なっとくプラン(3GB) | 3GB | 980円 | 858円 |
なっとくプラン(8GB) | 8GB | 1,518円 | 1,320円 |
なっとくプラン(20GB) ※一番人気 |
20GB | 1,991円 | 1,991円 |
なっとくプラン(30GB) | 30GB | 2,728円 | 2,728円 |
+
音声通話機能付きSIMなら以下のオプションが付けられます。
オプションサービス | 月額料金 |
5分かけ放題 | 550円 |
10分かけ放題 | 770円 |
かけ放題マックス | 1,430円 |
通話パック30 | 968円 |
スマート留守電® | 319円 ※最大2ヵ月無料 |
留守番電話 | 330円 |
割込通話 | 220円 |
データ容量は20GBや30GBなど選択肢が多く、たくさんデータ通信をしたい人にとっては嬉しい料金体系です。しかし中には無制限プランがありますが、通信速度が200Kbpsでかなり遅いうえに、なっとくプラン(3GB~)の速度制限時も同じ200Kbpsなのでおすすめしません。
また5分・10分かけ放題を除いた各通話オプションの概要は以下のとおりです。
オプションサービス | 詳細 |
かけ放題マックス | ・国内通話ならかけ放題 ・連続2時間で自動切断されるため掛け直しが必要 ・専用アプリの必要なし |
通話パック30 | ・月額968円で、月間1320円分の通話が可能になるサービス ・余った分は繰り越し不可 |
スマート留守電® | ・留守電のメッセージが文字で届きLINEやメールでメッセージの内容が確認できる |
留守番電話 | ・圏外/電源を切っている場合などに伝言メッセージをお預かり |
割込通話 | ・通話中にかかってきた別の電話を通話中着信音でお知らせ ・話し中の通話を保留にしたまま後からかかってきた電話を受けられる |
ゴーゴープランは通話メインにおすすめ
またゴーゴープランなら、エコノミーMVNOで解説した内容と同様、月間500MBでかけ放題オプションを付けることができます。
プラン名 | 月間データ容量 | 選べるかけ放題 | 月額料金 |
ゴーゴープラン | 500MB | 5分かけ放題 | 1,100円 |
10分かけ放題 | 1,320円 | ||
かけ放題マックス | 1,980円 |
手数料体系はエコノミーMVNOと同じ
オンライン版LIBMOで掛かる手数料はエコノミーMVNOと同様です。再度一覧を記載しておきます。
その他の手数料 | 費用 |
契約事務手数料 | 3,300円 |
SIM発行手数料 | 433円 |
データリチャージ(1GB追加) | 330円/1GB |
1年以内の解約違約金 | 月額料金の1ヵ月分 ※プランにより異なる |
その他のオプションサービス
ドコモショップでは対応していないオプションサービスも含め、概要を解説していきます。
オプション名 | 月額料金 | ドコモ受付 | 概要 |
TOKAI SAFE | 440円 | ○ | PC、スマホを7台まで対応できるセキュリティサービス |
LIBMO端末補償 | 418円 | ○ | 端末ご購入と同時加入で端末の落下・動作不良・水濡れ時に新しい端末を提供 |
つながる端末保証 by LIBMO |
550円 | ○ | SIMのみ契約・LIBMOで販売中のiPhone(一部対象外)を購入すると契約可。端末が水没・破損・自然故障の場合、端末を無償修理もしくは特別価格で交換 |
LIBMO WiFi byエコネクト |
398円 | ✖ | 国内150,000スポット以上の飲食店や交通機関など幅広いエリアで公衆無線LANが利用できる |
雑誌読み放題 タブホ® |
550円 | ✖ | 800誌以上の人気雑誌が毎月定額で読み放題 ※最大2ヵ月無料 |
LIBMOのよくある質問
ここからはLIBMOでよくある質問を集めました。
LIBMOは法人契約できる?
2022年12月時点では法人名義は対応していません。個人名義のみとなります。
LIBMOでeSIMは申し込める?
2022年12月時点でLIBMOはeSIMに対応しておりません。今後の提供予定は未定とされています。
ドコモショップで申し込めばSIMカードは当日中にもらえるの?
2022年12月時点でドコモショップでの申し込んでもSIMカード・端末ともに当日にはもらえず、最短3日程度で自宅に配送されます。今後準備ができ次第、ドコモショップ店頭でSIMカードの開通が予定されています。
ドコモショップでLIBMOのプラン変更や解約はできる?
ドコモショップでプラン変更や解約、およびオプション追加・廃止はできません。ドコモショップでは新規契約の取次、あるいは他社からの乗り換えのみ行っています。
LIBMOの毎月の支払方法は?
クレジットカード支払いのみとなります。デビットカードや口座振替には対応しておりません。
LIBMO申し込みに必要な書類は?
LIBMOを新規契約する際に必要になる書類は以下のとおりです。
種類 | 概要 |
運転免許証 (運転経歴証明書) |
顔写真、現住所が記載で各公安委員会発行で有効期限内のもの |
マイナンバーカード | 裏面は提出しないこと 個人番号の通知カードは受付不可 |
日本国パスポート | 日本国政府発行の顔写真、氏名、生年月日、現住所が記載で有効期限内のもの ※2020年2月4日以降に申請されたパスポートは所持人記入欄がないため補助書類の提出が必要 |
開通後にプラン変更はできる?
できます。
プラン変更方法は、LIBMOマイページかお客様センターへ連絡してください。
ドコモショップで初期設定はやってくれるの?
ドコモショップでLIBMOの端末とSIMカードを契約した場合のみ、端末とSIMカード到着後に無料で初期設定ができます。しかし、ドコモショップスタッフがサポートできるのは、Googleアカウント・dアカウント・dアカウント連携のみとなり、その他は自分で行う必要があります。
尚、端末を自分で用意する場合は、初期設定手数料3,300円が掛かります。
LIBMOでdポイントはたまる?
LIBMO利用料金100円(税抜)につきdポイントが1ポイントたまります。
自分で端末を用意する場合はSIMロック解除は必要?
ドコモで購入したスマホを利用している場合はSIMロック解除は不要です。しかし、ドコモ以外で購入したスマホについてはSIMロック解除が必要です。
SIMロック解除方法については、購入した店舗に問い合わせてください。
まとめ
今回はTOKAIコミュニケーションズが手掛けるLIBMOについて、エコノミーMVNOで契約できるプランと、従来より提供しているオンラインで契約できるプランを解説しました。
ドコモショップで契約できるエコノミーMVNOは、料金体系や他のサービスなど相談できるメリットがありますが、選べるプランが3つと少ないデメリットがあります。
しかし通話メインで使いたい人は、500MBのゴーゴープランは魅力だと思います。
データ通信をたくさん使いたいという人は、オンラインの公式LIBMOサイトから申し込むことをおすすめします。
エコノミーMVNOとしてまだ提供を開始していないため、内容が異なるところがあるかもしれませんが、最新情報が分かり次第更新していきます。
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