Google初のフォルダブル(折りたたみ)スマホ「Pixel Fold(ピクセルフォールド)を体験したので解説したいと思います。
公式でも25万円を超える超高価スマホであまり期待していなかった筆者ですが、感想は「意外といい。いやむしろ欲しい。」でした。
Pixel Foldのスペック
カテゴリ | Pixel Fold |
イメージ | |
発売日 | 2023年7月27日発売 |
カラー | オブシディアン |
サイズ【高さ×幅×厚さ】 | Open:約139.7×158.7×5.8mm Close:約139.7×79.5×12.1mm |
重さ | 約283g |
SIM | nanoSIM/eSIM |
OS | Android™13 |
CPU | Google Tensor G2 |
内蔵メモリ【RAM/ROM】 | 12GB/256GB |
ディスプレイ | Open:約7.6インチ/OLED Close:約5.8インチ/OLED |
ディスプレイ解像度 | Full HD+(2092×1080) |
アウトカメラ画素数 | 約4800万+約1080万+約1080万 |
インカメラ画素数 | 約800万 |
バッテリー容量 | 4821mAh |
5G最大通信速度 | 受信4.2Gbps/送信480Mbps |
LTE最大通信速度 | 受信1.7Gbps/送信75Mbps |
接続端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電(Qi) | ○ |
防水/防塵 | ○/不明 |
ワンセグ/フルセグ | -/- |
FMラジオ | - |
生体認証 | ○ (指紋・顔) |
おサイフケータイ |
○ |
SDカード | - |
Google公式ではObsidian(黒色)の他、Porcelain(白色)がありますが、ドコモとソフトバンクからは黒色のみ発売。白色が購入できるのはGoogleかauになります。
SoCにはPixel 7 ProやPixel 7a同様「Google Tensor G2」の高性能プロセッサが搭載され、リフレッシュレート120Hz、長時間バッテリー、高画質カメラなどスペックは申し分なし。ただ価格が25万円越えと言うパソコン1台買える領域。4~5年使わないと元取れんなって感じですね。
Pixelの端末価格
Pixel Foldの販路はGoogle、ドコモ、au、ソフトバンクから。各キャリアの価格は以下の通りです。
Pixel 7a 本体総額 | 2年返却時の実質価格 ※機種変更の場合 |
キャリア特典 | |
ドコモ | 252,890円 | 149,930円 | dポイント30,000pt |
au | 286,080円 | 131,160円 | pontaポイント20,000pt |
SoftBank | 287,280円 | 143,640円 | - |
Google Store | 253,000円 | - | Googleストアクレジット 52,000円分 |
Pixel 7a発売当初はドコモが一番高かったものの、Pixel Foldの一括価格はドコモが一番安い状況(2023/7/18時点)です。2年返却時では、auが一番安い131,160円となっています。
✅ドコモオンラインショップ価格:149,930円~
公式サイト:https://onlineshop.smt.docomo.ne.jp/
Pixel Foldを体験していく
それでは早速使ってみましょう。
Pixel Foldの同梱品
同梱されているのは、Pixelお馴染みのC to C端子ケーブルとA(USB)to C変換アダプタとSIMピン、取扱いガイドが入っています。
最近はコストを抑えたリサイクル性の箱が多い中、しっかりとした化粧箱に入れられています。
Pixel Foldの開いた状態
Pixel Foldを開いた状態がこれ。メインディスプレイは7.6インチで、アスペクト比は6:5です。OLEDディスプレイで最大120Hzのリフレッシュレートが快適な操作感を実現しています。
画面の左右自由にウィジェットを設置でき、よく使うアプリやスケジュールを設置しておけば、余計な操作不要で一目で確認できますね。
Pixel Foldの閉じた状態
▼そして閉じた状態がこれ。5.8インチディスプレイで、手に馴染みやすい手帳を持っている感覚。意外とこのサイズが想像していたよりもフィットしました。はじめは「Galaxy Foldみたいにスリムでもないし、何でこのずんぐりむっくりなサイズなんだ」とちょっとデザインが好みじゃなかったのに、いざ触ってみるとまさにフィット。さすがGoogleさん。
▼背面はカメラとGoogleロゴ。このマットな質感が触っていて心地よい。
▼閉じた状態の厚みは12.1mmで普通のスマホと比較すると当然分厚い。
▼Galaxy Fold4(写真左)とPixel Fold(写真右)を比較するとこんな感じ。
Galaxy Fold4は閉じた状態で14.2mmなので、約2mm分Pixel Foldが薄いことになります。ただ写真で分かるように、Galaxy Fold4は「くの字型」に折れ曲がっていて隙間がある。一方Pixel Foldは畳んだ時の隙間がなく、完成度が高い。
現時点では最薄らしいです。
2画面分割が楽しい
フォルダブルスマホの醍醐味でもある画面分割ですが、Pixel Foldは最大2画面まで分割できます。
画面下の一本線を上に引き上げると、
このようにタスクバーが出現します。
好みのアプリを長押し&ドラッグすると、
こんな感じで左にWEBニュース、右にYouTubeみたいに分割できます。例えばYouTubeで解説された商品が気になるときに、動画を観ながらリサーチできます。これは仕事がはかどるってもんじゃない!ドゥフwwドゥフww
他にもメールに画像を貼り付けたいとき、左はメール画面、右にフォトアプリを開き、送りたい画像を右から左へドラッグするだけで、画像を添付できます。
YouTubeを見ていこう
▼YouTubeを見ていきましょう。
左にメイン動画、その下に概要欄やコメント欄、右側はおすすめ動画が設置されており、メイン動画を観ながら他の動画やコメントを見ることができます。
「別に普通じゃん」って思った人、通常の縦長スマホならコメントを見ながらおすすめ動画を見ることはできないと思うんですよ。Pixel Foldなら両方を捉えておくことができるので、直感的に操作ができます。
▼もう少し大きく動画が観たいなら、横半分に拡大することができ、スタンドに立てかけたように独立して視聴できます。ちなみにこれをテーブルトップモードと呼びます。
▼大画面状態がこれ。気軽に映画を見る分にも十分なサイズでしょう。
まとめ|ドコモの発売日は?
ドコモでの発売日は2023年7月下旬と予定されていますが、一足先にソフトバンクが同年7月31日と発表しました。よってドコモも同じ日にすることが予想されます。というか同じ日でしょうね。
ドコモの発売日は当初7月31日と発表されましたが、auが7月27日に発売すると発表があった後日、ドコモ(ソフトバンク)もそれに合わせ7月27日発売に修正されました。
価格は253,000円と決して安い買い物ではありませんが、確かに良いものを触らせてもらった感は大いにありました。
普通のスマホに飽きた人、変わりものが好きな人にはおすすめできる機種です。
✅ドコモオンラインショップ価格:149,930円~
公式サイト:https://onlineshop.smt.docomo.ne.jp/