この記事はこんな方におすすめ
- dポイントマーケットについて詳しく知りたい
- 普段からdポイントを利用している
- dポイントマーケットを利用するメリットやデメリットが知りたい
2024年10月8日より従来のdマーケットを大幅リニューアルし、ネットショッピングサイト「dポイントマーケット」を立ち上げました。いつものネットショップをdポイントサイトを経由して買い物するだけでdポイントがどんどんたまります。
本記事ではdポイントマーケットの概要や4つのメリット・3つのデメリットを解説していきます。
\Youtubeでも解説中!/
dポイントマーケットの概要
dポイントマーケットとは?
そもそもdポイントマーケットとは、Amazonや楽天市場などの通常のECサイトとは少し違います。dポイントマーケットにアクセスしたユーザーが気になった商品をクリックすると、その商品を販売する公式ショップサイトのECサイトにつながる仕組みです。
商品を購入する際は、そのまま公式サイトで購入手続きが必要です。つまり、dポイントマーケットはECを寄せ集めたポータルサイトのようなサービスです。
経由するだけでdポイント付与
dポイントマーケットを経由して商品を購入するとdポイントがもらえます。
例えば、普段通り直接公式サイトにアクセスして商品を購入すると、店舗によってはショップポイントがもらえます。これをdポイントマーケットを経由して商品を購入すると、ショップポイントの他にdポイントまでもらえるのがdポイントマーケットの存在意義となります。
dポイント還元率はショップ(加盟店)によって異なり、0.5%から多いところで20%まで還元されます。
ECサイトではなくポイントサイト
dポイントマーケットはサイト内で商品の購入はできず、アクセスしたユーザーを公式ショップサイトへ送客するサービスです。Amazonや楽天市場、ドコモのdショッピングとは違い、「モッピー」や「ハピタス」にようなポイントサイトになります。
「モッピー」や「ハピタス」などのポイントサイトは、サイトを経由してクレジットカードや銀行口座を作成すると独自のポイントが付与され、現金やポイント、電子マネーなどに交換(換金)できます。
dポイントマーケットも同様で、商品の購入前にdポイントマーケットを経由するだけでdポイントがもらえるので、いつもの買い物にひと手間加えるとおトクになるサービスです。
dポイントマーケットの4つのメリット
ここからはdポイントマーケットのメリットについて解説していきます。
dポイントマーケットのメリットは以下の通りです。
-shop
メリット1. ランク特典+ショップ特典+ショップポイントでポイント3重取り
dポイントマーケットを経由することで「ランク特典」「ショップ特典」「ショップポイント」の3つのポイントをためることができます。
ランク特典とは?
ランク特典とはdポイントクラブのランクによって還元率が変わる特典です。ベースポイントの0.5%にランクの倍率が掛け合わされ算出されるdポイント還元率が「ランク特典」となります。
例えば「5つ星」の場合、ベースポイント0.5%に5つ星ランクの倍率3倍を掛けると還元率は1.5%になります。つまり5つ星のランク特典は1.5%還元となります。
購入金額に対してランク特典分のdポイントが還元されます。
ショップ特典とは?
ショップ特典とはショップごとに定められたdポイント還元率です。少ないところで0.5%、多いところで20%まで還元してくれます。
こちらも購入商品代金に対してショップごとの還元率分dポイントがもらえます。
ショップポイントとは?
ショップポイントとは、ショップ独自のポイント還元を指します。
ショップポイントは店舗によって還元率が異なり、店舗によっては無いとこともあります。
☜このマークが目印
掲載されているショップ名の横にこのマークが付いていればショップポイントを付与してくれます。ショップポイントの還元率はショップごとで異なります。
このように、特定のショップならポイントが3重でもらえます。
3重取りのイメージを以下の図で見てみましょう。
ポイント3重取りのイメージ
※ショップポイント還元率が1%の場合
※還元率(ランク特典+ショップ特典の合計)20%のショップで購入の場合
dポイントクラブのランクが1つ星で5,000円分の買い物をする場合
公式ショップサイトで直接購入すると、ショップポイントが50ptもらえます。
一方、dポイントマーケットを経由して公式ショップサイトで購入すると、ショップポイントの50ptの他にランク特典の0.5%+ランク特典の19.5%がもらえるので1,000ptのdポイントがもらえるため合計1,050ポイントになります。
このようにdポイントマーケットを経由するだけでdポイントがもらえるので大変お得です。
メリット2. dカードユーザーなら還元率+1%(ポイント4重取り)
さらに、公式ショップサイトのお会計時にdカードで決済すると+1%還元でdポイントがもらえます。
dポイントクラブランクが5つ星の場合、ランク特典の還元率は1.5%ですが、dカード決済の通常還元率が1%なので最大2.5%のdポイントが還元されます。
合計4重取りのイメージ
メリット1でご紹介した「ランク特典」「ショップ特典」「ショップポイント」の3重取りと、「dカード決済ポイント」を組み合わせると、合計4重取りでポイントを稼ぐことができます。
このように、dポイントを上手くためることでdポイントクラブランクも上がっていくため相乗効果が生まれます。
dポイントクラブは3ヵ月間の累計獲得ポイントによって決まります。
2024年10月3日よりdポイントクラブが改定されたことで2つ星の難易度が緩和されており、3ヵ月間で50ポイントをためるだけで2つ星にランクアップします。3つ星は月200ポイント×3ヵ月、4つ星なら月500ポイント×3ヵ月となります。
dポイントマーケットを利用することで累計獲得ポイントも増やせるので、普段利用しているショップが加盟店として参加しているならdポイントマーケットを経由して購入するようにしましょう。
メリット3. dポイントマーケットサイトが使いやすい
3つ目のメリットはdポイントマーケットのサイトが使いやすいという点。個人差はあるかもしれませんが、変にごちゃごちゃしておらず、直感的で使いやすいと思います。
基本的に検索バーに欲しい商品を入力するか、「カテゴリーから探す」または「ショップから探す」を選んで欲しい商品を探すだけです。誰でもすぐ使い慣れると思います。
メリット4. くじやすごろくが引き続き使える
従来のdマーケットで人気だった「くじ」や「すごろく」がdポイントマーケットとしても利用できます。くじやすごろくで遊んでdポイントをためることができます。
毎日くじ
毎日くじはその名のとおり毎日くじに参加してdポイントがもらえます。大当たりが出たらdポイント100ptがもらえます。
すごろく
すごろくは1日に1回参加でき、1週間以内にゴールを目指すゲームです。
開催期間は、火曜日AM10時~翌週火曜日AM9:59までで、毎週開催しています。
順位によってもらえるdポイントが変わり、1~5位になれば最大でdポイント1,000ptもらえます。
dポイントマーケットの3つのデメリット
では続いてdポイントマーケットのデメリットを見ていきましょう。
デメリット1. 加盟店数が少ない
dポイントマーケットの加盟店数は150店舗以上で、ビックカメラやGUなど人気のショップが掲載されています。しかし、同じ携帯キャリアなら楽天の「楽天リーベイツ」やソフトバンクの「LINEブランドカタログ」があり、加盟店数は大きく差を広げられています。
d POINT MARKET | Rakuten Rebates | LINEブランドカタログ | |
サービス開始時期 | 2024年10月8日~ | 2016年10月~ | 2017年6月~ |
加盟店数 | 150点以上 | 800点以上 | 1,000点以上 |
たまるポイント | dポイント | 楽天ポイント | LINEポイント ※PayPayポイント交換可 |
サービス開始時期が6~7年違うため、加盟店数の差は納得です。dポイントマーケットにはこれから加盟店が増えていくことを期待したいですね。
デメリット2. 他社と差別化できていない
加盟店数がまだ少ないというのは既述しましたが中身も大事です。
個人的にdポイントマーケットで残念と感じたところは、「楽天リーベイツ」や「LINEブランドカタログ」と差別化できていない点です。
具体的には、楽天リーベイツやLINEブランドカタログには「楽天市場」や「auPAYマーケット」など大手モール型ECサイトが参入していることに対し、dポイントマーケットは自社の「dショッピング」や「dfashion」と言った、少々影の薄いサイトしか参入していません。
ここで言う「大手モール型ECサイト」とは、Amazonや楽天市場のような様々な商品を一つのサイトで購入できるECサイトを指します。ポイントサイトを経由して楽天市場などで商品を購入すると購入代金に対してポイントサイト側でもポイントが還元されます。
d POINT MARKET | Rakuten Rebates | LINEブランドカタログ | |
参入している 大手モール型ECサイト |
dショッピング dfashion Qoo10 ビックカメラ |
楽天市場 auPAYマーケット Qoo10 ビックカメラ |
ヤフーショッピング 楽天市場 auPAYマーケット Qoo10 ビックカメラ |
楽天リーベイツには当然自社の楽天市場が参入しており、LINEブランドカタログにも自社のヤフーショッピングのほか、楽天市場も参入しています。
dポイントマーケットはQoo10やビックカメラは参入しているものの、それは楽天リーベイツやLINEブランドカタログも参入しています。
ドコモが提携しているAmazonが参入すれば差別化が図れたものの、現時点でドコモの担当者は「大手ECサイトは考えていない」と発表しているそうです。Amazonの参入はあり得ないかもしれませんし遠い未来かもしれませんが、dポイントマーケットならではの魅力が発揮できる「何か」を打ち出すことが、今後の課題ではないかと思います。
デメリット3. dポイントの反映が遅い
dポイントマーケットのポイント反映は、商品を購入してから90日前後掛かります。
要は4月1日に購入したポイントは7月1日前後に反映するということです。
確かに、携帯料金や普段の買い物ではもらえるポイントは1ヵ月程度で反映します。
他社と比較してみましょう。
d POINT MARKET | Rakuten Rebates | LINEブランドカタログ | |
ポイント反映 | 90日前後 | 75日 (翌々月の15日まで) |
最大190日 |
楽天リーベイツは購入日から翌々月の15日までに反映するので75日以内にはポイントがもらえるため一番早いと言えます。LINEブランドカタログはなんと最大190日も掛かる場合があるため、dポイントマーケットは早い方と言えるでしょう。
まとめ
dポイントマーケットの概要やポイント4重取りについて、メリット・デメリットについて解説しました。この記事をまとめると以下のようになります。
- ECサイトではなくポイントサイト
- サイトを経由するだけでdポイント還元
- dカード決済ならさらにポイント還元
- 現時点で加盟店数が少ない
- 大手モール型ECサイトは参入していない
dポイントマーケットは2024年10月8日からスタートした、まだ若いサービスです。
とは言えユーザーは競合サイトを利用する方がお得と判断すると、dポイントマーケットを利用する理由がないと戻ってきません。
もっと認知を広めて利用者数を増やし、加盟店数やサービス内容の変更などdポイントマーケットならではの魅力がさらなるユーザーを引き連れてきます。
dポイントユーザーにとっては利用しないと損するサービスには違いないため、今後のdポイントマーケットに期待しながら積極的に使っていきましょう。