2024年1月18日(日本時間で午前3時)に、サムスンは新しいGalaxyシリーズを発表しました。
今回発表された機種は、「Galaxy S24」「Galaxy S24+」「Galaxy S24 Ultra」の3機種で、発表イベントのメインはAI技術が使われた新機能。
海外版では2024年1月31日発売ですが、日本での発売日は未発表。
また本モデルはセキュリティアップデート、OSアップデートを7年間保証されるため、長く使うことを前提に購入できます。
本記事ではGalaxy S24シリーズのスペックを詳しく解説していきます。
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3機種共通で使える3つのAI技術
今回のイベントで目立っていたのは「Galaxy AI」というワード。サムスンはGoogleとタッグを組んで、Googleの技術がふんだんに使用されたAIの新機能が発表されていました。
中でも以下の3つの新機能をご紹介します。
- 翻訳機能
- かこって検索(Circle to Search)
- Google AIのGemini搭載
翻訳機能
まず「通話の双方向翻訳機能」は、通話中にリアルタイムに翻訳してくれる機能。
例えば海外に電話をする場合、こちらが話した内容が相手の言語に翻訳され、逆に相手が話した内容もこちらの言語に合わせて音声とテキストで翻訳してくれます。
画像のように、「海外旅行で現地に忘れ物をした」場合でも、電話での問い合わせに臆することもありません。
その他、対面での翻訳では画面を分割して相手に見やすくできます。
マイクに向かって話して翻訳して相手に画面を見せるという動作が、普通に対話形式でコミュニケーションが取れるのも便利。しかもモバイル通信やWi-Fi通信の必要がないため、海外旅行中などに重宝するでしょう。
言語は日本語を含んだ13ヵ国語に対応する予定。
かこって翻訳(Circle to Search)
2点目に「かこって検索」機能(英語表記では「Circle to Search」)。
これに関しては見てもらう方が早いかと。
ホーム画面長押しから丸で囲うと、AIが識別し検索結果が表示されます。
YoutubeやInstagramなど、憧れの人が持っているアイテムや気になったアイテムを見つけたときに、アプリを閉じることなく検索することができます。
この「かこって検索」は、Galaxy S24シリーズが世界で初めて搭載される機種になります。しかも、1月31日からPixel 8、Pixel 8 Proでも利用可能になります。
よって、Galaxy S24シリーズの日本での発売は2月以降になりそうなので、日本ではPixel 8シリーズが実質最初の機種になります。
Google AIのGemini搭載
Google AIである「Gemini(ジェミナイ)」はPixel 8シリーズに内蔵されていますが、Galaxy S24シリーズで利用可能になります。
サムスンがGoogleクラウドの初めてのパートナー企業になったことで、GoogleのAI最大モデルである「Gemini Ultra」が利用可能となります。
本モデル「Galaxy S24シリーズ」では、Gemini搭載による以下の機能が使用できます。
- フォトモジ
- Note Assist
- Transcript Assist
- Photo Assist
フォトモジ
オリジナルのステッカー(スタンプ)を生成できます。これにより、写真を切り取ってスタンプのように送れるのが「フォトモジ」。自分の好みに合わせて、画像でコミュニケーションが取れます。
Note Assist
「Note Assist」機能では、長い文章をAIが要点をまとめてくれます。これもGeminiの技術。
他にもSペンで殴り書きした文字も、AIが丁寧に整列させてくれるのも地味に便利。
Transcript Assist
「Transcript Assist(トランスクリプト アシスト)」では、録音した声をAIがテキストでメモし、それを要約してくれます。会議の議事録作成などに重宝しそう。
さらに要約した内容を別の言語に翻訳することも可能。
Photo Assist
撮影した写真を、後から自由に編集できます。
例えば被写体を消すことや動かすこと、大きさを変えるなど。Pixel 8シリーズから導入された「編集マジック」と同じような技術が、Galaxy S24シリーズでも利用可能となります。
2026年からAI機能が有料化?
公式ホームページには小さく注釈で以下のように書かれています。
Galaxy AIは、対応するGalaxyデバイスで2025年末まで無料で提供される機能です。 第三者が提供するAI機能には、異なる条件を適用するかもしれません。
引用:Galaxy S24公式サイト注釈より
言葉の意味そのまま解釈すると、2026年から有料化になると読めます。
発売が2024年1月(海外版)なので約2年は無料で利用できるみたいですが、2026年からいくらになるのか皆目見当もつきません。
良い意味で本来有料サービスが2年間無料で利用できると捉えられますが、悪い意味で2年間AI機能をどっぷり浸からせて、AI無しでは生きていけない状態にするのが狙いとも取れます。
Galaxy S24/S24+のスペック
Galaxy S24|S24+のスペックを見ていきましょう。
Galaxy S24/S24+の仕様
S24 | S23 | S24+ | S23+ | |
サイズ | 147×70.6×7.6mm | 146×70.9×7.6mm | 158.5×75.9×7.7mm | 157.8×76.2×7.6mm |
重量 | 約168g | 約168g | 約196g | 約196g |
ディスプレイ | 約6.2インチ | 約6.1インチ | 約6.7インチ | 約6.6インチ |
FHD+ | FHD+ | QHD+ | FHD+ | |
最大輝度 | 2600ニト | 1750ニト | 2600ニト | 1750ニト |
SoC | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 2 | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 2 |
メモリ | 8GB | 8GB | 12GB | 8GB |
ストレージ | 128GB 256GB 512GB |
256GB | 256GB 512GB |
256GB 512GB |
アウトカメラ | 広角:5000万 超広角:1200万 望遠:1000万 |
広角:5000万 超広角:1200万 望遠:1000万 |
広角:5000万 超広角:1200万 望遠:1000万 |
広角:5000万 超広角:1200万 望遠:1000万 |
インカメラ | 1200万 | 1200万 | 1200万 | 1200万 |
バッテリー | 4000mAh | 3900mAh | 4900mAh | 4700mAh |
S23シリーズとの比較です。基本的に変わったところは、
- S24+のディスプレイがFHD+からQHD+で解像度がアップ
- S24シリーズの最大輝度が1750ニトから2600ニトで屋外でもさらに見やすく
- SoCはQualcomm最新チップSnapdragon 8 Gen 3
- S24+のメモリが12GBへアップ
- S24のストレージのバリエーションが選べる(日本では不明)
- バッテリー容量がアップ
大きな進化は見られないものの、SoCがQualcomm最新チップの「Snapdragon 8 Gen 3」が搭載(詳しくは後述)。最大輝度がS24でも2600ニトまで上がっているのもすごい。
また日本版ではどうか分かりませんが、S24のストレージが128GBから512GBの3ラインナップで出してくれるので、自分の使い方に合わせて選べます。
Galaxy S24/S24+のデザイン
GalaxyS24/S24+のデザインはなめらかな曲線が推し。
フレームはアーマーアルミニウムでステンレス製より軽量で頑丈に強化されており、IP68規格に準じた防水・防塵を備えています。
Galaxy S24/S24+のカラバリ
続いてカラバリ。
画像左からオニキスブラック、マーブルグレー、コバルトバイオレット、アンバーイエローの4色展開です。
Galaxy S24/S24+のカメラ性能
Galaxy S24/S24+ | カメラ性能 |
アウトカメラ | 広角:5000万画素(F値1.8) 超広角:1200万画素(F値2.2) 望遠:1000万画素(F値2.4/光学3倍) |
インカメラ | 1200万画素(F値2.2) |
カメラは広角、超広角、望遠の三眼構成。インカメラはパンチホール。S23シリーズと同じスペックです。
画像のように暗い場所でも明るく撮影でき、光学3倍までズームしてもクリアな写真が撮れます。これもAIの強化により、画像処理をしっかり行ってくれてるので、細かい部分まで鮮明に捉えることができます。
Galaxy S24/S24+の発熱対策
前作に引き続き、S24/S24+はさらに発熱の対策が施されており、さらに前作よりベイパーチャンバー冷却システムが前作比で1.5倍大きくなっています。
大容量ゲームをプレイすると、負荷がかかり端末が熱くなりますが、これを冷却してくれているのが本体に内蔵された「ベイパーチャンバー」。
ベイパーチャンバーとは?
ベイパーチャンバーとは、スマホなどの薄型デバイスに入ってる板状のシートを指します。
メリットとしては、Xperiaなど薄型デバイスに使用されてるグラファイトシートと比べて高い熱伝導能力があり、瞬時に熱を拡散させて放熱できます。これにより、前作以上に大きくなったベイパーチャンバーのおかげで、効率的に放熱され熱くなりにくい仕様となっています。
デメリットは他の部品と比べて高価なことです。
Galaxy S24/S24+のバッテリー
モデル | バッテリー容量 | 動画視聴時間 |
S24 | 4000mAh | 最大約28時間 |
S23 | 3900mAh | 最大約22時間 |
S24+ | 4900mAh | 最大約29時間 |
S23+ | 4700mAh | 最大約27時間 |
バッテリー容量は前作より増加し、もちろん急速充電にも対応しています。
S24では動画の視聴時間が前作より約6時間も増加、S24+でも約2時間増加されているので、ゲームや動画視聴など一日中楽しめます。
Galaxy S24 Ultraのスペック
Galaxy S24 Ultraの仕様
Galaxy S24 Ultra | Galaxy S23 Ultra | |
サイズ | 162.3×79×8.6mm | 163.4×78.1×8.9mm |
重量 | 約233g | 約234g |
ディスプレイ | 約6.8インチ | 約6.8インチ |
QHD+ | QHD+ | |
素材 | Gorilla® Armor | Gorilla® Glass Victus® 2 |
最大輝度 | 2600ニト | 1750ニト |
SoC | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 2 |
メモリ | 12GB | 12GB |
ストレージ | 256GB 512GB 1TB |
256GB 512GB 1TB |
アウトカメラ | 広角:2億 超広角:1200万 望遠:1000万+5000万 光学ズーム:5倍 デジタルズーム:100倍 |
広角:2億 超広角:1200万 望遠:1000万+1000万 光学ズーム:10倍 デジタルズーム:100倍 |
インカメラ | 1200万 | 1200万 |
バッテリー | 5000mAh | 5000mAh |
アップグレードポイント
- アルミニウムからチタン素材へ
- Gorilla® Armorを採用
- ピーク輝度は2600ニト
- エッジからフラットディスプレイへ
- SoCは最新チップ「Snapdragon 8 Gen 3」
Galaxy S23 Ultraとの比較です。
サイズは1mmほど小さく、重量も1g軽くなりました。フレームは今作からチタンが採用されています。
ディスプレイサイズは約6.8インチで同じなものの、ピーク輝度は1750ニトから2600ニトまで上がり、Gorilla® Glass Victus® 2からGorilla® Armorが採用されたことでGalaxy S23 Ultraより見やすくなっています。
SoCはS24/S24+同様、Snapdragon 8 Gen 3を採用。Exynosになるという情報もありましたが、スナドラになりましたね。
ではひとつずつ見ていきましょう。
Galaxy S24 Ultraのデザイン
画像:Galaxy S24 Ultra チタニウムバイオレット
Galaxy S24 Ultraのデザインは前作S23 Ultraと見た目がほぼ同じですが、実は2つ変化ポイントがあります。
- アルミ素材からチタン素材へ
- 画面にGorilla Armorを採用
- エッジディスプレイからフラットディスプレイへ
①アルミ素材からチタン素材へ
Galaxy S24 Ultraのフレームはチタン素材に変わり、軽量化(と言っても前作と1gしか変わらない)と、頑丈なシールドになりました。
チタン製と聞くと「iPhone 15 Pro」が記憶に新しく、バリバリライバル視してるのが分かります。まぁそれは会社同士が意識してくれればいい話で、ユーザーからすると軽量化&安全性の向上は嬉しいポイントです。
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②画面にGorilla Armorを採用
最新カバーガラス素材のGorilla Armorにより、耐久性と見やすさを兼ね備えています。
直射日光でも鮮やかな画面表示と日常生活下でのダメージに対する優れた保護で傷から守ってくれます。
②エッジディスプレイからフラットディスプレイへ
前作のエッジディスプレイからフラットディスプレイに変わりました。
エッジディスプレイとは、画面端に向かって曲がっているディスプレイで、フラットディスプレイは画面端に向かって真っ直ぐになっています。ちなみにiPhone 15シリーズもフラットディスプレイです。
個人の好みがあると思いますが、一般的にエッジディスプレイよりフラットディスプレイの方が持ちやすいと言われています。
Galaxy S24 Ultraのカラバリ
続いてカラバリ。
Galaxy S24 Ultraは、左からチタニウムイエロー、チタニウムバイオレット、チタニウムブラック、チタニウムグレーのこちらも4色展開。
Galaxy S24 Ultraのカメラ性能
Galaxy S24 Ultra | Galaxy S23 Ultra | |
アウトカメラ | 広角:2億(F値1.7) 超広角:1200万(F値2.2) 望遠:1000万(F値2.4/光学3倍) ペリスコープ望遠:5000万(F値3.4/光学5倍) デジタルズーム:最大100倍 |
広角:2億(F値1.7) 超広角:1200万(F値2.2) 望遠:1000万(F値2.4/光学3倍) ペリスコープ望遠:5000万(F値4.9/光学10倍) デジタルズーム:最大100倍 |
インカメラ | 1200万画素 | 1200万画素 |
広角カメラは前作に引き続き2億画素と、今作のAI処理が搭載されたことで、被写体や環境に合わせた色調とノイズを低減され、拡大しても細部まで綺麗に撮影できます。
夜や暗所では、1.6倍の大きなピクセルサイズとワイドなOISの搭載で、写真も動画もさらに明るく、ズームしても被写体をくっきりと映してくれます。
そしてズーム機能では、前作では光学10倍だったのが5倍に下がっていますが画素数は1000万画素から5000万画素まで引き上げられています。
解像度5000万画素と連動してアダプティブピクセルセンサーによって最大10倍まで光学相当のズームになるらしい。前作の1000万画素で光学10倍ズームとの違いは、これは実際に試さないと何とも言えない。。
被写体の場所が悪ければ、撮影後に被写体を動かすことも可能。
Galaxy S24 Ultraのゲーム性能
ゲームでは、Snapdragon 8 Gen 3が搭載されたことで、NPU、GPU、CPUが向上しています。
またリアルタイムレイトレーシング技術によりグラフィックがよりリアルになり、影や反射がよりリアルになりました。
NPU | GPU | CPU | |
S23 Ultraとの比較 | 41%↗ | 30%↗ | 20%↗ |
既述したベイパーチャンバーは前作より約2倍大きくなったことで、放熱対策もバッチリ完備しています。
Galaxy S24 Ultraのディスプレイ輝度
そしてディスプレイ輝度では、2600ニトものピーク輝度を誇り、そのうえ反射を軽減するGorilla® Armorが採用されたことで、前作のGalaxy S23 Ultra以上に屋外でも鮮やかに見えます。
また「ビジョンブースター」が改良されているため、画面に合わせてコントラストや色彩を自動で調整してくれます。
Galaxy S24 Ultraのバッテリー
モデル | バッテリー容量 | 動画視聴時間 |
Galaxy S24 Ultra | 5000mAh | 最大約30時間 |
Galaxy S23 Ultra | 5000mAh | 最大約26時間 |
最後にバッテリーでは、5000mAhの大容量バッテリーは同じですが、Snapdragon 8 Gen 3により電力効率がアップし、動画の視聴時間は最大30時間にまで引き上げられています。
Snapdragon 8 Gen 3では、リフレッシュレートを1Hzまで落とすことが可能になり、端末を使用していない状態ならディスプレイをリフレッシュする回数を減らすことができるため、消費電力の節約につながっています。
Galaxy S24シリーズのSoC
今作の3機種Galaxy S24/S24+/S24 UltraのSoCは、いずれもGalaxy用にカスタマイズされた「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」が採用されています。
Snapdragon 8 Gen 3はQualcommが2023年10月に発表した最新チップで、前作Snapdragon 8 Gen 2と比較してCPU・GP・NPUすべてが強化されています。
AnTuTuベンチマークスコア
一足先に中国メーカーXiaomiにおいてSnapdragon 8 Gen 3を搭載したスマートフォン「Xiaomi 14/14 Pro」を発売しています。AnTuTuベンチマークスコアを見てみましょう(参考に他のモデルも記載しておきます)。
モデル | SoC | 総合スコア |
iQOO 12 | Snapdragon 8 Gen 3 | 2,086,638点 |
Galaxy S24 Ultra | Snapdragon 8 Gen 3 | 2,044,067点 |
Xiaomi 14 | Snapdragon 8 Gen 3 | 1,985,014点 |
iPhone 15 Pro | A17 Pro | 1,558,415点 |
Galaxy S23 Ultra | Snapdragon 8 Gen 2 | 1,551,689点 |
Galaxy S23 | Snapdragon 8 Gen 2 | 1,518,165点 |
iPhone 15 | A16 Bionic | 1,397,699点 |
Pixel 8 Pro | Tensor G3 | 1,161,332点 |
以上のように、Xiaomi 14では200万点に近いスコアですが、Galaxy S24 Ultraでは204万点を超えています。
CPU・GP・NPUすべて非常に優れた端末と言うことが分かります。
Galaxy S24シリーズの端末価格
日本の価格は発表されていませんが、ドル表記ではS24が799ドル、S24+が999ドル、S24 Ultraが1299ドルとなっていますが、各ストレージの価格は現時点で未発表。これを日本円に直すと以下の通りです。
※参考にiPhone 15シリーズ、Pixel 8シリーズの最小ストレージを記載しています。
機種名 | 端末価格 |
Galaxy S24(128GB) | 約12万円~ |
Galaxy S24+(256GB) | 約15万円~ |
Galaxy S24 Ultra(256GB) | 約19万円~ |
iPhone 15(128GB) | 124,800円 |
iPhone 15 Plus(256GB) | 154,800円 |
iPhone 15 Pro(128GB) | 159,800円 |
iPhone 15 Pro Max(256GB) | 189,800円 |
Pixel 8(128GB) | 112,900円 |
Pixel 8 Pro(256GB) | 169,900円 |
iPhone 15シリーズやPixel 8シリーズと比較すると、ここまで高性能なGalaxyが同じくらいの価格帯ということは、個人的に安い方だと思います。
日本のスマホキャリアの価格は発表され次第更新します。
どのモデルからでも手軽に乗り換え可能
Galaxyシリーズでは、他メーカーのAndroidスマホやiPhoneから手軽にデータコピーができる「Smart Swich」があります。
「Smart Swich」では、無線・有線(ケーブル要)どちらでも対応しており、好きな方を選べます。
Smart Swichで移行できるデータ
- 連絡先
- 画像/動画
- 音楽
- ドキュメント
- アプリ
- ホーム画面
- 設定
上記の他に移行前にあらかじめ設定などをしないといけないデータがあります。
移行できるデータ | 詳細 |
LINE | LINEアプリ内での設定が別途必要です。新しいスマホにする際に電話番号を引き継ぐ場合、変更する場合それぞれで手順は異なります。 |
おサイフケータイ | ご利用のサービス提供会社によって手続き方法が異なります。移行元のスマホからデータを預け入れたあと新しいスマホで受け取る場合や、移行元のスマホから情報を削除して新しいスマホで再設定をする場合があります。 |
ゲームアプリ | ゲーム内にデータ引き継ぎのメニューから手続きをしてください。新しいスマホでIDとパスワードでゲームにログインしなおすだけで引き継げる場合もあります。 |
Googleアカウント | 同期設定をすることで新しい端末でもログインしてデータを引き継げます。
スマートフォンの設定→[アカウント]または[ユーザーとアカウント] →[アカウントの同期] →[その他アイコン] → [今すぐ同期] をタップ。 |
メール(ドコモ) | ドコモメールはクラウドでメールデータを管理しているため、データ移行をする必要はありません。 iモードメールやspモードメールからドコモメールへ移行する際は、事前に端末での操作が必要になります。 |
メール(au) | 事前に端末の設定メニューにて、設定 → au設定メニュー → データを移行する → かんたんデータ移行から画面に従って操作し、auサーバーから戻す を選択します。 |
iPhoneからGalaxyへ
iPhoneからGalaxyへデータ移行する場合、「iCloud経由」か「USBケーブル経由」が選べます。
ワイヤレスでデータ移行する場合、iCloud経由でデータを移行します。この場合、Wi-Fi環境が必要です。
Step 1
- 新しいGalaxy端末でSmart Swichを起動
- 「データ受信」を選択して「ワイヤレス」を選択し、「iPhone/iPad」を選択
Step 2
- iCloudに登録したApple IDを入力し、iCloudにサインイン
- 移行したいコンテンツを選択して「送信」をタップ
Step 3
- データ移行完了後、完了画面に推移するので「完了」をタップ
有線接続でデータ移行する場合、専用のケーブルが必要です。
iPhoneの充電端子がLightningであれば「C to Lケーブル」、USB-Cであれば「C to Cケーブル」となります。
Step 1
- 新しいGalaxy端末にOTG変換アダプタを接続
- 買い換え前の端末にUSBケーブルを接続
- OTG変換アダプタとUSBケーブルを接続
※iOS端末はライトニングケーブルか30ピンの対応しているケーブルを使用してください
※買替前の端末は画面ロックを解除してください
※OTG変換アダプタの同梱有無は製品により異なります
Step 2
- 接続後、信頼度を求められるので「信頼」をタップ
- 自動で読み込みが終了後、移行したいコンテンツを項目から選択し、「転送」をタップ
Step 3
- データ移行完了後、完了画面に推移するので「完了」をタップ
他AndroidスマホからGalaxyへ
Step 1
- 新しいGalaxy端末と買い替え前の端末でSmart Swichを起動
- 買い替え前の端末で「データを送信」を選択して「ワイヤレス」を選択
- 両端末を近づけて接続
※接続画面が出る場合は接続をタップしてください
※端末によっては「データを送信」の項目は出てきません
Step 2
- 接続後、買い替え前の端末側に送信するコンテンツの選択画面が出るので、移行したい項目を選択して「送信」をタップ
Step 3
- データ移行完了後、完了画面に推移するので「完了」をタップ
Step 1
- 新しいGalaxy端末にOTG変換アダプタを接続
- 買い換え前の端末にUSBケーブルを接続
- OTG変換アダプタとUSBケーブルを接続
※買替前の端末は画面ロックを解除してください
※OTG変換アダプタの同梱有無は製品により異なります
Step 2
- 自動で読み込みが終了するので、移行したいコンテンツを項目から選択し、転送をタップ
Step 3
- データ移行完了後、完了画面に推移するので「完了」をタップ
まとめ
今回はGalaxy S24シリーズについて、スペックや比較を解説しました。
今回のモデルは、前作のS23と比較して、スペックこそ目立ったポイントはありませんでしたが、やはり目玉となるのはAI機能でしょう。
しかし、2026年から有料化する可能性があるのは少し残念。まぁ開発に莫大な費用がかかっているため、無料で使えると思う方がおこがましいのかもしれません。
最後に本記事をまとめておきます。
- Galaxy S24シリーズの発売は1月31日(日本では未定)
- GoogleとのタッグでAI機能が搭載
- 双方向翻訳機能やかこって検索などAI新機能が利用できる
- スペックは前作S23シリーズから大きく変わっていない
- AnTuTuベンチマークスコアはSnapdragon 8 Gen 3により高得点
- Smart Swichでデータ移行は簡単にできる