2023年5月11日(木)より、ドコモでもGoogle Pixel 7aの取り扱いを開始しました。
ドコモでは2019年6月7日よりGoogle Pixel 3aを取り扱っており、約4年ぶりのGoogle Pixelの取り扱いとなります。待ち望んでいたAndroidユーザーも多かったのではないでしょうか。
本記事ではGoogle Pixel 7aのスペックや、Pixel 7 ProやPixel 7(ドコモでは共に未発売)との比較、Pixel 7aを買うメリット・デメリットを解説していきます。
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あわせて読みたいGoogle Pixel 7 Proを使って分かったメリットとデメリット|カメラ性能がずば抜けたスマホレビュー
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Google Pixel 「7a」「7 Pro」「無印7」の比較
Pixel「a」はシリーズの中でも廉価モデルとして発売されるため、スペックが高いうえに特にコスパも高いモデルです。
Pixel 7シリーズで比較してみましょう。
項目 | NEWPixel 7a | Pixel 7 Pro | Pixel 7 |
イメージ | |||
カラー | sea(シー) Snow(スノー) charcoal(チャコール) coral(コーラル)※1 |
Hazel(ヘイゼル) Snow(スノー) Obsidian(オブシディアン) |
Lemongrass(レモングラス) Snow(スノー) Obsidian(オブシディアン) |
本体サイズ (W幅×H高さ×D厚さ) |
約W72.9×H152×D9.0mm | 約W76.6×H162.9×D8.9mm | 約W73.2×H155.6×D8.7mm |
重量 | 約193.5g | 約212g | 約197g |
筐体素材 | Corning® Gorilla® Glass 3 のカバーガラス |
Corning® Gorilla® Glass Victus™ のカバーガラス |
Corning® Gorilla® Glass Victus™ のカバーガラス |
画面サイズ | 約6.1インチ | 約6.7インチ | 約6.3インチ |
リフレッシュレート | 90Hz | 120Hz | 90Hz |
プロセッサ | Google Tensor G2 | Google Tensor G2 | Google Tensor G2 |
メモリ(RAM) | 8GB | 12GB | 8GB |
ストレージ(ROM) | 128GB | 128GB・256GB | 128GB・256GB |
通信エリア | 5G/4G LTE | 5G/4G LTE | 5G/4G LTE |
アウトカメラ | 約6,400万画素+ 約1,300万画素 |
約5,000万画素+ 約1,200万画素+ 約4,800万画素 |
約5,000万画素+ 約1,200万画素 |
インカメラ | 約1,300万画素 | 約1,080万画素 | 約1,080万画素 |
バッテリー容量 | 4385mAh | 5000mAh | 4355mAh |
ワイヤレス充電(Qi) | ○ | ○ | ○ |
防水 | ○ | ○ | ○ |
おサイフケータイ® | ○ | ○ | ○ |
SIMカード | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
生体認証 | 指紋/顔 | 指紋/顔 | 指紋/顔 |
※1 coral(コーラル)はオンラインショップ限定発売
7 Proと同様のTensorチップが積まれている
Google Pixel 7aと7 Proの価格は以下の通りです。
Pixel 7a | Pixel 7 Pro | |
128GB | 62,700円 ※Google Store価格 |
124,300円 ※Google Store価格 |
約2倍の価格差がありながら、7 Proと比較しても見劣りしないスペック差。SoCには7 Proと同じ「Google Tensor G2」が内蔵されており、バッテリーの長時間駆動や一眼レフ並みのカメラ性能を実現できます。
本体サイズを縮小しながらも、バッテリー容量はほぼ同レベル、さらに広角レンズの画素数は向上しており、非常にコスパが高いと言えます。ドコモではまだ価格の発表はないものの、この低価格でここまでのスペックが揃っている機種は知りません。
カラーは全4色展開|coralはオンラインのみ
Google Pixel 7aのカラーは、sea(シー)、Snow(スノー)、charcoal(チャコール)、coral(コーラル)の4色展開で、メインカラーはcoral(赤)になるのかな?
注意したいのは、ドコモショップや家電量販店ではcoral(コーラル)は買えず、各キャリアのオンラインショップ(またはGoogle Store)限定カラーとなります。
また店舗やキャリアによって販売価格が異なりますのでご注意を。
キャリアではドコモ・au・SoftBankが取り扱い|それぞれの価格
通信キャリアではドコモ・au・SoftBankが取り扱い、楽天モバイルはありません。それぞれの価格は以下の通りです。
Pixel 7a 本体総額 | 2年返却時の実質価格 ※機種変更の場合 |
|
ドコモ | 75,350円 | 39,710円 |
au | 63,890円 5,500円割引で58,390円 |
26,470円 |
SoftBank | 79,920円 | 22,008円 |
Google Store | 62,700円 | - |
上記は機種変更した場合の価格です。
本体の総額はauが6万円台とGoogle Storeにほぼ合わせてきました。auは機種変更でも5,500円の割引があるうえに「スマホトクするプログラム」で25ヵ月目までに返却した場合、実質26,470円になります。
しかしSoftBankは総額は高いものの、「新トクするサポート」で25ヵ月目に返却すると最安22,008円の負担額になります。
では次に、MNP(他社乗り換え)と新規契約において、2年後に端末を返却した場合の実質価格をご紹介します。
MNP | 新規契約 | |
ドコモ | 実質39,710円 | 実質39,710円 |
au | 22,000円割引 実質9,970円 |
22,000円割引 実質9,970円 |
SoftBank | 21,984円割引 実質24円 |
実質22,008円 ※5~22歳:21,984円割引で実質24円 |
Google Store | 62,700円 | 62,700円 |
他社乗り換えの場合、au、SoftBankは2万円程の割引があるため、実質価格は1万円を切るどころか、SoftBankに至っては実質24円の脅威の価格です。
一方ドコモは総額、実質価格ともに頭抜けることはできませんでした。
ドコモオンラインショップは7万円台|返却すると3万円台
ドコモオンラインショップでの価格は75,350円でGoogle Storeより少々高く取り扱われますが、いつでもカエドキプログラムを適用すると実質39,710円の負担額で購入できます。
Pixel 7aを通常購入する場合 | |
一括払い | 75,350円 |
12回払い | 6,279円×12回(初回のみ6,281円) |
24回払い | 3,139円×24回(初回のみ3,153円) |
36回払い | 2,093円×36回(初回のみ2,095円) |
いつでもカエドキプログラムで23ヵ月目に返却する場合 | |
1~23回 | 1,726円×23回(初回のみ1,738円) |
負担額 | 39,710円 |
いつでもカエドキプログラムで24~26ヵ月目に返却する場合 | |
1~23回 | 1,726円×23回(初回のみ1,738円) |
24~47回 | 1,485円×24回 |
負担額 | 39,710円+返却月までの分割代金 |
いつでもカエドキプログラムで12ヵ月目に返却する場合 | |
1~12回 | 1,726円×12回(初回のみ1,738円) |
13~23回 | 1,426円×11回 |
負担額 | 36,410円 |
もし12ヵ月目に返却した場合、最安36,410円で利用できます。
23ヵ月目に返却した場合は39,710円、それ以降は返却しない限り毎月1,485円の分割金が加算され、最終的に75,350円が負担額になります。
ahamoでも購入可能
ドコモオンラインショップはahamoでも利用できます。
ahamoサイトでの取り扱いはありません。ドコモオンラインショップで購入しましょう。
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Google Pixel 7aを買う6つのメリット
Pixel 7aのメリット
- リフレッシュレート90Hzでヌルヌル快適操作可能
- データコピーが簡単!端末同士をつなぐだけ
- きっとカメラ撮影が楽しくなる
- 長持ちバッテリーで1日は余裕で利用可能
- YouTube Premiumが最大12ヵ月無料
- この完成度で価格が6万円台という高いコスパ
リフレッシュレート90Hzでヌルヌル快適操作可能
リフレッシュレートってなに?
リフレッシュレートとは1秒間に画面が何回切り替わるかをあらわしており、60Hzの場合は1秒間に60回画面が更新されます。Pixel 7aは90Hzなので1秒間に90回画面が更新されるということになります。
Pixel 7 Proのリフレッシュレートは120Hzで数値は劣りますが、約8万円のPixel 7と同じ数値で、まったく気にならないくらいの操作感です。
データコピーが簡単!端末同士をつなぐだけ
Android同士に限りますが、データコピーは機械が苦手な人でも簡単にできます。付属のC to Cケーブルをつなぎ、説明にそって進めていくだけ。引き継げるデータは以下の通り。
引き継げるデータ
- 電話帳
- 写真
- SMS
- アプリ(アイコンのみ)
アプリはアイコンのみ移し替え可能で、中身は初期設定が必要です。
きっとカメラ撮影が楽しくなる
「Google Pixel 7 Proを使って分かったメリットとデメリット|カメラ性能がずば抜けたスマホレビュー」でも解説していますが、Pixelのカメラ性能はずば抜けています。
7 Proと比較してズーム機能は劣りますが、最大8倍まで超解像ズーム(7 Proは超解像30倍ズーム)が搭載されています。他にも、「夜景モード」「ボケ補正」「長時間露光」「ポートレートモード」など、一眼レフ級のカメラ機能や遊べる機能が盛りだくさんです。
もちろん消しゴムマジックも初期搭載
他にもGoogleならではの「消しゴムマジック」搭載で、写りこんだ人物を消すことができます。
消しゴムマジック使用前
消しゴムマジック使用後
人物を自動で検出してくれるため、撮影時に人がいない合間を縫う必要がなくなります。
これが初期搭載されているのは、魅力的なメリットだと思います。
消しゴムマジックはPixel利用者かGoogle One加入者のみ
元々Pixel限定の機能でしたが、2023年3月3日よりGoogle Oneを加入すれば、iPhoneや他のAndroidでも利用できるようになりました。
Google One に加入されているお客様に、消しゴムマジックなどの高度で使いやすい編集機能と、プリントストアで対象商品を注文すると送料が無料になる特典を Google フォトでご利用いただけるようになりました。
長持ちバッテリーで1日は余裕で利用可能
Pixel 7aのバッテリー容量は「4385mAh」で、7 Proの「5000mAh」と比較すると数値は劣りますが、筐体(ボディ)自体がコンパクトになったので仕方ないでしょう。
それでも「Google Tensor G2」内蔵により、パフォーマンスと効率性を高めてバッテリーを長持ちさせるように設計されています。
また急速充電はもちろん、前作Pixel 6aに対応していなかったワイヤレス充電にも対応しています。
YouTube Premiumが最大12ヵ月無料
Pixel 7aのコーラル(赤)をオンラインショップで購入すると、YouTube Premiumが12ヵ月無料になります。これだけでも約1.2万円の価値があります。
別の色にした場合は、3ヵ月無料となります。
オンラインショップ購入ならさらに特典あり!
オンラインショップ限定でGoogleオリジナル ストラップホルダーがもれなくもらえます。
数量限定で先着何名かまでは記載がありませんでしたので、言わずもがな、早めに購入する方がいいでしょう。
この完成度で価格が6万円台という高いコスパ
Pixel 7シリーズと前作Pixel 6aで比較してみましょう。
Pixel 7a | Pixel 7 Pro | Pixel 7 | Pixel 6a | |
オンライン価格 ※128GBの場合 |
62,700円 ※Google Store価格 |
124,300円 ※Google Store価格 |
82,500円 ※Google Store価格 |
41,900円 ※Google Store価格 |
画面サイズ | 約6.1インチ | 約6.7インチ | 約6.3インチ | 約6.1インチ |
プロセッサ | Google Tensor G2 | Google Tensor G2 | Google Tensor G2 | Google Tensor |
メモリ(RAM) | 8GB | 12GB | 8GB | 6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB | 128GB/256GB | 128GB/256GB | 128GB |
アウトカメラ | 約6,400万画素+ 約1,300万画素 |
約5,000万画素+ 約1,200万画素+ 約4,800万画素 |
約5,000万画素+ 約1,200万画素 |
約1,220万画素+ 約1,200万画素 |
インカメラ | 約1,300万画素 | 約1,080万画素 | 約1,080万画素 | 約800万画素 |
バッテリー容量 | 4385mAh | 5000mAh | 4355mAh | 4410mAh |
Pixel 7シリーズの中でもコスパ重視の「a」シリーズですが、SoCの「Google Tensor G2」が積まれ、カメラ画素数もProを凌ぐスペックです。この完成度で、かつ初登場で6万円台は最高のコスパではないでしょうか。
ドコモオンラインショップでの価格は75,350円ですが、それでもPixelの無印7よりも低価格です。いつでもカエドキプログラムを適用すると実質39,710円の負担額で購入できます。
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Google Pixel 7aを買う2つのデメリット
Pixel 7aのデメリット
- 超解像30倍ズームがない
- ストレージが128GBのみ
超解像30倍ズームがない
こちらも「Google Pixel 7 Proを使って分かったメリットとデメリット|カメラ性能がずば抜けたスマホレビュー」で解説していますが、Pixel 7 Proでは超解像30倍ズームが楽しめますが、Pixel 7aでは超解像8倍ズームとなります。
カメラ通常時からズームすると…
超解像30倍ズーム
写真のようにほぼ肉眼では見えないQRコードが超解像30倍ズームなら読み取ることができ、双眼鏡代わりとして利用することもできます。
「望遠カメラを利用する機会がない」という人は必要ない機能かもしれません。カメラ自体はPixel 7 Proと同等レベルが搭載されているので、一眼レフ級のキレイな写真を撮ることはできます。
ストレージが128GBのみ
ストレージにデメリットを感じる人は少なくないでしょう。
ストレージとはスマホに保存できるデータ量のことを指します。iPhone、Androidに限らず平均は128GBか256GBがいちばん利用者が多いでしょう。
128GB(ギガバイト)=128,000MB(メガバイト)となりますが、そもそも128GBってどれくらいデータが入るか見てみましょう。
128GB | 256GB | |
写真 (2MB/枚) |
約60,000枚 | 約120,000枚 |
動画 (100MB/分) |
約1,200分 | 約2,400分 |
本・小説 (100MB/冊) |
約1,200冊 | 約2,400冊 |
音楽 (6MB/曲) |
約20,000曲 | 約40,000曲 |
スマホで撮影した写真のデータ量は1枚あたり2~3MBなので、128GBなら最大約60,000枚も保存できます。
たくさんアプリや写真などを入れておきたい人には不向きかもしれませんが、意外と128GBでも十分な気がしてきませんか?
ちなみに筆者が利用しているPixel 7 Proのストレージは128GBですが、十分使えています。
まとめ|スペック・コスパともにあり!
今回は、約4年ぶりにドコモに登場した「Pixel 7a」を解説しました。
Pixel 7aのメリット
- リフレッシュレート90Hzでヌルヌル快適操作可能
- データコピーが簡単!端末同士をつなぐだけ
- きっとカメラ撮影が楽しくなる
- 長持ちバッテリーで1日は余裕で利用可能
- YouTube Premiumが最大12ヵ月無料
- この完成度で価格が最安6万円台という高いコスパ
Pixel 7aのデメリット
- 超解像30倍ズームがない
- ストレージが128GBのみ
Google Tensor G2チップが搭載していてリフレッシュレートも90Hzで快適操作、カメラには最大8倍ズームや夜景モード、消しゴムマジックなど多彩な機能が付き、一日十分に使える大容量バッテリーまで積まれて7万円台なら、個人的には正直アリです。
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