ドコモより、SHARPのフラッグシップモデル「AQUOS R9 pro」が2024年12月5日に発売されました。キャリアからはドコモ限定で発売し、SIMフリーモデルをau +1 collectionや各家電量販店、MVNOなどで2024年12月13日に発売しています。
AQUOS R9 proは、カメラを基調としたスペックとなっており、3眼のアウトカメラに約5,030万画素、1インチを超えるイメージセンサーを搭載しており、かなりカメラに力を入れた仕上がりとなっています。一方、2024年6月に発売された「Xperia 1 VI」においてもカメラを重視したモデルです。
本記事では「AQUOS R9 pro」と「Xperia 1 VI」のカメラ性能に重点を置きながら、全体的な比較をしていきます。
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AQUOS R9 proの性能
カテゴリ | AQUOS R9 proスペック |
カラー | ブラック |
サイズ/重量 | 約 162㎜ × 約78㎜ × 約9.3mm/約229g |
OS | Android™ 14 |
CPU | Snapdragon® 8s Gen 3 Mobile Platform |
内蔵メモリ | ROM 512GB/RAM 12GB |
外部メモリ | - |
バッテリー/給電W数 | 5,000mAh/32W |
ワイヤレス充電 | ○(Qi規格対応) |
SIM | nanoSIM/eSIM |
生体認証 | 顔認証(マスク対応)、指紋認証 |
カメラ | 標準:約5,030万画素 広角:約5,030万画素 望遠:約5,030万画素 インカメラ:約5,030万画素 14chスペクトルセンサー |
ディスプレイ/解像度 | 約6.7インチ Pro IGZO OLED/Quad HD+ |
ディスプレイ輝度 | 全白輝度 1,000nit / ピーク輝度 2,000nit |
リフレッシュレート | 1~240Hz可変駆動 |
スピーカー | ステレオスピーカー(レシーバー側:フルメタル型) |
イヤホンジャック | なし |
防水/防塵/MIL規格 | IPX5/IPX8/IP6X/- |
OSバージョンアップ | 発売日から最大3回 |
セキュリティアップデート | 発売日から5年 |
AQUOS R9 proのデザイン
AQUOS R9 proのデザインは、AQUOS R9などと同じ「miyake design」が手掛けています。
カラーはブラックのみ、背面の大半はカメラが協調されたデザインで、横から見てもかなり出っ張っているのが分かります。
AQUOS R9 proのフレームはアルミニウム製で、熱を拡散してくれる効果があり、背面はマット素材で滑りにくく手触りの良い素材が使用されています。
AQUOS R9やAQUOS sense9はMIL規格が準拠されていましたが、AQUOS R9 proは防水/防塵は付いているものの、MIL規格は準拠されていません。よって、余程の過酷な環境下での使用は厳しいものと考えられますが、一般的な環境は問題ありません。
シャープ純正ショルダーストラップケース
AQUOS R9 proにはシャープ純正のショルダーストラップケースが販売されています。
ドコモオンラインショップでも同製品が販売されているので、スマホと一緒に買うのをおすすめします。
【シャープ純正】
AQUOS R9 pro Shoulder Strap Case/ブラック
シャープCOCORO STORE価格
9,900円(税込)
ドコモオンラインショップ価格
9,980円
→ドコモオンラインショップ見る
AQUOS R9 proのカメラ
レンズ | カテゴリ | AQUOS R9 proカメラ性能 |
標準(広角) | 画素数 | 約5,030万画素 |
F値 | 1.8 | |
焦点距離 | 23mm | |
センサーサイズ | 1/0.98インチ | |
広角(超広角) | 画素数 | 約5,030万画素 |
F値 | 2.2 | |
焦点距離 | 13mm | |
センサーサイズ | 1/2.5インチ | |
望遠 | 画素数 | 約5,030万画素 |
F値 | 2.6 | |
焦点距離 | 65mm | |
センサーサイズ | 1/1.56インチ | |
インカメラ | 画素数 | 約5,030万画素 |
F値 | 2.2 | |
焦点距離 | 23mm |
標準(広角)カメラ
AQUOS R9 proの標準(広角)カメラは、1インチを超える大型のイメージセンサーが搭載されており、従来の機種と比べ光をより取り込むことができます。取り込む光の量が多いほど、暗い場所でもきれいに写真が撮影できます。
広角(超広角)カメラ
広角(超広角)カメラは、焦点距離13mm(122度)の広い画角で写真が撮影できます。
焦点距離とはイメージセンサーからレンズまでの長さであり、短ければ短いほど画角を広く取れます。
また、約2.5cmまで寄ったマクロ撮影も、細部まで鮮明に撮影ができます。
望遠カメラ
望遠カメラは、3倍の光学ズームから最大20倍までのデジタルズームが可能です。また、焦点距離65mmの長さで、自然に見える視野とほぼ同じになるため見た目と近い写真が撮影できます。
さらに、人物の撮影時などのポートレート撮影においても、被写体を際立たせ、ぼけ感のある撮影も可能です。
14chスペクトルセンサー
14ch(チャンネル)スペクトルセンサーは、AIによる画像や映像の処理が可能で、被写体の周辺の光をAIが分析し、見たままの色味で撮影ができます。
カメラレンズフィルター
AQUOS Rシリーズは、アウトカメラのカメラレンズにフィルター(別売)を装着できます。
装着はマグネット式で簡単に着脱できるのも嬉しいポイント。
フィルターを装着すると、加工アプリでは出せない味のある写真が撮影でき、シーンに合わせて付け変えるなど、より写真撮影が楽しめます。
AQUOS R9 proのSoC
AQUOS R9 proに搭載されているSoCはクアルコムの「Snapdragon 8s Gen 3」です。ナンバーの後ろに「s」が付くため、ハイエンドの「Snapdragon 8 Gen 3」の廉価モデルとなります。
SoC(性能順) | Antutuスコア | 主な搭載モデル(ドコモ取り扱い) |
Snapdragon 8 Gen 3 | 約170万~210万 | Xperia 1 VI、Galaxy Z Fold 6 / Flip 6 / S24 |
Snapdragon 8 Gen 2 | 約130万~160万 | AQUOS R8 pro、Xperia 5 V / 1 V、Galaxy Z Fold 5 |
Snapdragon 8s Gen 3 | 約130万~150万 | AQUOS R9 pro |
Snapdragon 8+ Gen 1 | 約120万~130万 | Galaxy Z Fold 4 / Flip 4 |
Snapdragon 8 Gen 1 | 約100万~120万 | AQUOS R7、Xperia 5 IV、Xperia 1 IV |
性能順で並べると、一世代前の「Snapdragon 8 Gen 2」のやや↓になりますが、Antutuのベンチマークスコアでは約150万点出ているので心配するほどではありません。むしろ、「Snapdragon 8 Gen 3」の特長を活かしてスペックを下げたことでコストカットされています。
放熱対策
ハイエンドスマホにありがちな発熱問題では、AQUOS R9 proは「デュアル・サーモマネジメントシステム」を搭載しており、カメラリングからの放熱と、ベイパーチャンバーによる熱拡散を組み合わせられ、しっかりと対策されています。
AQUOS R9 proの音響
AQUOS R9 proのスピーカーは、端末の上下にフルメタルBOXスピーカーを配置し、迫力のある低音と大音量のステレオサウンドで音楽や動画コンテンツを楽しめます。
ドコモ版限定「8Way Audio」
ドコモ版のAQUOS R9 pro限定で「8Way Audio」が搭載されています。
8Way Audioとは、ステレオ音源を頭の周囲から音が聴こえるようにする空間オーディオ変換技術を指します。8Way Audioが搭載されるスマホはAQUOS R9 proが世界初となりました。
従来のオーディオ方式は、両耳から音が聴こえるのに対し、8Way Audioは前後左右を上下2層に分けた8つのエリアに「仮想リフレクション」を構築しています。これにより、リアルタイムで立体音響に変換することができます。
8Way Audioは、基本的にどの動画配信サービスや音楽配信サービスでも空間オーディオに変換ができます。
いつも観ている映画は映画館で鑑賞しているように、いつも聴いてる音楽もまるでコンサート会場で聴いているかのような臨場感が体験できます。
AQUOS R9 proのその他スペック
電話アシスタント
AQUOS R9 proはシャープ独自の生成AI機能「電話アシスタント」を搭載しています。
電話アシスタントとは、着信画面に表示される「代わりに聞いときます」のボタンをタップすると、AIが代わりに応答し会話を録音してくれます。また、録音した内容をAIが文字起こしし、内容の要約をしてくれます。
また、通話中でもAIが電話の内容を聞き、重要なキーワードを抽出しメモをしてくれるうえに、スケジュール調整のアシストまでしてくれるので、通話中にメモを取る必要がなくなります。
AQUOS R9 proの端末価格
キャリア | AQUOS R9 pro本体総額 | 2年返却実質価格 ※機種変更時の価格 |
ドコモ | 211,970円 | 116,930円 |
au+1 collection | 194,700円 | - |
SIMフリー | 194,700円~ | - |
Xperia 1 VIの性能
カテゴリ | Xperia 1 VIスペック |
カラー※ | ブラック、プラチナシルバー |
サイズ/重量 | 約 162㎜ × 約74㎜ × 約8.2mm/約192g |
OS | Android™ 14 |
CPU | Snapdragon® 8 Gen 3 Mobile Platform |
内蔵メモリ | ROM 256GB/RAM 12GB |
外部メモリ | microSDカード最大1.5TB |
バッテリー/給電W数 | 5,000mAh/18.9W |
ワイヤレス充電 | ○(Qi規格対応) |
SIM | nanoSIM/eSIM |
生体認証 | 指紋認証 |
カメラ | 標準:約4,800万画素 広角:約1,200万画素 望遠:約1,200万画素 インカメラ:約1,200万画素 |
ディスプレイ/解像度 | 約6.5インチ 有機EL 19.5:9ディスプレイ/FHD+ |
ディスプレイ輝度 | 非公開 |
リフレッシュレート | 1~120Hz可変駆動 |
スピーカー | ステレオスピーカー |
イヤホンジャック | あり(3.5mmオーディオジャック) |
防水/防塵/MIL規格 | IPX5/IPX8/IP6X/- |
OSバージョンアップ | 発売日から最大3回 |
セキュリティアップデート | 発売日から4年 |
※SIMフリー版はブラック、プラチナシルバー、カーキグリーン、スカーレットの4色
Xperia 1 VIのデザイン
Xperia 1 VIは、2024年6月7日にドコモ、au、ソフトバンクから発売されており、カラーはブラックとプラチナシルバーの2色展開です。SIMフリー版はカーキグリーンとスカーレットを含む4色展開となります。
前作Xperia 1 Vともっとも変わったのが、ディスプレイのアスペクト比で、Xperia 1より一貫して21:9の縦長スリムの形状にこだわっていましたが、Xperia 1 VIより19.5:9の少し横幅が広くなりました。
Xperia 1 VIのカメラ
レンズ | カテゴリ | Xperia 1 VIカメラ性能 |
広角 | 画素数 | 約4,800万画素 |
F値 | 1.9 | |
焦点距離 | 24mm、48mm | |
センサーサイズ | 1/1.3インチ | |
超広角 | 画素数 | 約1,200万画素 |
F値 | 2.2 | |
焦点距離 | 16mm | |
センサーサイズ | 1/2.5インチ | |
望遠 | 画素数 | 約1,200万画素 |
F値 | 2.3⇔3.5 | |
焦点距離 | 85mm⇔170mm | |
センサーサイズ | 1/3.5インチ | |
インカメラ | 画素数 | 約1,200万画素 |
F値 | 2.0 | |
焦点距離 | 非公開 |
Xperia 1 VIのカメラは、ソニーが開発した2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー「Exmor T for mobile」を搭載しています。「Exmor T for mobile」は、より多くの光を取り込むことができ、高感度、低ノイズな写真が撮影できます。
超広角から広角、望遠と16mmから最大170mmまで焦点距離があり、様々な画角で撮影ができます。
望遠の焦点距離は85~170mmの可変式となっています。しかし、もちろん実際に170mmもあるわけではなく35mm判換算(フルサイズ換算)値です。つまり、35mmフィルムに焦点距離170mmのレンズを付けた場合と同じくらいという意味になります。
Xperia 1 VIのSoC
Xperia 1 VIに内蔵されるチップはSnapdragon 8 Gen 3で、AQUOSで解説したように現時点で最上位クラスのハイエンドチップが搭載されています。Antutuのベンチマークスコアでは200万点を超え、CPU、GPUともに性能が高く、ゲームパフォーマンスもかなりサクサクプレイできます。
放熱対策
Xperia 1 VIの放熱性能は、AQUOS同様ベイパーチャンバーを備え、さらに熱拡散シートも搭載しています。これにより、前機種のXperia 1 Vと比べ放熱性能がアップしています。
Xperia 1 VIのゲーム性能
最高クラスのSoCを搭載したXperia 1 VIですが、ゲーミングパフォーマンスに優れている上に、ゲーマーにとって魅力的な「ゲームエンハンサー」というゲーム専用機能が搭載されています。
性能 | 性能の詳細 |
フォーカス設定 | プレイ中の通知や細かい操作を設定でき、よりゲームに集中できます 通知オフ、ナビゲーションバーの非表示などゲームに不要な機能を一括で無効化 |
120Hz駆動ディスプレイ 240Hzの残像低減技術 |
ゲームの素早い動きもくっきり写せます 最大240Hzの高速タッチ検出も可能 |
HSパワーコントロール | 電源に繋ぎながら熱抑制機能を搭載 ゲーム時に使用する電力のみバッテリーを介さず給電でき充電による熱発生を抑制 |
L-γレイザー | 暗いシーンを意図的に明るくできます 隠れている敵や障害物の視認性が高まります |
Youtubeライブ配信 | ゲーム実況をYoutubeに配信できます |
スクリーンショット | ゲーム中にシャッターボタンを押すだけで簡単にスクショ撮影ができます |
Xperia 1 VIのその他スペック
Xperia 1 VIのディスプレイは、ソニー独自のAI画質調整技術が用いられた「Powered by BRAVIA」で、Xperia上初となります。最新のブラビアの画質がXpria上で実現されました。
また、輝度1.5倍新ディスプレイ×サンライトビジョンにより、外出時の直射日光下でも明るい環境と検知すると画面輝度が上げられ、細部の階調を持ち上げ急速に視認性が上がります。つまり、明るい環境下でもはっきりと見えます。
Xperia 1 VIの端末価格
キャリア | AQUOS R9 pro本体総額 | 2年返却実質価格 ※機種変更時の価格 |
ドコモ | RAM12GB/ROM256GB:209,440円 | 160,600円 |
au | RAM12GB/ROM256GB:214,800円 | 129,300円 |
ソフトバンク | RAM12GB/ROM256GB:210,960円 | 115,320円 |
SIMフリー ※ソニーストアの場合 |
RAM12GB/ROM256GB:179,300円 RAM12GB/ROM512GB:189,200円 RAM16GB/ROM512GB:218,900円 |
135,300円 142,200円 164,900円 |
AQUOS R9 proとXperia 1 VIのカメラ比較
カテゴリ | AQUOS R9 proスペック | Xperia 1 VIスペック |
カラー | ブラック | ブラック、プラチナシルバー |
サイズ/重量 | 約 162㎜ × 約78㎜ × 約9.3mm/約229g | 約 162㎜ × 約74㎜ × 約8.2mm/約192g |
OS | Android™ 14 | Android™ 14 |
CPU | Snapdragon® 8s Gen 3 Mobile Platform | Snapdragon® 8 Gen 3 Mobile Platform |
内蔵メモリ | ROM 512GB/RAM 12GB | ROM 256GB/RAM 12GB ※SIMフリー版最大16GB/512GB |
外部メモリ | - | microSDカード最大1.5TB |
バッテリー/給電W数 | 5,000mAh/32W | 5,000mAh/18.9W |
ワイヤレス充電 | ○(Qi規格対応) | ○(Qi規格対応) |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
生体認証 | 顔認証(マスク対応)、指紋認証 | 指紋認証 |
カメラ | 標準:約5,030万画素 広角:約5,030万画素 望遠:約5,030万画素 インカメラ:約5,030万画素 14chスペクトルセンサー |
広角:約4,800万画素 超広角:約1,200万画素 望遠:約1,200万画素 インカメラ:約1,200万画素 |
ディスプレイ/解像度 | 約6.7インチ Pro IGZO OLED/Quad HD+ | 約6.5インチ 有機EL 19.5:9ディスプレイ/FHD+ |
ディスプレイ輝度 | 全白輝度 1,000nit / ピーク輝度 2,000nit | 非公開 |
リフレッシュレート | 1~240Hz可変駆動 | 1~120Hz可変駆動 |
スピーカー | ステレオスピーカー (レシーバー側:フルメタル型) |
ステレオスピーカー |
イヤホンジャック | なし | あり(3.5mmオーディオジャック) |
防水/防塵/MIL規格 | IPX5/IPX8/IP6X/- | IPX5/IPX8/IP6X/- |
OSバージョンアップ | 発売日から最大3回 | 発売日から最大3回 |
セキュリティアップデート | 発売日から5年 | 発売日から4年 |
AQUOS R9 proとXperia 1 VIの性能の比較表です。
筐体の大きさはあまり変わりませんが、重量はXperia 1 VIの方が約40g程軽く、AQUOS R9 proはカメラ部分で重みが増しています。
内蔵メモリはドコモ版で比較すると、AQUOS R9 proがRAM12GB、ROM512GBの大容量メモリを備えておりますが、SDカード非対応というところが気になります。
また生体認証においてはXperia 1 VIは指紋認証のみ対応しているため、手袋をつける冬の季節は面倒かもしれません。その点、AQUOS R9 proはマスク対応の顔認証を備えています。
イヤホンジャックはAQUOS R9 proがついに非搭載となったため、有線イヤホン派の方にとっては致命的ではないかと思います。
2機種の細かい特徴
カテゴリ | AQUOS R9 proスペック | Xperia 1 VIスペック |
カメラ特徴 | ・5030万画素3眼カメラ ・バリオ・ズミクロン ・ProPix Pro ・14chスペクトルセンサー ・全画素PDAF(位相差オートフォーカス) ・Dolby Vision動画撮影 ・カメラレンズフィルター装着可能 |
・最大4800万画素のメインカメラ ・Exmor T for mobile ・リアルタイム瞳AF ・姿勢推定技術 ・S-Cinetone for mobile ・Video Creator ・Creative Look |
音響技術 | ・フルメタルBOXスピーカー ・8Way Audio(ドコモ版のみ) ・ブロードキャスト機能 ・Dolby Atmos |
・フルステージステレオスピーカー ・DSEE Ultimate ・360 Reality Audio ・Dolby Atmos |
その他特徴 | ・デュアル・サーモマネジメントシステム ・電話アシスタント ・迷惑電話対策 ・補償サービス1年間無料(SIMフリー版のみ) |
・ゲームエンハンサー ・ベイパーチャンバー+熱拡散シート ・HSパワーコントロール ・高速タッチ検出 |
カメラ全体比較
レンズ | AQUOS R9 proスペック | Xperia 1 VIスペック |
広角 | 画素数:約5030万画素 F値:1.8 焦点距離:23mm センサーサイズ:1/0.98インチ 光学式手ぶれ補正 |
画素数:約4800万画素 F値:1.9 焦点距離:24mm、48mm センサーサイズ:1/1.3インチ 光学式手ぶれ補正 |
超広角 | 画素数:約5030万画素 F値:2.2 焦点距離:13mm センサーサイズ:1/2.5インチ 光学式手ぶれ補正 |
画素数:約1200万画素 F値:2.2 焦点距離:16mm センサーサイズ:1/2.5インチ 光学式手ぶれ補正 |
望遠 | 画素数:約5030万画素 F値:2.6 焦点距離:65mm センサーサイズ:1/1.56インチ 光学式手ぶれ補正 |
画素数:約1200万画素 F値:2.3-3.5 焦点距離:85-170mm センサーサイズ:1/3.5インチ 光学式手ぶれ補正 |
F値(絞り値)比較
F値はレンズから入る光の量を表す数値で「絞り値」とも呼ばれています。
数値が小さければ小さいほど口径が解放され、より光が多く入ります。
背景のぼけ感を強く出したいときはF値が小さければよりぼけ感が出て、被写体をくっきり写すことができます。
レンズ | AQUOS R9 proスペック | Xperia 1 VIスペック |
広角 | F値:1.8 | F値:1.9 |
超広角 | F値:2.2 | F値:2.2 |
望遠 | F値:2.6 | F値:2.3-3.5 |
AQUOS R9 proとXperia 1 VIでは、広角はAQUOS R9 pro、望遠はXperia 1 VIの方が光の量が多く、夜景撮影などでも明るい写真が撮影できます。
焦点距離比較
焦点距離とは、イメージセンサーとレンズまでの距離を表す数値です。以下の図をご覧ください。
イメージセンサーとレンズの距離が短い場合は、画角の広い写真が撮影でき、長い場合は画角の狭い写真が撮影できます。
子どもの頃に、虫眼鏡を使って太陽の光を黒い紙に写す実験があったと思いますが、それをイメージすると分かりやすいと思います。
レンズ | AQUOS R9 proスペック | Xperia 1 VIスペック |
広角 | 焦点距離:23mm | 焦点距離:24mm、48mm |
超広角 | 焦点距離:13mm | 焦点距離:16mm |
望遠 | 焦点距離:65mm | 焦点距離:85-170mm |
AQUOS R9 proの焦点距離は、広角23mm、超広角13mmなので、Xperia 1 VIと比較して焦点距離が短いということになります。つまり、広い画角の写真が撮影できるため、背景をしっかり収めることができます。
一方、望遠レンズにおいてはXperia 1 VIは85mmから最大170mmの長い焦点距離で撮影ができます。これは、背景より被写体をしっかりとらえて撮影できる他、テレマクロといった微細な質感まで撮影することができます。
イメージセンサーサイズ比較
イメージセンサーとは、レンズから取り込んだ光を電気信号に変換する半導体を指し、サイズが大きければ大きいほど、光をより多く取り込めるため、夜間や室内などの暗い場所でもノイズを抑えて明るくきれいに撮影できます。
レンズ | AQUOS R9 proスペック | Xperia 1 VIスペック |
広角 | 1/0.98インチ(1.02インチ) | 1/1.3インチ(0.77インチ) |
超広角 | 1/2.5インチ(0.4インチ) | 1/2.5インチ(0.4インチ) |
望遠 | 1/1.56インチ(0.64インチ) | 1/3.5インチ(0.28インチ) |
分数だと分かりづらくても、少数にすると分かりやすいと思います。
この中でAQUOS R9 proの広角は1.02インチとなり、1インチを超える大型センサーサイズとなります。現時点で1インチを超えるスマホはほぼありません。
スマホは本体の重量や薄さを求められるため、センサーサイズの大きさには限界がありますが、1インチを超えるセンサーを備えたAQUOS R9 proの技術は素晴らしいと思います。
AQUOS R9 proがおすすめな人
AQUOS R9 proがおすすめな方は以下の通りです。
- 背景のボケ感が強く被写体をくっきり撮影したい
- 夜景をきれいに撮影したい
上記の方はF値が小さく、大型イメージセンサーが搭載されたAQUOS R9 proがおすすめです。
Xperia 1 VIがおすすめな人
Xperia 1 VIがおすすめな方は以下の通りです。
- 遠くからでも人物やペットなど被写体をくっきり撮影したい
- テレマクロでよりこだわった写真を撮影したい
上記の方は、焦点距離の長い望遠カメラを備えたXperia 1 VIがおすすめです。
まとめ
今回は、AQUOS R9 proとXperia 1 VIの性能を比較しました。
個人的に気になったポイントは、AQUOS R9 proの「8Way Audio」ですが、廉価版SoCの搭載とSDカードスロット非搭載なのがマイナス点でした。それを考慮するとXperia 1 VIの方がバランスが取れているのではないかと感じます。