ドコモの新キッズケータイ「KY-41C」の発売にあわせ、キッズケータイ専用プラン「キッズケータイプラン3」が、2023年2月24日(金)より提供開始されました。ドコモでキッズケータイが発売されるのは、2020年1月17日発売の「SH-03M」以降、約3年振りとなります。
今回のキッズケータイは今まで以上にスマホに近づいてきています。スマホのようで、しっかりキッズケータイの安心・安全機能もバッチリ搭載しています。
「スマホを欲しがるけど、ウチの子にはまだ早い…」
とお悩みの親御さんは、今作「KY-41C」を検討してみるといいかもしれません。
本記事は新キッズケータイのスペックや前作SH-03Mとの違いに加え、キッズケータイプラン3についての詳細を解説していきます。
\カメラ・+メッセージ初搭載!/
ドコモキッズケータイ「KY-41C」の概要
ドコモで新発売するキッズケータイ「KY-41C」のスペックや、前作SH-03Mとの違いを解説していきます。
キッズケータイKY-41Cのスペック
スペック詳細 | |
イメージ | |
名称 | KY-41C |
発売日 | 2023年2月24日(金) |
メーカー | 京セラ |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約107×54×13.4mm |
重量 | 約109g |
SIM | eSIM |
CPU | MT6761 2.0GHz クアッドコア |
内蔵メモリ(RAM/ROM) | 1GB/8GB |
ディスプレイ | 約3.4インチ |
ディスプレイ解像度 | FWVGA(横480×縦854) |
カメラ | アウト約500万/イン約500万画素 |
バッテリー容量 | 1,500mAh(内蔵電池) |
5G通信速度 | 非対応 |
LTE通信速度 | 受信150Mbps/送信50Mbps |
Bluetooth | ○(5.1) |
Wi-Fi | ○(IEEE802.11b/g/n) |
赤外線 | 非対応 |
防水/防塵 | ○/○ |
接続端子 | USB Type-C |
おサイフケータイ | 非対応 |
外部メモリ(SDカードなど) | 非対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
生体認証 | 非対応 |
防犯ブザー | ○ |
お帰り通知 | ○ |
みまもりアラート | ○ |
親スマホとの連携機能 | 設定変更、編集機能、写真転送、 特定SMSによりキッズケータイの遠隔操作 |
カラーはイエロー、ブルー、ピンクの3色展開で、見た目は従来のキッズケータイとあまり変わりません。
操作はタッチパネルで行います。アンテナみたいな突起物は防犯ブザーになっていて、引っ張ると警告音を鳴らすうえに、保護者に通知が行くような仕様です。
SIMカードはeSIMという内蔵されたSIMカードが初めから入っているので、子どもが故意にSIMカードを抜く恐れもありません。
KY-41Cの同梱品
KY-41Cの箱と実物です。
中身はいたってシンプル。クイックスタート(取扱説明書)と、かんたん操作ガイドが入っています。
キッズケータイの平均対象年齢
キッズケータイは平均的に12才(小学校高学年)まで利用する家庭が多くあります。小学校1年生から6年生の中で一番利用率が高いのは、4年生というデータも出ています(下図は都市部の携帯保有率)。
都市部と地方部によって割合は異なりますが、小学6年生を境に、スマホに切り替えている家庭が増えています。
スマホにしようか検討中なら以下の記事もおすすめです。
キッズケータイはスマホとは違い、あくまで連絡手段のツールとして用いられます。
小学校中学年~高学年なら塾や習い事など外出する機会が増えてきます。スマホのような楽しみ方はできないものの、子どもの安全を考えると月550円という安さとは関係なく、一人一台持たせておきたいツールだと思います。
前作「SH-03M」との違いは?
2020年1月17日に発売された「SH-03M」から約3年振りに発売される新キッズケータイ「KY-41C」ですが、スペックや便利機能を比較してみましょう。
KY-41C | SH-03M | |
イメージ | ||
メーカー | 京セラ | シャープ |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約107×54×13.4mm | 約101×54×12.2mm |
重量 | 約109g | 約94g |
SIM | eSIM | eSIM |
CPU | MT6761 2.0GHz クアッドコア | MSM8909 1.1GHz クアッドコア |
内蔵メモリ(RAM/ROM) | 1GB/8GB | 1GB/8GB |
ディスプレイ | 約3.4インチ | 約3.4インチ |
ディスプレイ解像度 | FWVGA(横480×縦854) | QHD(横540×縦960) |
カメラ | アウト約500万/イン約500万画素 | 非対応 |
バッテリー容量 | 1,500mAh(内蔵電池) | 1,200mAh(内蔵電池) |
5G通信速度 | 非対応 | 非対応 |
LTE通信速度 | 受信150Mbps/送信50Mbps | 受信150Mbps/送信50Mbps |
Bluetooth | ○(5.1) | ○(4.2) |
Wi-Fi | ○(IEEE802.11b/g/n) | ○(IEEE802.11b/g/n) |
赤外線 | 非対応 | 非対応 |
防水/防塵 | ○/○ | ○/○ |
接続端子 | USB Type-C | USB Type-B |
おサイフケータイ | 非対応 | 非対応 |
外部メモリ(SDカードなど) | 非対応 | 非対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
生体認証 | 非対応 | 非対応 |
メッセージ | +メッセージ、SMS | SMS |
防犯ブザー | ○ | ○ |
お帰り通知 | ○ | ○ |
みまもりアラート | ○ | ○ |
親スマホとの連携機能 | 設定変更、編集機能、写真転送、 特定SMSによりキッズケータイの遠隔操作 |
設定変更、編集機能、写真転送(受信) |
前作との大きな違いは、カメラ性能が搭載されたというところでしょう。今までドコモのキッズケータイには、カメラは非搭載でしたが、今作より初搭載されています。
さらに大きく変わったところは、+メッセージが対応したところ。今までのキッズケータイではSMSしか対応しておらず、送信するのに約3円/通の料金が掛かっていましたが、+メッセージが対応したことによりデータ通信として利用することができます(データ通信の新プランは後述しています)。
また充電の接続端子がType-BからType-Cの新規格に変わっているため、家に余っているならわざわざ買い足す必要もありません。
+メッセージは知っている人にだけ送れるから安心
スマホ利用者なら+メッセージを利用した人も多いと思いますが、今作のキッズケータイ「KY-41C」に初搭載されました。
+メッセージとは?
+メッセージとは、ドコモ・au・ソフトバンクが提供するメッセージアプリです。メールアドレスやアカウントなどは必要なく、電話番号だけでLINEのようにテキストでのやり取りができます。
KY-41Cでは、あらかじめ登録しておいた相手とのみ、+メッセージでやり取りが可能となるため、知らない相手と勝手にやり取りするなどを防げます。
LINEのようにスタンプの送信もできるので、家族(や許可したお友達)と楽しくコミュニケーションを取ることができます。
カメラ機能搭載で撮影した写真を+メッセージで送れる
今作より自分で撮影した写真を「+メッセージ」を利用して送ることができるので、今までと違った楽しみ方ができます。
今までカメラ機能が非対応だったため写真は受信することしかできませんでしたが、これからは写真や動画を送ることができるので、思い出を共有し合うことができます。
+メッセージ以外にも、Bluetoothでも写真の送受信が可能です。
子どもが自宅に到着するとお帰り通知機能でお知らせ
子どもの学校や習い事など、帰宅予定の時間帯をあらかじめ設定しておくと、15分おきにキッズケータイが自宅のWi-Fiのアクセスポイントを検索します。
帰宅を検出すると保護者側のスマホに通知してくれるので、外出中でも返ってきたことを確認することができ安心です。
遠隔操作でマナーモードを解除
子どもが外出中、電話をかけてもマナーモードにより電話に気が付かないときに、保護者のスマホから遠隔でマナーモードを解除できます。
それでも子どもが気が付かないときは、着信自動応答にするとスピーカーで会話することができるので、保護者側は周りの環境を知ることもできます。
\カメラ・+メッセージ初搭載!/
新プラン「キッズケータイプラン3」の概要
新キッズケータイ「KY-41C」の発売とあわせ、キッズケータイ専用プラン「キッズケータイプラン3」も同時に提供開始されます。新プランについて詳細を解説していきます。
キッズケータイプラン3の料金や特長
プラン詳細 | |
プラン名 | キッズケータイプラン3 |
月額料金 | 550円 |
申し込み条件 | 利用者が12歳以下であること |
通話料 | 22円/30秒(同一ファミリーグループ間通話無料) |
対象機種 | KY-41C、SH-03M※1 |
利用可能データ量 | 無制限 |
SMS送信料 | 国内送受信無料 |
※1 SH-03Mは2023年5月中旬以降対応予定(それまではdポイント進呈キャンペーンを実施予定※後述しています)
前プランのキッズケータイプラン2と月額料金は変わりません。大きく変わったところは、データ通信量が無制限になったところでしょう。
KY-41Cが+メッセージに対応したことによる変更点とは容易に想像できますが、とは言えKY-41Cはスマホのようなブラウザの閲覧などは利用できません。あくまでもおまけ程度と考えましょう。
国内でのSMSの送受信も無料に
前プラン「キッズケータイプラン2」では、SMSの送信料は1回あたり3.3円~(受信は無料)が掛かっていましたが、新プランの「キッズケータイプラン3」では送受信は無料になりました。
これにより、+メッセージ、SMSどちらを利用しても、追加料金は発生しないということになります。
SH-03M向け|dポイント進呈キャンペーンについて
SH-03Mは2023年5月中旬以降にキッズケータイプラン3に対応する予定ですが、対応機関まではdポイント進呈キャンペーンが開催しているのでお得です。キャンペーン概要は以下の通りです。
キャンペーン詳細 | |
キャンペーン内容 | キッズケータイプラン2利用中でエントリーした人に、エントリー期間中の利用月数×dポイント100ptを進呈 |
対象者 | キッズケータイプラン2契約中でSH-03M利用中の人 |
エントリー期間 | 2023年2月24日(金)~キッズケータイプラン3対応開始日前日 |
ポイント進呈時期 | 2023年7月末(予定) |
現在キッズケータイSH-03Mを利用中、かつキッズケータイプラン2を契約中の人が対象になります。エントリーが必須となるため、必ずエントリーしておきましょう。
KY-41C発売を記念してドコモとポプラ社がコラボ中
キッズケータイ「KY-41C」への+メッセージ初対応を記念して、児童書や百科事典などで有名なポプラ社とのコラボが始まりました。
「かいけつゾロリ」や「らいだい魔女」などポプラ社で人気のキャラクターが、+メッセージでスタンプとして使えます。
外部リンク
▶ドコモ×ポプラ社のコラボキャンペーン
月ごとに新しいキャラクターが順次公開
ポプラ社で人気のキャラクターが、月ごとに順次公開されています。スケジュールは以下の通りです。
スケジュール | キャラクター | イメージ |
2月 | かいけつゾロリ | |
3月 | らくだい魔女 | |
4月 | ティラノサウルス | |
5月 | アニマルバス | |
6月 | となりのせきのますだくん | |
7月 | ねずみくん |
これはドコモ回線ユーザー限定のキャンペーンで、子どもが好きなキャラクターをスタンプとして自由に使わせられるのは嬉しい特典です。
+メッセージの壁紙をプレゼント
キッズケータイ単体では壁紙のダウンロードができないため、家族の誰かがダウンロードする必要があります。ダウンロードができたら+メッセージでキッズケータイ宛てに壁紙を送り、キッズケータイ側で保存します。
メッセージ画面の背景を長押しして、「ギャラリー」から保存した壁紙を選べば、好きな壁紙に変わります。
まとめ
今作のキッズケータイ「KY-41C」は、スマホを欲しがる子どもにもかなり楽しめるのではないでしょうか。なぜなら+メッセージを使えば、LINEのようにテキストや写真でコミュニケーションが取れるからです。
ブラウザ閲覧や動画視聴はできませんが、キッズケータイの目的はあくまで子どもの「安心・安全」です。動画を見せたいなら家のパソコンやタブレットでいいと思いますし。
毎月ワンコイン(550円)で子どもの安全が手に入るなら、持っておくに越したことはないでしょう。
\カメラ・+メッセージ初搭載!/