この記事でわかること
- Pixel 8 Proと7 Proの比較
- Pixel 8 Proのカメラや新機能
- Pixel 8 Proがおすすめなひと
筆者はPixel 7 Proを約1年使用し、この度Pixel 8 Proに乗り換えました。それが想像以上に良かったのでその思いを伝えたい。
本記事はPixel 7 Proと比較しながら、何が良くなったのか解説していきます。
▼主なスペックは以下の記事で解説しています。
\オンラインショップなら事務手数料・待ち時間なし/
✅ドコモオンラインショップ価格:198,000円~
公式サイト:https://onlineshop.smt.docomo.ne.jp/
▼Youtubeでも解説中!
開封から外観レビュー
筆者は発売当日の10月12日に届いたので、執筆段階ではもう1週間以上使っています。開封はいつになってもドキドキするものですね。
段ボールを開けるとGoogleカラーで彩られており、一段と高揚感を高ぶらせます。Googleのこういうところが好き。改めて25周年おめでとうございます。
初回限定品と同梱品
▼中身はこんな感じ。初回限定でPixelポーチが付いてきます。
▼Google25周年のピンバッジも付いてた。
余談ですが、このポーチとピンバッジ、メルカリで出品されてます。
箱の中には7 Proと同じA to C変換アダプタ、C to Cケーブル、取扱説明書とSIMピンでした。
デザイン
Pixel 8 Pro | Pixel 7 Pro | |
サイズ 高さ×幅×厚さ |
162.6 mm×76.5 mm×8.8 mm | 162.9 mm×76.6 mm×8.9 mm |
重量 | 213g | 212g |
背面素材 | Corning®Gorilla®Glass Victus®2マット背面ガラス | Corning®Gorilla®Glass Victus®背面ガラス |
防水 | ○ | ○ |
今回購入したのはポーセリンというカラー。ホワイトではなくクリームに近いかな。
デザインはPixel 6シリーズから継承された帯状の「Pixelカメラバー」を採用。賛否両論ありますが、個人的にはiPhoneの背面デザインより好み。本機より望遠レンズもバーの中に入り、より洗練されたデザインになっています。
背面素材は、7 Proはつるつるしていたのに対し、8 Proではマット加工されていてサラサラ。触り心地は好みなんだけど、カバーしないと手から滑り落ちそう。
重量は1g差だから何も感じないけど、はじめて持つ人は重いと感じるかも。
ただ7 Proで少々困っていたのが以下。
画像のように本体の一部が宙に浮いていると滑り落ちてしまったところ、8 Proではそれがなくなりました。地味に嬉しい。背面にはCorning® Gorilla® Glass Victus® 2 のカバーガラスが採用され、耐久性もアップ。
センサーやボタン
センサーやボタンの名前
- SIM カードトレイ
- mmWave アンテナカバー
- 上部スピーカー
- 上部マイク
- 前面カメラ
- 電源ボタン
- 音量大 / 小ボタン
- 指紋認証センサー
- LED フラッシュ
- 温度センサー
- 望遠レンズ(5 倍)
- 背面カメラ: ウルトラワイド レンズ
- 背面マイク
- 背面カメラ: 広角レンズ
- NFC
- 下部スピーカー
- USB-C ポート
- 下部マイク
ディスプレイ
Pixel 8 Pro | Pixel 7 Pro | |
デザイン | フラットディスプレイ | エッジディスプレイ |
種類 | Super Actua ディスプレイ | QHD+LTPO OLED |
素材 | Corning®Gorilla®Glass Victus®カバーガラス | Corning®Gorilla®Glass Victus™カバーガラス |
サイズ | 6.7インチ | 6.7インチ |
アスペクト比 | 20:9 | 19.5:9 |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大120Hz |
輝度 | 最大:1600ニト ピーク:2400ニト |
最大:1000ニト ピーク:1500ニト |
ディスプレイは端に向かってカーブを描くエッジディスプレイだった7 Proに対し、8 Proではフラットディスプレイに変わったことでより強度が増しました。保護フィルムも貼りやすいそうな。
それ以上にまず持ちやすさ、操作のしやすさが段違いに良くなっていると感じました。あれだけ最高のスマホと思っていた7 Proが急に下火になってしまうとは・・
アスペクト比は7 Proでは19.5:9だったのが、8 Proで20:9に変更。リフレッシュレートは変わらず120Hzでブラウジングも快適。ディスプレイガラス素材は変わっていません。
カメラレビュー
レンズ種類 | Pixel 8 Pro | Pixel 7 Pro |
広角カメラ | 画素数:5000万画素 絞り値:ƒ/1.68 ピクセル幅:1.2 μm |
画素数:5000万画素 絞り値:ƒ/1.85 ピクセル幅:1.2 μm |
超広角カメラ | 画素数:4800万画素 絞り値:ƒ/1.95 ピクセル幅:0.8 μm |
画素数:1200万画素 絞り値:ƒ/2.2 ピクセル幅:1.25 μm |
望遠カメラ | 画素数:4800万画素 絞り値:ƒ/2.8 ピクセル幅:0.7 μm 光学ズーム:5倍 超解像ズーム:最大30倍 |
画素数:1200万画素 絞り値:ƒ/3.5 ピクセル幅:0.7 μm 光学ズーム:5倍 超解像ズーム:最大30倍 |
前面カメラ | 画素数:1050万画素 絞り値:ƒ/2.2 ピクセル幅:1.22 μm オートフォーカス |
画素数:1080万画素 絞り値:ƒ/2.2 ピクセル幅:1.22 μm 固定フォーカス |
本機から超広角カメラと望遠カメラの画素数が4800万画素に引き上げられました。絞り値も少なくなっていることからより多くの光を取り込むことができます。
超広角がオートフォーカスに対応したことで、マクロ撮影も可能になっています。
物撮りから風景写真など
基本的に設定はデフォルトのまま広角カメラでの撮影。拡大しても粗くならずに解像度が高い写真が撮影できました。
屋外での撮影は天候に恵まれましたが、輝度が低いスマホではかなり見えづらくなるところ、8 Proの輝度レベルに助けられました。屋外でもめちゃくちゃ明るく撮影できました。
夜景モード
このように比較すると、8 Proの方が深みがあるのが分かると思います。また7 Proでは街灯の光で白飛びしてしまっているところ、8 Proでは抑制してくれています。
ズーム機能
Pixel 8 Proでは光学5倍ズームから、デジタル30倍ズームまで望遠可能。百聞は一見にしかず、早速見ていきましょう。
超解像のデジタルズーム30倍なら、表情まで肉眼ではみづらいところ、画像のように解像度を落とすことなく撮影できます。
編集マジック
本機から搭載された編集マジック。今までは被写体を消せる「消しゴムマジック」がありましたが、今回は消すだけじゃありません。被写体を移動させたり大きさを変えたり。背景の空の色を変えたり。
AdobeのPhotoshopでできることがスマホでも手軽にできるようになりました。
正直こんな感想がよぎりましたが、いざ使ってみるとなかなか面白い。兼六園のヤマトタケル像で編集してみましょう。
▼元画像
\完成!/
おお!なんともエモいヤマトタケル像が出来上がった。こんな写真を持っているのは恐らく筆者だけだろう。他にも「音声消しゴムマジック」や「ベストテイク」といった新機能がありますが、詳細は以下で解説しています。
Pixel 8 Proのメリット(7 Pro比較)
これまでメリットも含めて解説してきましたが、それ以外のメリットと感じたところは以下の3点です。
Pixel 8 Proのメリット
- 夜景モードが切り替えやすい
- カメラのプロ設定を使いこなせれば面白そう
- 音質が良くなりよりボリュームが大きくなった
夜景モードが切り替えやすい
7 Proでは夜景モードの切り替える際、標準カメラから数えて3回左に切り替えないと夜景モードにならなかったところ、8 Proでは標準カメラの右隣に変わり、切り替えが断然早くなりました。
画像のように8 Proでは右隣に配列されており、静止画と動画の切り替えはすぐ下でできます。一方、7 Proでは夜景モードが見えないところにあり、左に切り替えていかないと姿を現しません。動画も同じ配列に組み込まれています。
夜景モードを使う人にとっては、直感的に切り替えることができるようになったため、かゆいところに手が届いた改善だと個人的に思います。
カメラのプロ設定を使いこなせれば面白そう
Pixel 8 Proにのみ搭載されている「プロ設定」では、明るさ、シャドウ、ホワイトバランス、フォーカス、シャッタースピード、ISO感度がカスタマイズできます。
プロ設定の方は、明るさを少し上げてシャドウを削って撮影してみました。同じ写真でも明るさが断然違うのが分かると思います。
他にもシャッタースピードを遅くして光で遊んでみたり、暗い場所でISO感度を上げて撮影するのもおすすめです。これができるのは現状8 Proのみなので、より充実したカメラを使いたい人は8 Proがいいでしょうね。
音質が良くなりよりボリュームが大きくなった
元々7 Proでも音質は良く音量も大きかったのですが、8 Proからさらに音質・音量ともに上がった印象です。これは個人差があるかもしれませんが。
Bluetoothコーデックでは、7 Pro同様、SBC、AAC、LDACの切り替えが可能です。
Pixel 8 Proのデメリット(7 Pro比較)
デメリットと感じたところは以下の3点です。
Pixel 8 Proのデメリット
- 価格が高くなった
- 発熱が気になる
- 温度センサーの使い道がいまいち分からない
価格が高くなった
7 Proと比較して3万円程値上がりしました。円安の影響もありますが、筆者が購入したのはストレージ256GBで169,900円。痛い。
ただ7 Proが70,100円で下取りに出せるのに加え、ストアクレジット50,000円分もらえるから実質4.9万円だな。と自分に言い聞かせポチりました(ただ7 Proを下取りに出すのを躊躇っている・・何かと便利だし比較対象にできるし)。
これだけは言える。全然後悔してません。
関連記事
▶ソフトバンクでPixel 8が2年使えて実質24円を解説
※Pixel 8 Proじゃないよ
温度センサーの使い道がいまいち分からない
8 Proに密かに搭載されている「温度センサー」。人間の体温は測れませんが、液体や物体の温度を測ることはできるみたい。ただ何に使えるかいまいち分からない。
物は試し!実際にやってみよう。
プリインストールされている温度計アプリを開き、
温度を測りたい材質を選びます。今回は熱い飲み物を測るので「飲料&水」を選択。
無駄にポートレートで撮影した熱々のコーヒーを用意し、いざ実践。
ほう。
まずはちゃんと測れたし、非常に高温と注意までしてくれている。
ただ・・・
やはりそれ以上でもそれ以下でもない。これは温度を測るためだけの機能なのだ。それ以上何を期待する?
いやしかし、熱々を用意したはずなのに60℃はないんじゃないの?と半信半疑になりましたが、赤ちゃんのミルクの温度を測ったりするときには便利かもしれませんね。
まとめ
個人的にスマホは毎日使うものなので、ある程度の投資はすべきだと思います。安かろう悪かろうという言葉がある通り、2~3万円で購入できる機種はそれ相応であり、ストレスも相応にかかる。期待されても困るのが実情。
ストレスフリーで使いたいならプロモデルとはいかなくとも、10万円前後のハイエンドは選ぶべきだと個人的には思います。まぁ人それぞれ。
長くなりましたが、個人的に8 Proは良機種であることに間違いありません。筆者はドコモユーザーなのでOPPOやXiaomiなどのメーカーは使ったことがなく甲乙つけがたいのですが、今ドコモで購入できる端末の中でもトップクラスなのは間違いないし、Galaxy S23 Ultraレベルに匹敵するスマホです(Galaxyは値段が20万超える)。
ぜひご検討ください。
\オンラインショップなら事務手数料・待ち時間なし/
✅ドコモオンラインショップ価格:198,000円~
公式サイト:https://onlineshop.smt.docomo.ne.jp/