2023年7月1日よりドコモ光のプロバイダ「OCN」が「OCN インターネット」として生まれ変わりました。これにより、ドコモが提供していたプロバイダ「ドコモnet」や「plala」は、同年6月30日をもって新規受付終了しています。
元々、ドコモ光プロバイダの「OCN」はタイプBのプランでしたが、「OCN インターネット」に名称を変え、タイプAプランとなりました。厳密に言えば、「OCN(タイプB)」が終了し、新たに「OCN インターネット」がタイプAに登場したと言った方が正しいかもしれません。
この記事は、「OCN インターネット」のサービス概要や、旧OCNから何が変わった、さらにドコモ光の人気No.1のプロバイダ「GMOとくとくBB」とどちらがおすすめかを解説していきます。
この記事でわかること
- OCN インターネットってどんなプロバイダ?
- OCNを契約しているけど変えた方がいいの?
- OCN インターネットに変えるのに注意点はある?
- GMOとくとくBBと迷っているけどどっちがいいの?
OCN インターネットが生まれた背景
ドコモでは「OCN(タイプB)」をはじめ、「ドコモ net」や「plala」といった同グループでISP(インターネットサービスプロバイダ)を提供していました。また光回線では、OCNは「OCN光」、plalaは「plala光」と別サービスを提供していたこともあり、サービスや品質が分散していました。
このように同グループで別サービスが複数存在していたものをひとつに集約し、応対品質や通信品質を向上していくというメリットが挙げられます。
また同年7月1日から新たにahamo専用光回線「ahamo光」も開始され、利用者にとってはより精査されたサービスになったのではと感じています。個人的に。
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OCN インターネットのサービス概要
OCN インターネットはドコモ光の1ギガ・10ギガともに対応しており、それぞれタイプAで契約できます。OCN インターネットのプロバイダ提供条件を見ていきましょう。
ドコモ光1ギガ・10ギガ | |
提供エリア | 全国 (10ギガは提供エリアのみ) |
契約名義 | 個人/法人 |
ドコモ光プラン | タイプA |
メールアドレス数 | 1つ |
メールBOX容量 | 10GB |
ドメイン | ocn.ne.jp |
メールウイルスチェック | 送信ウイルスチェックサービス |
迷惑メールフィルタ | 迷惑メール自動判定 |
総合セキュリティソフト | マイセキュア(1ライセンス:12ヵ月無料) |
リモートサポート | 有料 |
訪問サポート | 初回無料(6ヵ月以内) |
IPv6 | IPoE IPv4 over IPv6 |
独自サービス | マルウェア不正通信ブロックサービス |
プロバイダ窓口 | OCNカスタマーフロント TEL:0120-506506(無料) 受付時間:10:00~19:00 (日・祝・年末年始除く) |
旧OCNとOCN インターネットは何が違う?
同じOCNグループが提供しているのは間違いありませんが、サービスの内容が微妙に違うところがあります。細かく見ていきましょう。
OCN | OCN インターネット | |
ドコモ光1ギガ | タイプB | タイプA |
ドコモ光10ギガ | 非対応 | タイプA |
レンタルWi-Fiルーター (1ギガのみ) |
メッシュWi-Fi機能あり | メッシュWi-Fi機能なし |
訪問サポートの無料範囲 | ○ | △ |
旧OCNではドコモ光10ギガに対応していませんでしたが今回から対応。レンタルWi-Fiルーターではメッシュ機能(中継器みたいなもの)が利用できなくなるというデメリットはありますが、メッシュ機能は必要ないレベルのルーターを貸してくれるらしい。
タイプBからタイプAで月々が安くなる
OCNはドコモ光プランにおいてタイプBのプロバイダでしたが、OCN インターネットに変更することでタイプAで契約できます。
戸建て | マンション | |
タイプA | 5,720円 | 4,400円 |
タイプB | 5,940円 | 4,620円 |
タイプB→Aに変更することで、差額220円安くできます。
OCN(タイプB)からOCN インターネットへ変更する場合、プロバイダ変更手数料として3,300円掛かります。
IPoE方式のインターネット接続できる
OCN インターネットは「IPoE(IPv4 over IPv6)接続」と「PPPoE接続(1ギガのみ)」に対応しています。
新方式IPoE接続におけるIPv4 over IPv6では、混雑を避け快適にインターネットができます。またIPv6に加えIPv4のWEBサイトも閲覧可能。
OCN(タイプB)契約中ならOCN インターネットへ変えた方がいいの?
結論変えた方がいいと思います。しかし、状況によっては現状維持にする方が得策の場合があります。以下の内容を参考に、おすすめな理由・おすすめしない理由を確認してから決めましょう。
おすすめな理由
- ドコモ光の月額料金が220円安くなる
- サービス内容はほとんど変わらない
- ドコモ光10ギガへ変更予定だ
おすすめしない理由
- 近々(1年以内など)ドコモ光の解約を考えている
- ドコモ光×OCN(タイプB)にして1年経っていない
月額料金が安くなるのはもちろん、ドコモ光10ギガへ変更するひとはOCN(タイプB)は非対応だったため、大きなメリットでしょう。
しかし、①プロバイダ変更手数料(3,300円)や②レンタルルーターが1年未満なら返却が必要となるためデメリットと感じる人もいるでしょう。▼①②は次の章で詳しく解説しています。
OCNからOCN インターネットの注意点
現在タイプBでOCNを契約している場合、OCN インターネットが魅力に感じる人も多いでしょう。OCN インターネットを契約する前に、ここからは注意点を解説していきます。
プロバイダ変更の注意点
- OCNからOCN インターネットへは自動移行されない
- プロバイダ変更手数料が掛かる
- OCNからOCN インターネットはルーターの返却が必要
- 一度解約するとOCNは契約できない
OCNからOCN インターネットへは自動移行されない
現在OCN(タイプB)を契約している人は、残念ながらOCN インターネットへは自動移行されません。もちろんドコモnetやplalaを契約している人も同様です。
2023年7月1日以降も、「OCN(タイプB)」「ドコモnet」「plala」を契約している人は引き続きサービスは継続されます。OCN インターネットにしたい場合は申し込みが必要です。
プロバイダ変更手数料が掛かる
OCNとOCN インターネットは異なるプロバイダのため、プロバイダを変更する際は3,300円の手数料が発生します。
タイプBとタイプAの月額差額は220円のため、15ヵ月間経過で元が取れる計算です。ドコモ光を解約する予定がないなら変更をおすすめします。
OCNからOCN インターネットはルーターの返却が必要
対象者:ドコモ光のプロバイダをOCNを利用して1年未満の場合のみ
ドコモ光を契約、かつプロバイダをOCNにしてWi-Fiルーターをレンタル、利用期間が1年未満の場合、OCN インターネットへの変更時にレンタルルーターを返却する必要があります。
しかもOCN インターネットへ変更後はルーターはレンタルできず、自分で用意する必要があります。
レンタルルーターを1年以上利用している場合は、ルーター自体の所有権は利用者に譲渡されているため返却の必要はありません。であれば、1年経過するまで待つのも賢明でしょう。
またOCNにこだわらないなら、Wi-Fiルーター無料レンタルしているプロバイダへ変更するのもひとつです。
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一度解約するとOCN(タイプB)は契約できない
現在OCN(タイプB)を契約している人がドコモ光を解約してしまうと、OCN(タイプB)は契約できず、次回からは「OCN インターネット」か他のプロバイダとなります。
新規受付終了した「ドコモnet」や「plala」においても同様、解約すると新規契約はできません。
OCN インターネットのよくある質問(ドコモnet、plalaも)
OCN インターネットのよくある質問を集めました。
OCN インターネットにするメリットはある?
プロバイダとして20年以上の実績があり、サービスや通信品質など安心して契約ができるほか、無料のWi-Fiルーターレンタルや、訪問サポートの利用ができます。
またOCNのままドコモ光10ギガにしたかった人にとっては待望の変更点です。現在ドコモ光のタイプBで契約している人や、これからドコモ光を検討している人へもおすすめできます。
OCN(ドコモnet、plala)を契約しているけどOCN インターネットは自動で切り替わるの?
自動では切り替わりません。
OCN インターネットへの変更は、プロバイダ変更の申し込みが必要です。またプロバイダ変更手数料として3,300円がかかります。
OCN(ドコモnet、plala)は継続できるの?
2023年6月30日までにOCN(あるいはドコモnetやplala)を契約している場合、同年7月1日以降も継続できます。
現時点ではサービス終了の予定はありません。
ドコモ光以外でOCN(plala)を契約してるけどドコモ光にしたらプロバイダは引き継げるの?
現在ドコモ光以外でOCNを契約している場合、ドコモ光を契約すると「OCN インターネット」か、あるいは他プロバイダとなります。OCN インターネットにする場合、OCNのメールアドレスや接続設定情報は引き継がれます。OCN(タイプB)への申し込みはできません。
また同条件でplalaを契約している場合、ドコモ光を契約するとタイプAとして引き続きplalaを引き継げます。plalaのメールアドレスや接続設定情報も引き継がれます。
OCN(ドコモnet、plala)は引っ越しや1ギガから10ギガへの品目変更したい場合でも継続できる?
解約やプロバイダ変更ではないため継続できます。
一度解約してしまうと、新規申し込みはできません。
プロバイダ人気No.1のGMOとくとくBBと比較
今回、OCNが「OCN インターネット」として、ドコモ光タイプAになったことで、昔からのOCNユーザーにとっては朗報でしょう。しかし、これからドコモ光にしようと検討している人であれば、どのプロバイダにしようか迷う人も多いはず。
ここからは、ドコモ光で人気No.1のプロバイダ「GMOとくとくBB」と比較していきましょう。
OCN インターネットとGMOとくとくBBのスペック比較
OCN インターネット | GMOとくとくBB | |
提供エリア | 全国 (10ギガは提供エリアのみ) |
|
契約名義 | 個人/法人 |
|
ドコモ光プラン | タイプA |
|
メールアドレス数 | 1つ | 15 |
メールBOX容量 | 10GB | 無制限 |
ドメイン | ocn.ne.jp | gmobb.jp |
メールウイルスチェック | 送信ウイルスチェックサービス | ウイルスチェックサービス |
迷惑メールフィルタ | 迷惑メール自動判定 | 迷惑メールフィルタサービス |
総合セキュリティソフト | マイセキュア (1ライセンス:12ヵ月無料) |
インターネット安心セキュリティ (12ヵ月無料) |
リモートサポート | 有料 | - |
訪問サポート | 初回無料(6ヵ月以内) | 初回無料(12ヵ月以内) |
IPv6 | IPoE IPv4 over IPv6 |
IPoE IPv4 over IPv6 |
独自サービス | Wi-Fiルーター無料レンタル マルウェア不正通信ブロックサービス Webメール |
Wi-Fiルーター無料レンタル ホームページ(350MBまで) Webメール メール転送サービス |
プロバイダ窓口 | OCNカスタマーフロント TEL:0120-506506(無料) 受付時間:10:00~19:00 (日・祝・年末年始除く) |
◆入会前 TEL:0120-377-109(無料) 受付時間:10:00~19:00(年中無休) ◆入会後 TEL:0570-045-109(有料) 受付時間:10:00~19:00 ※問い合わせ内容によって営業日が異なる |
プロバイダのスペックでは大きな違いは見られません。PCメールに多少の違いはあれど、最近ではあまりメールを使用している人は少ないですし。あとはセキュリティソフトがGMOとくとくBBの方が多少長い程度でしょう。
続いてプロバイダ別通信速度を見てみましょう。
OCN インターネットとGMOとくとくBBの速度比較
プロバイダ | 通信速度 |
OCN インターネット |
測定件数: 12300件 |
GMOとくとくBB |
測定件数: 13807件 |
(参考)2023年9月11日計測
通信速度はほとんど同じですが、GMOとくとくBBの方が測定件数が多い割に通信速度が速いため、安定していると言えます。数値が低ければ低いほど、インターネットの応答速度が速いPing値はでは、OCN インターネットの方が多少速いことになります。
ドコモ光の通信速度で言えば、GMOとくとくBBとOCN インターネットが二強と言えるでしょう。
続いてそれぞれのキャンペーンを見ていきましょう。
OCN インターネットとGMOとくとくBBのキャンペーン比較
最後に比較したいのがキャンペーンですが、結論「GMOとくとくBB」に勝るキャンペーンはありません。また、残念ながらOCN インターネットにキャンペーンはありません。
ドコモ光×GMOとくとくBBのキャンペーンを見ていきましょう。
当サイトからドコモ光×GMOとくとくBBを申し込むと45,000円キャッシュバック
当サイト経由でドコモ光×GMOとくとくBBを申し込むと、オプション加入不要で45,000円キャッシュバックがもらえます。
ここでは、ドコモ光×GMOとくとくBBの通常サイトと当サイト経由のどちらがお得かを比較していきます。
当サイト経由 | 通常サイト | |
キャッシュバック | 45,000円 | 最大65,000円※1 |
他社から乗り換え | +15,000円 | +15,000円 |
10ギガプラン申し込み | +10,000円 | +20,000円 |
ドコモ提供特典 | dポイント+2,000pt | dポイント+2,000pt |
※1 連絡希望日時を【平日14~17時】に指定し、「Lemino」「DAZN for docomo」「ひかりTV(2年割)」を申し込んだ場合
通常サイトで最大64,500円をもらうなら、Lemino(月990円)、DAZN for docomo(月3,700円)、ひかりTV(月2,750円~)の3点を、最低90日間の利用が条件となるため、それだけでも2万円を超えてしまいます。
であれば、始めからオプション加入不要の当サイトから申し込むほうが、解約などのわずらわしい作業も必要ないため楽でお得ということです。よって、GMOとくとくBBの方が断然お得なのでおすすめです!
ドコモ光を申し込むなら以下のリンクから申し込みましょう。
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他社から乗り換えならさらに15,000円増額!
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まとめ
OCN インターネットについて解説しました。
サービス内容は基本的に変わりませんが、ドコモ光の月額料金が220円でも安くできるのは大きいでしょう。
ただOCN(タイプB)からOCN インターネットへのプロバイダ変更に手数料が掛かるのは解せない!いや、掛かるのはしょうがないとして、キャンペーン期間とか設けてキャッシュバックとかdポイントで補填とかするべきだ。と言うのが正直な感想。
まぁ現行のプロバイダが強制終了するわけではないからいいんですけど、OCNユーザーからしてみると目の前に人参ぶら下げられてる状態じゃないですか(揶揄じゃない)。そこんとこ検討してほしいなとは思います。
これからドコモ光を検討している人や、タイプBで契約している人は参考にしてください。
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